「ノマドランド」ヴェネツィアに続きトロント国際映画祭で最高賞を受賞
20/9/21(月) 10:51
「ノマドランド」
フランシス・マクドーマンドが主演した「ノマドランド」が、第45回トロント国際映画祭で最高賞となる観客賞を獲得した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、長編映画50本、短編映画プログラム5本と例年の4分の1程度の規模に縮小を余儀なくされた同映画祭。マクドーマンド自らプロデューサーも務めた本作は、ノンフィクション「ノマド:漂流する高齢労働者たち」をもとにした作品だ。企業の倒産で自宅を失った60代の女性が、キャンピングカーで“現代のノマド(遊牧民)”として過酷な季節労働の現場を渡り歩くさまが描かれる。
監督は「ザ・ライダー」で知られるクロエ・ジャオ。ディズニー傘下となり、フォックスの冠が外れたサーチライト・ピクチャーズが製作した。先日閉幕した第77回ヴェネツィア国際映画祭でも、コンペティション部門で最高賞の金獅子賞を獲得したばかり。各国の批評家の間でも絶賛評が多く、Rotten Tomatoesでは本日9月21日時点で98%フレッシュという高評価を維持している。現在、トロント国際映画祭の公式YouTubeでは、マクドーマンドとジャオがオンライン上で行ったQ&Aを視聴可能だ。
「ノマドランド」は2021年1月に全国ロードショー。
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