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MAMAMOO、ハイセンスなスキルで最新作『TRAVEL』が絶好調 “新たなガールクラッシュ”提示するユニークなキャラクター

リアルサウンド

20/11/7(土) 12:00

 11月3日、韓国で10枚目となるミニアルバム『TRAVEL』がリリースされ、約1年ぶりに完全体でのカムバックを果たしたMAMAMOO。10月20日に先行配信された「Dingga」は世界19カ国のiTunesトップソングチャートで1位を獲得し、『TRAVEL』発売日の11月3日にはM-netで『MAMAMOO COMEBACK SHOW』が放送された。

[MV] 마마무 (MAMAMOO) – 딩가딩가 (Dingga)

 MAMAMOOは2014年6月にデビューした、所属事務所RBW初の女性グループ。当初はダンスパフォーマンスよりもボーカルパフォーマンスを主体とするアイドルグループを作る計画だった。だが、同時にラップやダンスも長けた多様な音楽表現ができるアイドルという方向性を目指し、ボーカルの実力をベースとしながらもより幅広いパフォーマンスをこなせそうな自由なキャラクターを持ったメンバーとして、フィインとファサを選んだという。その後、フィインとは異なるカラーを持ったボーカリストとしてソラが、ファサとは対照的な中性的で爽やかな印象の声を持ったムンビョルがラッパーとして合流した。

 デビュー前からBumkey、K.Will、Geeksといった実力派アーティストの曲にフィーチャリング参加しており、2015年初頭にはアメリカのビルボードが選定した「2015年注目すべきK-POPアーティストTOP5」に選ばれたが、韓国で大きな注目を受けたきっかけは、『不朽の名曲』(KBS World)への出演ではないだろうか。過去の名曲をカバーして競うバラエティ番組だが、当時はデビューしてまだ半年足らずの新人ながら、そのクオリティの高いパフォーマンスで一気に注目を受け、同番組では2回優勝している。2015年6月にリリースした2枚目のミニアルバム『Pink Funky』のタイトル曲「Um Oh Ah Yeh」は韓国の総合チャートであるGAONの週間デジタルチャート3位にランクインし、続いて2016年2月にリリースされた1stフルアルバム『Melting』のタイトル曲「You’re the Best」で週間1位に輝いた。音楽消費のほとんどがデジタルに移行している韓国では、ファンによる購入が主なCDチャートとは異なり、音源チャートで上位に入るには大衆的な認知度や人気が必須と言われている。

마마무 (MAMAMOO) – 음오아예 (Um Oh Ah Yeh) MV
마마무 (MAMAMOO) – 넌 is 뭔들 (You’re the best) MV

 メンバーそれぞれにパフォーマンスの担当があるというのはK-POPの特徴のひとつだが、MAMAMOOの場合は全員がボーカル・ラップ・ダンスをこなせるマルチなタイプだと言える。歌唱力や音楽性の高さから、ファンからは「信じるママム」というニックネームで呼ばれており、メンバー4人全員がソロでもそれぞれ作詞作曲に参加するなど活躍を見せている。特に末っ子のファサが出演したバラエティ番組『鍵盤の上のハイエナ』(KBS World)で人気ラッパーのLoco、プロデューサー・WOOGIEとともにリリースした「Don’t Give」は音源チャート1位を総ナメにするヒットを飛ばした。その後出演した芸能人の一人暮らしの様子を見せるバラエティ『私は一人で暮らす』(MBC)では、飾らない姿や美味しそうに食べて飲む姿が話題になり、番組中でファサが食べるものが全てトレンドになるほどだった。特にコプチャン(ホルモン焼き)に関してはブームと言ってもいい状況になり、畜産副産物協会から感謝牌とコプチャン商品券100万ウォン分を受け取るほど。強烈な印象のカリスマ的パフォーマーとしての姿と、親しみやすいキャラクターの両面で人気を獲得している。

로꼬 (Loco), 화사 (마마무) – 주지마 (Above Live) (ENG/CHN)

