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「キネマの神様」を大竹しのぶや鈴木敏夫が鑑賞、三浦知良は山田洋次と対面

ナタリー

左から三浦知良、山田洋次。

山田洋次の監督作「キネマの神様」を鑑賞した大竹しのぶ、坂本龍一、鈴木敏夫、三浦知良から、感想コメントが到着した。

原田マハの同名小説をもとにした本作は、かつて撮影所で映画の夢を追い求めるも、今ではギャンブル漬けで借金まみれの生活を送る男ゴウを描く松竹映画100周年記念作品。沢田研二が現在の落ちぶれたゴウ、菅田将暉が若き日のゴウを演じた。

大竹は「これから続く映画100年の為に、山田監督が本当に優しい作品を作ってくださいました」と、坂本は「これこそ真に山田洋次監督にしか撮れない『写真』だ」と感想を寄せる。スタジオジブリプロデューサーの鈴木は「ジュリーこと沢田研二とぼくは同い年。上京したのも同じ頃。だから、年を取っても、ぼくは彼から目を離せない」とコメントした。

そしてサッカー選手の三浦は「映画界で、今なお走り続ける山田洋次監督。職業は違いますけど、やり続ける、創り続ける精神に憧れます」と語る。またこのたび、三浦と山田が対面を果たした際の映像がYouTubeで公開された。

なお以下には北川悠仁(ゆず)やマンガ家の秋本治らのコメントも掲載した。さらに映画公式サイトでは犬童一心、周防正行、瀬々敬久、中野量太といった映画監督や各界著名人の感想も読むことができる。

「キネマの神様」は全国で上映中。

北川悠仁(ゆず)コメント

表層的な刺激や過剰なフックではなく、心の真ん中に暖かく響きました。不器用ながらもひたむきにぶつかり合いながら、人間味あふれるものづくりに向き合う。そんな情熱のある時代に憧れます。表現をすることが、どこか息苦しくなっている近頃。それでも、時代が変わっても変わらぬ“ものづくりの灯火”を、この映画から受け取った気がします。撮影中にコロナ禍となり、2度の公開延期などいくつもの苦難を乗り越えて、ようやくたどり着いた作品だと思います。キャストやスタッフの皆様、そしてなにより、山田洋次監督の映画への愛に脱帽です。

秋本治(マンガ家)コメント

感動しました。当時の映画黄金期を思い出しました。亀有の実家の隣りが映画館で、実家の庭から、映画の音楽が聴こえてました。映画館は毎週満席で、立見が当たり前でした。封切り日は長蛇の列で、実家は人の波でした。晩年は名画座となり、「キネマの神様」に出ている映画館の様になり、遠くから映画ファンが来てましたね。
「キネマの神様」は楽しさと悲しさが同居して、映画の歴史を感じ、懐かしくなりました。

大竹しのぶ(女優)コメント

人生において、いつが幸せだったのだろうか。迷ったり、後悔したり。いつの間にそんなことも考えず必死に生きてゆく。それでいい。神様は最後に必ず小さな愛をくださるのだから。
これから続く映画100年の為に、山田監督が本当に優しい作品を作ってくださいました。

コシノヒロコ(ファッションデザイナー)コメント

志村けんの代役を務めた沢田研二が、素晴らしいキャラクターを作り上げていた。映画を愛して止まない一人の男の、過去と現在を行き来するファンタジー。原作の発想が面白い。素朴で人間味あふれ、ノスタルジック。泣けた。

坂本龍一(音楽家)コメント

これこそ真に山田洋次監督にしか撮れない「写真」だ。映画作りの現場を愛する者にはたまらない場面ばかり。

鈴木敏夫(スタジオジブリプロデューサー)コメント

昭和22、23、24年、この三世代で800万人いた。いわゆるベビーブーマー。その一番のアイドルがジュリーだった。ジュリーこと沢田研二とぼくは同い年。上京したのも同じ頃。だから、年を取っても、ぼくは彼から目を離せない。

俵万智(歌人)コメント

過去と現在だけではなく、若い世代のお孫さんが、おじいちゃんとの関わりの中で活躍するところに、未来への希望を深く感じ、心に染みました。

(c)2021「キネマの神様」製作委員会

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