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木村拓哉「LOST JUDGMENT」主人公の魅力は「ずっとぶれない部分」

ナタリー

木村拓哉

9月24日に発売されるセガのゲームソフト「LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶」の完成披露記者会見が本日9月10日に東京都内で開催。主演を務める木村拓哉らが登壇した。

「LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶」は2018年12月に発売された「JUDGE EYES:死神の遺言」の続編で、木村が扮する元弁護士の私立探偵・八神隆之を主人公としたリーガルサスペンスアクションゲーム。本日の発表会には木村のほか、共演の玉木宏、山本耕史、光石研、中尾彬、総合監督の名越稔洋氏が登壇し、作品に関するエピソードを語った。

木村は大ヒットを記録した前作「JUDGE EYES:死神の遺言」の反響を「インタビューしてくださる女性アナウンサーの方とか、『まさか』と思うような方から『クリアしました……』と小声で言われたりして。なぜかみんな小声なんですけど(笑)。でもたくさんプレイしてくれた人がいてうれしかったです」と語る。名越氏は前作に続いて八神を演じた木村の様子を「八神というキャラクターになってもらうところから始まると思っていたら、頭から八神でした(笑)」と明かし、木村は八神というキャラクターの魅力を「前作からずっとぶれない部分が強みだと思います。あと、彼個人の魅力もですが、周りで支えてくれる人にも恵まれているキャラクターですね」と語った。

トークセッションの後半では今回のストーリーにちなみ、登壇者それぞれが探偵、弁護士、犯人のうちどの役どころを演じてみたいかについて語り合うひと幕も。山本が「100%探偵ですね。弁護士はセリフが難しすぎます(笑)」と話し、光石が「探偵も弁護士も大変なので、犯人です。とにかく『うるせえ、逃げろ!』とだけ言って……」とかわすと、木村は「現場はそれじゃ許しませんよ?(笑)」とツッコむ。そんな木村が「中尾さんは犯人ですか? 証拠として事件現場にネジネジが落ちていて(笑)」と振ると登壇者たちは爆笑。中尾は「60年やってると昨日は犯人、今日は弁護士、明後日は裁判長みたいにいろいろやりました。でも今犯人をやったらうまいと思うよ?」と自信を見せた。

一方、玉木は今回の木村との“共演”を終えての思いを「自分は木村さんが出ていたドラマを観てこの世界に入ったので、今回共演させていただけるのを非常に楽しみにしていたんですが声だけの共演だったので……願わくば『LOST JUDGMENT』の実写版でご一緒したいですね」と、名越氏を見つめながら明かす。名越氏は「いい加減なことは言えないんですが(笑)、とても光栄な言葉です」と玉木の言葉に感謝を返していた。

このゲームの主題歌はjon-YAKITORY feat. Adoによる楽曲「蝸旋」。名越氏は2人を起用した経緯を「今回のストーリーでは高校が舞台の1つになっているので、うんと若い人にお願いしたほうが親近感があるものが作れるのではないかと。そして去年の秋くらいにYAKITORYくんの楽曲を紹介してもらって、その中にあった女性の歌入りの曲を聴いて『この子はいったい何者だ』とぶっ飛んだんです。そしたら当時高校生と聞いて、ほかの選択肢が見えなくなりました」と語った。またjon-YAKITORYは「前進していこうとする人の生き様を描いて、単純な善悪では測れない曲にしようと思って作りました」、Adoは「被害者にも加害者にもなってしまった人の後悔や葛藤を意識して歌いました」と、それぞれ制作時を振り返るビデオメッセージを寄せた。

本日9月10日からは「LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶」の体験版の配信がスタート。主題歌「蝸旋」は9月17日に配信リリースされる。

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