東京・吉祥寺シアターの「吉祥寺からっぽの劇場祭」が、明日8月9日まで同劇場で開催されている。

7月23日にスタートした「吉祥寺からっぽの劇場祭」は、吉祥寺シアターが開館15周年を機に、“これからの劇場のあり方”を考えて実施するレジデンスプログラム。同イベントではこれまでに、山下恵実がコンセプト・演出を手がけたパフォーマンスプログラム「（in）visible voices-目にみえない、みえる声たち-」、参加者が与えられた指示書に従って劇場内を回るツアー型プログラム「からっぽの中身ツアー」、ヌトミックの額田大志によるサウンドインスタレーション「19 Voices」といった企画を展開してきた。

本日8月8日20:00からは額田企画によるコンサートプログラム「Play from someone（nice sound!）」が、劇場の公式YouTubeチャンネルで配信される。またチーフキュレーターの綾門優季が劇場の奈落に滞在して執筆するコラム企画「奈落暮らし」と、綾門が劇場の記録映像を鑑賞してレビューを書く「記録映像レビュー」がnoteにて随時更新されているほか、劇場の屋上菜園の野菜を収穫する様子を映像配信する「収穫の儀」を明日9日に実施。さらに10日には、オンライン上でクロージングパーティが開かれる。

なお山下の「（in）visible voices-目にみえない、みえる声たち-」のアーカイブ映像は、劇場祭の会期後も劇場のYouTubeチャンネルで公開される。併せてオンラインシンポジウム「吉祥寺をからっぽにしないために」とウンゲツィーファ「一角の角」のアーカイブも、同チャンネルで明日9日まで配信中だ。

吉祥寺シアターレジデンスプログラム「吉祥寺からっぽの劇場祭」

2020年7月23日（木・祝）～8月9日（日）
東京都 吉祥寺シアター