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浜崎あゆみのサマーソングはなぜ求められる? 『FNSうたの夏まつり』2年連続メドレー披露

リアルサウンド

19/7/24(水) 19:30

 浜崎あゆみが、7月24日放送の『2019 FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)に出演。「BLUE BIRD」を含むサマーソングを披露する。

(参考:浜崎あゆみの宇多田ヒカルカバーはなぜ“新たな代表作”となった? 『FNS歌謡祭』出演を機に考える) 

 昨年の『2018 FNSうたの夏まつり』では「BLUE BIRD」、「Greatful days」の2曲の夏ソングメドレーを披露した浜崎。以前、当サイトでも紹介したように、1990年代の終わりから2000年代に入ってもヒット曲をリリースし続け、“夏の女王”として君臨し続けてきた。今回披露する「BLUE BIRD」は、2006年にリリースされ、シングル総売上枚数2,000万枚を突破するなどの快挙を成し遂げた浜崎の代表的なサマーソングだ。(参考:浜崎あゆみ、“夏の女王”として再び輝く? 『FNSうたの夏まつり』出演とアルバムへの期待)

 では、なぜ浜崎あゆみの夏ソングはヒットを飛ばし続けたのか。それは彼女しか出せない“せつなさ”にあると思う。例えば、「BLUE BIRD」での華やかなサウンドの中で歌われる〈『青い空を共に行こうよ どこへ辿り着くんだとしても/もしも傷を負ったその時は/僕の翼を君にあげる』そう言って君は少し泣いた〉というフレーズは、聴き手の胸を締めつける。孤独がふわっと香るからだ。支え合える相手がいるということ、そんな相手と“青い空”を見ることができることーーそれは当たり前に得られる幸福ではない。同曲には、そんな相手に“やっと出会えた”歓喜が描かれている。

 また同じく人気が高い楽曲「July 1st」の〈明日晴れたら/あの海へ行こう/昨日流した涙の痛みを/優しさに変えて〉や「Greatful days」の〈悲しみの為に楽しむ事/置き去りにしないで〉も浜崎らしいフレーズだ。聴き手が抱えているであろう悲しみや不安を理解した上で、“今を楽しもう”と私たちの背中を押している。しかも、そのどれもが“すぐに終わってしまうもの”として描かれることが多い夏を舞台にしているからこそ、上記で述べたようなフレーズの数々には儚さを感じるのだ。

 大ヒット曲「Boys & Girls」もそうだ。若さゆえに抱いてしまう不安感や虚無感を描きつつ、それらを振り払ってひたすら前へと走り出す“僕ら”を描いている。当時のティーンたちはそんな“あゆ”の姿に共感し、生きていく勇気をもらいその夏を過ごしていたのではないだろうか。

 この他にも、『glitter/fated』、『Sunrise/Sunset ~LOVE is ALL~』、『MOON/blossom』と夏ソングは次々とリリースされてきた。“浜崎あゆみの夏ソング”は、アッパーで輝かしいイメージが強いかもしれない。けれど、そんな楽曲の数々には孤独を抱く人たちに向けられた前向きなメッセージがある。だからこそ、あゆの夏ソングを求める人がたくさんいるのだろう。

 昨年はダンサーを引き連れて華々しいステージを見せてくれた浜崎あゆみ。本日のステージではどのようなパフォーマンスを披露してくれるのだろうか。きっと、見る人に夢をあたえるようなエンターテイメントを見せてくれることだろう。(北村奈都樹)

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