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二宮和也が邦画初の快挙に歓喜、「浅田家!」ワルシャワ映画祭で最優秀アジア映画賞

ナタリー

20/10/19(月) 5:00

左から中野量太、二宮和也。

「浅田家!」が第36回ワルシャワ国際映画祭の国際コンペティション部門で最優秀アジア映画賞(NETPAC賞)を受賞。主人公・政志を演じた二宮和也(嵐)と、監督の中野量太から喜びのコメントが届いた。

写真家・浅田政志による写真集「浅田家」「アルバムのチカラ」を原案とした本作。4人家族の次男として育った政志の半生が描かれ、妻夫木聡、平田満、風吹ジュン、黒木華、菅田将暉らが共演した。

授賞式はポーランド現地時間10月17日にワルシャワ市内の映画館マルチキノで行われ、同映画祭において初めて邦画作品が最優秀アジア映画賞に選ばれた。授賞理由について、審査委員は「現在の混沌とした時代にこそ必要とされる希望に満ちた、非常に感動的で楽しい作品でした。誰もが大きな心を持ち、純粋な夢を決してあきらめない、ユニークなある家族の悲しみと喜びの描写が素晴らしく、私たちは最優秀アジア賞(NETPAC賞)を授与いたします」と説明している。同映画祭での邦画の受賞は、2007年に吉田大八の「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」がフリースピリットコンペティション部門大賞を獲得して以来だ。

新型コロナウイルスの影響で渡欧が叶わなかった二宮と中野だが、吉報に際してコメントを発表。二宮は「こういった映画祭があるからこそ、世界の人に観ていただく機会があり、世界中にある“家族というものの一つの形”を感じて頂くことができたのかなと思います」と喜びをにじませ、「賞をいただけたことはもちろん光栄ですが、映画を観た皆さんの感想で、たくさんの方が久しぶりに映画館に行ったきっかけが『浅田家!』だと言ってくれているのを知り、すごく嬉しかったです」と作品が持つパワーに言及。中野も「この映画が言葉の壁や国境も超えて海外の人にも受け入れられたということがとても嬉しいです」と心境を伝えた。

「浅田家!」は全国で上映中。

二宮和也 コメント

まずは監督、受賞おめでとうございます! 朝起きて、「最優秀アジア賞を受賞しました」という知らせが深夜に来ていたことを知り、大変驚きました。人から人へ気持ちが伝わったことが嬉しいです。それだけでも嬉しいです。最初から賞を目的として、作品に参加したわけではありませんが、こういった映画祭があるからこそ、世界の人に観ていただく機会があり、世界中にある“家族というものの一つの形”を感じて頂くことができたのかなと思います。賞をいただけたことはもちろん光栄ですが、映画を観た皆さんの感想で、たくさんの方が久しぶりに映画館に行ったきっかけが「浅田家!」だと言ってくれているのを知り、すごく嬉しかったです。色々な価値観の人が集まって一つのスクリーンで同じものを共有できる映画館という場所に人が戻ってきて、お客さんが「よかった」と言ってくれる作品を作れたことが何より素晴らしいと思います。

中野量太 コメント

この映画が言葉の壁や国境も超えて海外の人にも受け入れられたということがとても嬉しいです。国際コンペティション部門に選ばれた理由も「この苦しい時代だからこそ、こういう映画が必要だ」というものだったのですが、受賞理由も同じだったと聞いて嬉しかったです。

(c)2020「浅田家!」製作委員会

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