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香取慎吾&草なぎ剛、ラジオで語ったドラマ撮影での初々しい気持ち 忙しない日々でも笑顔を忘れない“しんつよ”トーク

リアルサウンド

21/1/18(月) 6:00

 新しい地図を2017年に広げた稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾。一時は、彼らが持っていた地上波レギュラー番組が全て終了し、まさに「ゼロからのスタート」となった3人だったが、その向かい風にも屈することなくインターネットテレビ『ななにー』(『7.2 新しい別の窓』/ABEMA)など、ウェブの世界を中心にNAKAMAとの新たな遊び場を開拓してきた。

 だが、その風向きは徐々に変わっていき、2021年1月25日には香取主演の連続ドラマ 『アノニマス~警視庁“指殺人“対策室~』(テレビ東京系)が、2月14日には草なぎが出演する大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合ほか)が始まる。そして、3月6日には草なぎが主演する宮城発地域ドラマ『ペペロンチーノ』(NHK BSプレミアムほか)の放送も控えている。

アノニマス~警視庁”指殺人”対策室~ 第1話

 SNSでの誹謗中傷の影響を見つめる、まさに今こそ描かれるべき現在進行系の刑事ドラマ。そして日本が大きく変わった幕末期に思いを馳せる大河ドラマ、さらに今もまだその傷が癒えていない10年前の東日本大震災を見つめ直すドラマ……。

 SMAPとして被災地に足を運んだこともあった。震災を風化させまいと、長い間義援金を呼びかけ続けてきたこと。そして、新しい地図をスタートした後も「今でも必死です」と、ことあるごとに、そう口にしてきた姿を思い出す。

 自分たちの生きる道を見つめ、その先にある理想を追い求めてきた彼らだからこそ、今このタイミングで発信する意味がある作品たちで説得力のある演技を見せてくれるに違いない。

 1月10日、香取と草なぎがパーソナリティを務めるラジオ『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)では、ドラマ撮影で忙しい日々を送る2人の初々しいトークで盛り上がった。どうやら3作品のなかで『ペペロンチーノ』が最も早く撮影が始まった様子。

 「大河は(撮影が)12月なかったんで『ペペロンチーノ』に集中してましたね。石巻のほうに行ってきて、地元の方にたくさん炊き出ししていただいてありがとうございます。どんこっていう魚のお味噌汁が美味しかったです。牡蠣焼いてくれてありがとうございます。うまかったです」と、宮城・石巻の海の幸にも舌鼓を打ったという草なぎ。

 現在は大河ドラマを「絶賛やってます」と話すと、香取も「僕も絶賛ドラマですよ」と応える。「いいね、1時間ドラマ。久しぶりだもんね。いいですね、連ドラ」と、草なぎの声からも香取の連ドラ出演への喜びがにじみ出ている。

 テレビ番組は非常に多くのスタッフが集まって制作されるもの。香取は、かつて番組の忘年会のような席で、100名以上いるスタッフに1人ひとりお酌をしながら、普段なかなか会うことのない技術職のスタッフも含めて、端から全員の名前を言ってみせたことがあるという。

 最後はスタンディングオベーションとなったという感動的なエピソードのあと、香取は「つよぽん、(名前)覚えなさそうだね。覚えようとしてないでしょ?」とニヤニヤ。すると草なぎも「名前は覚えられないね~」と期待通りの返答に、聞いている側としても思わず頬が緩む。

 ただ、現場によっては覚えるよう努力する場合もあると付け加える草なぎ。『ペペロンチーノ』では「結構覚えてたよ。話し合ったりとかする人は覚えるよ!」と胸を張るも、「いや、でも、覚えないとダメだな!」と改めて自分を律する草なぎに、香取は「今さら?」と吹き出す。そして、唐突にラジオのスタッフに「お名前なんでしたっけ? ヒロシ? あ、そっち覚えられるわ」とまた予想外な言動で笑いを誘う。

 よく考えてみたら、彼らには「今さら?」と驚かされることが多い気がする。番組後半のトークでは「いやぁ、スタッフのみなさんもほんとに寒いしさ、ドラマって大変なんだな。こんなに時間をかけてみんなで作り上げてるんだなっていう感じだよね」と、まるで初めてドラマに出演するかのような初々しい感想で盛り上がる2人。

 「5時とかから起きて(撮影現場に)向かったりしてるわけ。あっ、すごいちゃんとやってんな、と思った、今日俺(笑)。でさ、朝早いのにさ、むしろやる気なわけよ。セリフ確認したりとかさ」(香取)、「ちゃんとしないとできないよね。大変だよ、ドラマって。本当に大変!」(草なぎ)と、何十年と彼らが当たり前のようにやってきたことを、改めて「ちゃんとしないと」と言っているのが微笑ましい。

 だが、そのすれない感覚。ちゃんと寝て、ちゃんと起きて、スタッフの名前を覚え、美味しいものをいただき、仕事に向き合う。その機会を作ってくれた全ての人に感謝して、彼らは走り続けてきた。生きる本質部分は国民的スターでも、私たち一人ひとりと何ら変わらないと思わせてくれるところこそが、彼らがいくつになってもアイドルとして愛され続けている理由なのではないだろうか。2人が口を揃えて言った「ドラマって大変」という言葉は、そのまま「生きるって大変」にも通じている。だからこそ「一緒にがんばりましょう」と言ってくれる彼らが必要なのだ。

 1月25日に迫る『アノニマス』について香取は、「ロケが多いですね。スタジオ(での撮影)はほぼないに等しい。チームの部屋は倉庫みたいなところに組んでるけど、そこを本拠地として、それ以外のシーンは基本ロケ。他のスタジオ撮影はないです」という裏話も明かしてくれた。香取の親友・山本耕史との共演についても「ライバル役! 16年ぶりのドラマ共演って書いてあった。(大河ドラマ)『新選組!』以来みたい」とワクワクしている様子が伝わってくる。

 
 
 
 
 
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アノニマス テレビ東京 1月25日(月)夜10時スタート(@txdrm_anonymous)がシェアした投稿

 ただでさえ生きるのが大変な人生の中でも、私たちは今大きな試練の年にいる。それでも、「楽しみですよ」とフレッシュな気持ちでドラマの現場に向き合う“しんつよ”。今年も彼らから笑顔の元気をもらう1年になりそうだ。

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