「劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―」の公開記念舞台挨拶が本日7月11日に東京・新宿バルト9にて開催され、キャストの高橋李依、安野希世乃、小澤亜李、本渡楓、和氣あず未、監督の村野佑太、原作者の久米田康治が登壇した。

アニメ「かくしごと」はマンガ家であることを娘に内緒にしている後藤可久士と、娘・姫の日常をつづるコメディ。劇場編集版では、新規カットが追加され、テレビアニメと異なるもう1つのラストが紡がれる。“Girlsday”と題されたこの日の舞台挨拶で、姫役の高橋は、本作の公開について「とてもうれしかったです。テレビアニメも演じきったという思いと、いいものが作れたという自負はありましたが、劇場編集版というやり方があったのかと！ テレビアニメと劇場編集版、どちらも完成形として素敵な内容だなと思います」と喜びを語り、墨田羅砂役の安野は「本当に美しい色彩の世界観がスクリーンで観ることができて、思い出巡りだなと思いました。最後が憎いですよね」と紹介した。

古武シルビア役の小澤は「『かくしごと』のいいところが凝縮されている」「ホットなうちに『かくしごと』の供給を受けられてうれしいです」とコメント。東御ひな役の本渡は、久米田描き下ろしのマンガを収録した入場者特典に触れ、「気になっていた劇場版の続きが、来場者特典の冊子で読めるということで……。本当にどうすればこんなに面白いものが思い付くんですか先生？」と久米田に問いかける。橘地莉子役の和氣は、試写会で姫、ひな、シルビア、莉子による“めぐろ川たんていじむしょ”のメンバーがそろったことを明かし「懐かしい気持ちになりました。（観終わったあとは）みんなで拍手して、ジーンとしていました」と振り返った。

最後に久米田は「“全裸マンガ家”というタイトルであれば、Netflixで配信してもらえるのかな……なんて（笑）」とジョークを飛ばし、「本日はありがとうございました」と挨拶。高橋は「劇場編集版というもう1つのエンディングを演じきれたことがうれしいです。まだ『かくしごと』を知らない人のために、『かくしごと』のソムリエになって、この作品をお薦めしてもらえるとうれしいです！」

「劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―」は全国で公開中。

(c)久米田康治・講談社／劇場編集版かくしごと製作委員会