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SUPERNOVAのバランサー グァンス、愛されキャラのジヒョク、ファッションアイコンのゴニル……それぞれの個性をピックアップ

リアルサウンド

20/5/31(日) 10:00

 2018年に完全体としてカムバックしたSUPERNOVA。「超新星」から名を改め、自ら事務所を立ち上げてスタートした彼らの歩みは頼もしくも初々しい。2019年に日本デビュー10周年を迎え、アニバーサリーツアー+ファンミーティングの模様を収録したDVDを、その年のクリスマスイブにリリースした。さらに購入者特典としてネットサイン会を実施。サイン会では、1人ひとり丁寧にファンのニックネームを呼びかける姿が印象的だった。

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 これまで培われた確かな実力と、ここから始まるのだというピュアな意気込み。その稀有なバランスが、今のSUPERNOVAにはある。そんな5人の魅力を振り返る第2弾。今回は、派生ユニット・Funky Galaxyとしても活動している、高校時代からの友人でもあるラップ担当の3人、グァンス、ジヒョク、ゴニルをピックアップしていく。

■外見も内面も男前なバランサー・グァンス
 筋骨隆々の肉体とクールな視線、男気溢れるパフォーマンスで知られるグァンス。一見すると近寄りがたい雰囲気だが、彼を知れば知るほど、その根底にある優しさに気づかされる。SUPERNOVAはリーダー兼社長であるユナクを中心に動き、Funky Galaxyはゴニルがプロデューサー視点に立つことが多い。その2グループでの活動を振り返り、グァンスは「自分自身では意識してなかったけど、いつのまにかバランサー的な役割になったのかな」と話す。(参照:CLASSY.)

 可愛らしさとカッコよさ、アイドルとしての親しみやすさとアーティストとしてのスター性、作り手のこだわりと受け手から見たわかりやすさ。グループとしてやりたいことがしっかりファンに伝わっているのか、メンバー1人ひとりの調子はどうか……関わる全ての人の歩調を確認しながら進むような人なのだ。以前、バラエティ番組『スパノバ研究所』でゴニルが料理の材料を買い出しに行ったところ、なかなか帰ってこないシーンがあった。そのときにグァンスは「天気もいいから散歩に行っちゃったかも」とポツリ。すると、そのとおりゴニルはポカポカ陽気の中でヨーグルトを食べてマイペースに休憩していた。

 もしかしたらグァンスの力強い眼差しや鍛え抜かれた筋肉は、愛するメンバーが自由に活動できる空間を守ろうという決意が顕在化したものなのかもしれない。そんなグァンス自身が自由気ままになったとき、どのような表情を見せるのか。それを知ることができるのが、今年4月に立ち上がったグァンスの公式YouTubeチャンネルだ。サッカー日本代表の大久保嘉人選手をゲストに招いての止まらないボーイズトーク。おすすめの映画トークでは、ロマンチックな名作が並び、好きなことに夢中になる一面も持ち合わせていることを知る。また、5月29日にはフォト&エクササイズ・ブック第二弾『K talk To K2』を発売。自分自身を磨くことに決してゴールがないように、年々強さと愛情が増していくグァンスの魅力も底なしだ。

■いつも笑顔の愛されハッピーマン・ジヒョク
 年齢を重ねてもSUPERNOVAが、フレッシュなアイドル的魅力を放っているのは、変わらぬジヒョクの笑顔にあるかもしれない。日本でデビュー後、10年を振り返ったインタビューで、真っ先に「僕は体重が変わった!」とその場を盛り上げる。というのも、ジヒョクはぽっちゃりとしていた時期があり、「ハッピーブタ」という愛称で呼ばれていたこともあったから。(参照:CLASSY.)

 ユナクがプロデュースするアイドル発掘プロジェクト『G-EGG』でも、繰り返しアイドルにとって体重管理がいかに大切かを語っていたのを思い出す。そのユナクが「ジヒョクは痩せましたね。本当にジヒョクは今がいちばんカッコいい」と答えたのは、何よりもその努力を認めている証だろう。また以前、音楽トーク番組『music monster』に出演した際、グァンスが「感動した話」として、ジヒョクがファンからのリクエストで1人で歌を歌ったときのエピソードを披露していた。「いつもラップ担当で」と前置きをしつつも「一番歌ができない」ジヒョクを、心配しながらその様子を見ていたところ、ファンもメンバーと同じようにまるで息子の成長を見守るように愛情に満ちた眼差しであったことに感動したという。

 どこか放っておけない愛らしさ。ついついツッコミたくなる天真爛漫さ。いつでも笑顔でまわりに元気を届ける天性のアイドルマインド。そしてやると決めたらストイックに取り組むプロ意識。そんなジヒョクへの信頼があればこそ、メンバーも愛を込めてイジり倒すのだ。その風景が、大人の男性の魅力を放つSUPERNOVAの中に、失われることのない少年感をあぶり出す。もちろん、アーティストとしても「ジヒョクのラップは、ハスキーボイスがすごい魅力的だと思います。結構、曲の中で一番おいしいところをジヒョクが歌ったりしているんです」(ゴニル)と、欠かせない存在であることは言うまでもない(参照:MusicVoice)。

■クリエイティブなファッションアイコン・ゴニル
 漢字表記で「健一」と書くことから、ファンに「健ちゃん」と呼ばれることもあるゴニル。マンネ(末っ子)でありながら長身で落ち着いた印象のゴニルは、絵やファッションを愛し、自ら作詞作曲も手がける根っからのクリエイター。絵を描けばその繊細なタッチと深読みしたくなるタイトルでファンを魅了し、ファションを手がければアパレルブランド「フライノック」のゼネラルマネジャーとなり、バックステージを支えるだけでなく、自らランウェイモデルを務める。音楽面ではFunky Galaxyの大黒柱として3人をリードする。今年1月にリリースしたラブソング「Sketch」もゴニルが作詞作曲に参加しており、艶っぽい声色が光る。そのアーバンな雰囲気にうっとりと酔いしれることができる作品に仕上がっている。

 これほど自分の感性を発揮して活動できるのは、誰にも縛られない自由人だからこそかもしれない。先述した通り、番組内でマイペースな言動を披露して笑いを誘うのは序の口で、帰りの車の手配が遅くなれば1人で歩いて帰ってしまうこともあるそう。「Sketch」についてはA~Eパターンまで仮歌を作っていたというのだが「ツアー中に作っていたので、楽屋で仮歌ができるたびにジヒョクの耳もとでずっと歌っていました」と暴露。もちろんジヒョクからは「めんどくさい~(笑)」と言われてしまうのだが、そんな遠慮のないやりとりができるのも、高校時代からの親友ならではだろう。(参照:CLASSY.)

 多方面で才能を開花しているゴニルだが、今後はさらに演技の仕事も増やしていきたいと意欲的。インスパイアされれば、15分で1曲を仕上げることもあるそう。しかし、「個展はやりたいんですが、以前個展をやったときに、個展をやるから絵を描くというのが嫌だったんです。いつか本当に自分が好きな時間に描いて、描きためて準備ができたらやりたいなと思っています」「(モチベーションを上げるのは)休むことです。忙しい時にはインスパイアされなくなるんです。いろいろなことに目が向いちゃうので」と、なかなかゴニルのペースはつかみにくい。(参照:Marisol ONLINE)だが、そんな我々の想像に収まらない天才だからこそ、ゴニルの動きを見届けるのは飽きることがないのだ。(佐藤結衣)

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