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「ゴヤ」開幕、今井翼が小西遼生とのデュエットに自信「“化学反応”を大事に」

ナタリー

21/4/9(金) 4:00

左から今井翼、小西遼生。

今井翼が主演するミュージカル「ゴヤ -GOYA-」が、昨日4月8日に東京・日生劇場で開幕。これに先駆け、同日に囲み取材が行われた。

ミュージカル「ゴヤ -GOYA-」は、原案・脚本・作詞をG2、演出を鈴木裕美、作曲・音楽監督を清塚信也が手がけるオリジナルミュージカル。劇中では、18世紀から19世紀にかけて活躍したスペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤの知られざる半生が描かれる。ゴヤを今井が演じるほか、出演者にはゴヤの親友サパテール役の小西遼生、ゴヤの妻ホセーファ役の清水くるみ、王妃の側近テバ伯爵役の山路和弘、資産家アルバ公爵夫人役の仙名彩世、宰相ゴドイ役の塩田康平、ゴヤの義兄バイユー役の天宮良、王妃マリア役のキムラ緑子らが名を連ねた。

囲み取材には、今井、小西、清水、山路、仙名、塩田、天宮、キムラが登壇。今井は「コロナ禍での上演となったことで、舞台に立てることへのありがたみというものを改めて感じています。僕にとって日生劇場はたくさんの思い出が詰まった劇場。ここにまた帰ってくることができて、『ただいま!』という気持ちです」とほほ笑む。また今井は「清塚さんの音楽の中で生まれ育つものが日々たくさんあって。新たに生まれたものを咀嚼しつつ、さまざまな変化が起きるのを楽しみながら、ここまでやってきました」と稽古を振り返った。

小西とのデュエットについて「2人の声の“化学反応”を大事にしていきたい」と語る今井は「僕はこういう(低い)声なのですが、小西さんはすごくハイトーンで、力強い歌を飛ばす方」と小西を絶賛。その発言に「何言ってるんだよっ(笑)」と照れ笑いを浮かべた小西は「日本のミュージカルで、バリトンの主人公ってかなり珍しいと思っているのですが、(今井の歌声は)とても男らしくて、野性的で、それがまたゴヤという人物とすごくマッチしている。僕はその親友役なので、どんな球が来ても調和するように、“化学反応”が起きるようにしていきたい。共演できて幸せです」と思いを述べる。司会から「稽古を通じて親交は深まりましたか?」と尋ねられた2人は、にっこりと顔を見合わせ「もうバッチリです」と回答。仲睦まじさを垣間見せた。

続くキムラは、自身が演じるスペイン王妃のマリアを「浪費家で、可愛くないマリー・アントワネットみたいな感じ(笑)。塩田さん演じる宰相ゴドイを愛人にして、自分の夫をないがしろにするような役です」と表現。塩田は「(キムラとの)ラブシーンの稽古中、僕の座り方がいまいち決まらなかったのですが、今井さんが『こうすればいいんだよ』って教えてくださって。僕はそのとき、マリア王妃として今井さんからのエスコートを受けたんですけど……かなりときめきました(笑)」と恍惚とした表情でエピソードを明かし、会場を笑いで包んだ。

最後に今井は「とても明るく前向きな内容になっています。コロナ禍の、ストレスを抱えやすい時代ではありますが、皆さんにお楽しみいただけるよう、毎日心を尽くしてやっていきますので、よろしくお願いします」と言葉に力を込め、囲み取材を締めくくった。

上演時間は約3時間10分。東京公演は4月29日まで行われ、5月7日から9日までは愛知・御園座にて上演される。

ミュージカル「ゴヤ -GOYA-」

2021年4月8日(木)~29日(木・祝)
東京都 日生劇場

2021年5月7日(金)~9日(日)
愛知県 御園座

原案・脚本・作詞:G2
演出:鈴木裕美
作曲・音楽監督:清塚信也
出演:今井翼 / 小西遼生、清水くるみ / 山路和弘 / 仙名彩世、塩田康平 / 天宮良 / キムラ緑子
アンサンブル:藤浦功一、岡田誠、辰巳智秋、加賀谷一肇、柴一平、宮河愛一郎 / 岡崎大樹、白山博基、高瀬育海、中野亮輔、夏目卓実、石井咲、碓井菜央、小倉優佳、可知寛子、須藤香菜、伯鞘麗名、福麻むつ美

※2021年4月24日追記:4月25日から29日までの公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。

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