“もう1人の僕”の人生描くハライチ岩井の初小説、エッセイ集に収録
岩井勇気「どうやら僕の日常生活はまちがっている」新潮社刊
9月28日に発売されるハライチ岩井の著書「どうやら僕の日常生活はまちがっている」(新潮社)の収録内容と書影が発表された。
エッセイ集第2弾となる「どうやら僕の日常生活はまちがっている」には、「小説新潮」「Book Bang」の連載から22本の作品と書き下ろしのエッセイ1本が岩井の自筆イラストと共に収められる。さらに今作では岩井が自身初となる短編小説「僕の人生には事件が起きない」を執筆。ある休日の夕方、スーパーに向かう路地を通り抜けた「僕」がたどり着いた「裏の世界」に、もう1人の「僕」がいて……。あり得たかもしれない“もう一つの人生”が描かれている。
ファン投票で帯デザインを決める企画「“帯”総選挙」の投票は引き続き特設サイトで受付中。
ハライチ岩井「どうやら僕の日常生活はまちがっている」収録内容
喉に刺さった魚の骨がとれない
1人居酒屋デビューした前乗りの夜
混浴のセオリーに裏切られた屈辱
脚立に気をとられ披露宴をすっぽかす
夏休みの地獄の2日間の思い出
地球最後の日に食べたいもの
狐顔の男に人格を乗っ取られた4年間
10代の頃に思い描いていた想像の一人暮らし
30歳すぎて“ギター弾きたい熱”にかかる
渋谷で初めて『寅さん』を観た
暗闇ボクシングの真相
団地の思い出とマサシのこと
日本人のプチョヘンザについて考えてみたら
誕生日プレゼントにもらったVRの機械
セルフ・ラブ・ヨガ教室での出来事
天使の扱いが雑になっている件
廃墟の隣の大家さんの家に引っ越す
コラボキャンペーンの悲劇
トイレの詰まりと謎のギャンブル
自転車運がとことん無いのだ
苦手なパクチーを克服しようとしたけど
元不良の後輩の事件が起きる人生
珪藻土バスマットをめぐる母との攻防
小説 僕の人生には事件が起きない