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CANの音楽が不穏さを掻き立てる、ドイツ映画「デッドロック」予告編

ナタリー

21/3/19(金) 12:00

「デッドロック」

1970年に製作されたローラント・クリック監督作「デッドロック」の予告編がYouTubeで公開された。

本作の登場人物は、荒野をさまようかのように逃げてきた若い男、荒れ果てた家に住む男女、口の利けない美少女、黒づくめの殺し屋などわずか7人。墓場に埋められたはずの100万ドルを奪い合う者たちの姿が描かれる。アメリカが舞台でありながら、イスラエルのネゲヴ砂漠で撮影された。

予告編は、監督官ダムを殺し屋サンシャインがトラクターで追いかけ、轢き殺そうとする狂気的なシーンから始まる。そしてサンシャインが謎の若い男キッドに「金はどこだ?」と問い詰めて殴り、荒野での銃撃戦が幕を開ける。「暁のガンマン」などで知られるマリオ・アドルフがダム、「ダイヤルMを廻せ!」のアンソニー・ドーソンがサンシャイン、マルクヴァルト・ボームがキッドに扮したほか、マーシャ・ラベンらも出演した。

音楽を手がけたのはクラウトロック(ジャーマンロック)を代表するバンド、カン。激しく掻き鳴らされるギター、不穏なリズムを刻むドラム音、日本人ボーカル・ダモ鈴木の哀愁あるボーカルが予告編を彩っている。本作に使用された3曲は1970年リリースのアルバム「サウンドトラックス」に収録されていたものの、日本では劇場公開されなかったため、映画を実際に観た日本人はほとんどいなかった。

「デッドロック」は5月15日より東京・K's cinemaほか全国で順次公開。

(c)Filmgalerie451

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