キーパー ある兵士の奇跡
20/10/19(月)
ナチスドイツを扱った映画は数多くあるが、ほとんどがナチス兵をダースベーダー率いる帝国軍のように描いていて画一的だ。でも彼らだって人間なわけで、さまざまな内面や、葛藤を持っている。邦題がネタバレなので言ってしまうが、これは捕虜になったひとりのドイツ兵がイギリスの「マンチェスター・シティ」という強豪サッカーチームのゴールキーパーとして活躍する実話をもとにした物語だ。サッカーチームの監督役のジョン・ヘンショウがいい。いつも「ナチスは悪い」「連合国はいい」という図式ばかりの流れの中で、結局ひとりひとりはただの人間なんだということを思いださせてくれる。かなり、お薦めです。
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