劇場アニメ「漁港の肉子ちゃん」より、GReeeeNが歌うエンディングテーマ「たけてん」のミュージックビデオがYouTubeで公開された。

明石家さんまが企画・プロデュースを担当し、「海獣の子供」の渡辺歩が監督した本作では、西加奈子の同名小説をもとに漁港の船に住む母娘・肉子ちゃんとキクコに訪れる奇跡が描かれる。大竹しのぶが焼き肉屋で働く主人公の肉子ちゃん、Cocomiが大人びた小学生キクコの声を担当した。

ミュージックビデオでは「この光をとても懐かしく感じるのはなぜだろう。あのときの光、ささやかな希望、そして……」というキクコのセリフとともに、彼女の港町での日常が映し出される。そしてキクコが、物静かな同級生・二宮と友情を育んでいくさまも収められた。

なおCocomiは「キクコを演じるときは“思春期まっさかりの女の子”というイメージを常に頭の中に入れて、思春期だからこそ感じる気持ちや、キラキラした瞬間を表現することを心がけました」と役作りを振り返り、二宮役の花江夏樹は「（二宮は）友達と一緒にいるから、そんなに人付き合いが苦手っていうわけでもなさそうだし、自分の言いたいことや意思はハッキリしている。それでいて、自分だけの世界にこもってしまいがちな部分もある。その絶妙な雰囲気を出していければいいのかなと思いました」と話している。

またこのたび、本作の本ポスタービジュアルも到着。文部科学省とタイアップしたバージョンのポスターも公開された。地域と学校が連携・協働して子供たちの成長を支えることの重要性を伝えるための同ポスターは、都道府県や市区町村の各施設に掲示される予定だ。

STUDIO4℃がアニメーション制作を担当した「漁港の肉子ちゃん」は、6月11日より全国ロードショー。

(c)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会