 MAMAMOOの人気が急上昇した2015年から2016年にかけては、女性ラッパーサバイバル番組『UNPRETTY RAPSTAR』などをきっかけに、“女性に人気の女性芸能人”という意味合いで「ガールクラッシュ」という言葉がメディアで登場するようになった。MAMAMOOも「Girl Crush」という曲をリリースしている通り、現在ではガールクラッシュの代名詞的な存在となっている。だが、「異性を意識しないアティテュード」や「強い女性像」というイメージに集約されがちな「ガールクラッシュコンセプト」とはまた少し異なる、男女関係なくみんなで盛り上がれるユーモアのある親しみやすさ、それでいて女性としてのなセクシーさや可愛らしさを否定することもない、多面的でユニークな魅力を持っている。すっぴんにタオルとバスローブ姿で他のアイドルのカバー曲動画を配信する姿には、美しさや可愛らしさ、ストイックさだけに留まらず、様々な属性のファンを受け入れる自由さや飾らなさが感じられる。幼なじみでお揃いのタトゥーを入れているファサとフィイン、ファンからは「太陽と月」というイメージで呼ばれているムンビョルとソラなど、メンバー同士の絆が感じられるシスターフッド的なイメージも女性から支持が熱い理由のひとつかもしれない。

 今回リリースされたEP『TRAVEL』は現在、全世界29の国・地域でiTunesトップアルバムチャート1位、ワールドワイドのiTunesアルバムチャートでも1位を記録。さらにタイトル曲「AYA」は全世界12の国・地域でiTunesトップソングチャート1位を獲得するなど、グローバルに大きな盛り上がりを見せている。

 タイトル曲「AYA」は、パワフルでエキゾティックなイメージが強烈な印象を残す、成熟した雰囲気の愛の歌だが、先行曲だった「Dingga」はコロナ禍の生活を「部屋の隅でコバエが友達」と表現し「みんなで集まってディンガディンガしない?」と誘うユーモラスな曲だ。さらに、旅に出たくなる壮大で爽やかな「Travel」のような曲もあれば、人気作詞家のキム・イナが参加している幻想的な「Diamond」、ピアノの旋律とボーカルのハーモニーが美しい「Good Night」など、様々なMAMAMOOの魅力がコンパクトに詰まっている。『TRAVEL』は、例年よりも寂しさの濃い今年の秋を一緒に過ごすパートナーになってくれそうだ。

[MV] 마마무 (MAMAMOO) – AYA

■DJ泡沫
ただの音楽好き。リアルDJではない。2014年から韓国の音楽やカルチャー関係の記事を紹介するブログを細々とやっています。
ブログ:「サンダーエイジ」
Twitter:@djutakata

■リリース情報
MAMAMOO 10th Mini Album『TRAVEL』
11月3日リリース(韓国での発売日)
予約はこちら

『TRAVEL』配信はこちら
「AYA」配信はこちら

<収録曲>
1. Travel
2. Dingga
3. AYA
4. Chuck
5. Diamond
6. Good Night

<商品形態>
・「deep green ver.」
CD1枚、約80Pブックレット、四角形ポラロイド、32Pランダムブックレット(4種のうちランダム1種)、フォトカード1枚(16種のうちランダム1種)
・「light green ver.」
CD1枚、約80Pブックレット、四角形ポラロイド、32Pランダムブックレット(4種のうちランダム1種)、フォトカード1枚(16種のうちランダム1種)

<オンラインサイン会日程>
2020年11月30日(月)20:00~

<オンラインサイン会応募対象販売日程>
2020年11月4日(水)10:00~11月15日(日)23:59 まで

■キャンペーン詳細
<「AYA」 LINE MUSICキャンペーン>
LINE MUSICにて対象期間内にタイトルナンバー「AYA」を多く聴いた方の中から10名様に、MAMAMOOサイン入りフォト(AYAバージョン)をプレゼント。
応募締切:11月23日(月)23:59まで
詳細はこちら

<「AYA」 楽曲シェアキャンペーン>
タイトルナンバー「AYA」を、応募期間内に対象のストリーミングサービスより「#ママムAYAを聴こう」をつけてTwitterまたはInstagramでシェアした方の中から、抽選で50名様にMAMAMOO『AYA』オリジナルクリアファイルをプレゼント。
応募期間:11月23日(月)23:59まで
賞品:抽選で50名様にMAMAMOO「AYA」オリジナルクリアファイルをプレゼント
詳細はこちら

■グッズ情報
MAMAMOOアニバーサリースペシャルグッズ+MAMAMOO Japan Debut Anniversary Special Jewelry Box
販売はこちら
販売期間:10月13日(火)18:00~11月13日(金)23:59
商品発送:2020年11月上旬~中旬予定。

■ファンクラブ情報
『MAMAMOO JAPAN OFFICIAL FANCLUB「MOOMOO JAPAN」』
・年会費:6,600円(税込)
・ファンクラブ入会特典
1)会員証発行
2)入会特典グッズ
3)来日イベント優先案内及び参加申込み
4)ファンクラブ会員専用ページ閲覧
5)その他

■関連リンク
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MAMAMOOビクターオフィシャルサイト
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