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佐藤寛太のSっ気全開に、草川拓弥の甘すぎる表情も 『美食探偵』まるで一風変わった料理番組に!?

リアルサウンド

20/6/8(月) 11:30

 新型コロナウイルスの影響により撮影が一時中断となってしまった『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系)が贈る、3週連続の特別編。第3弾となる今週は、本編第5話と第6話の事件の裏側を放送。上遠野警部(北村有起哉)とその娘・小春(横溝菜帆)の1年前のエピソードと、明智六郎(草川拓弥)が引き起こすドタバタのドラマが描かれていった。そしてどちらも、一風変わった料理番組のような様相に……。

参考:【ほか場面写真多数】“ジト目”で見つめる佐藤寛太

 乳製品アレルギーが原因でいじめを受けていた小春が、マリア(小池栄子)の助言によりクラスメイトに報復の毒殺事件を仕掛けた第5話。そのマル秘裏メニューでは、事件から1年前のクリスマスに時はさかのぼる。別れた妻の急な出張で小春を預かることになった上遠野は、日頃なかなか会えない娘のために、高橋刑事(佐藤寛太)の力を借りてクリームたっぷりのクリスマスケーキを作ろうと思い立つ。しかし第5話の事件で明らかになったように、小春は乳製品を食べることができない。そのことを知らないままなんとか娘に喜んでもらいたいと奮闘する上遠野と、その思いを受け取りながらも本当のことを言うことができない小春のリアルな気遣い。その悲しくも心温まる親子のディスコミュニケーションが描かれた裏側となった。

 一方、第6話でもキーマンとなった六郎の裏メニューでは、五郎との兄弟の物語にフォーカス。六郎は、五郎とは正反対のズボラな性格で、母親譲りの超絶味音痴。そして、授業に出れず大学を卒業できなかったり、自分にとことん甘く嫌なことから逃げてしまうタイプだった。ある日、五郎が懇意にしている料亭の板前が作ってくれたという松花堂弁当を、事務所に遊びに来た六郎が五郎の居ない間に勝手に食べてしまう。兄に怒られることを恐れた六郎は、食べた味の記憶を頼りに苺(小芝風花)と桃子(富田望生)に再現してもらうよう助けを求めるが、味音痴の六郎の記憶はあらぬ方向に料理を導いてしまい……。結局、その奮闘も甲斐無く五郎には真実がバレてしまい、五郎は六郎の怠惰さに檄を飛ばす。そのことで六郎も自身の非を認め結果的には少し成長する、兄弟の理想的な関係が描かれた。

 どちらの裏メニューも、キッチンを舞台にしたドタバタコメディが物語の中心となった今回。必死で料理に挑戦しながらも結局成功とは言えない出来になってしまう様も、本編ではあまり見ることができないゆるさがあってほっこりする。佐藤寛太のぶっ飛んだSっ気のある行動や、草川拓弥の甘々な表情も見どころに。「中村倫也の料理も観たいぞ」という人は、YouTubeの『中村さんちの自宅から』をぜひ観てみましょう。負けてないゆるさと美味しそうな料理が安心感を与えてくれること間違いなしです。

 第6話で一旦ストップとなった『美食探偵』の本編も、来週6月14日からようやく再開し、第7話が放送される。第6話のラストでは、命に危険が迫った明智五郎をギリギリのところでマリアが救い出し、2人は熱い口づけを交わした。

 「私はマグダラのマリア。罪深き女。そして、あなたとの最後の晩餐を夢見る女。その日まで、私たちは生き続ける」。世界中で最後の2人になるまでこの殺人ゲームを止めないと言うマリアと、その動きを阻止しようとしながらも、一方では惹かれていってしまう明智。そして、その様子を立ち尽くしながらただ傍観することしかできなかった苺。徐々に苺にも危険が及び出すなか、果たしてこの地獄の三角関係はどこに終着するのだろうか。第7話では苺の親友の地下アイドル・ココ(武田玲奈)が登場し、そこにマリアの影が忍び寄る……。いよいよ後半戦に向かって動き出す『美食探偵』の行方から一時も目が離せない。 (文=原航平)

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