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いま、最高の一本に出会える

映画「108~海馬五郎の復讐と冒険~」完成披露試写会より。左から土居志央梨、坂井真紀、秋山菜津子、松尾スズキ、中山美穂、岩井秀人、大東駿介。

松尾スズキ「108」完成披露に恐縮、岩井秀人「前貼りしてもらうのに行列が」

19/9/25(水) 10:59

松尾スズキが監督・脚本・主演を務めた映画「108~海馬五郎の復讐と冒険~」の完成披露試写会が、昨日9月24日に東京・TOHOシネマズ 新宿で行われた。

本作は、元女優の妻・綾子の浮気をSNSの投稿で知った脚本家の海馬五郎が、離婚に伴う財産分与で妻に支払わなければならない1000万円を、自らの不貞行為で使い切ろうとする復讐劇。完成披露試写会には松尾をはじめ、出演者から中山美穂、秋山菜津子、岩井秀人、坂井真紀、大東駿介、土居志央梨が登壇した。

本編上映後、松尾は「私の私による私のための映画を、赤の他人の皆様に観せてしまい……本当にすみませんでした!」と恐縮しつつ、「こんなに大きな映画館でやるもんですかね? ドキドキしています」と率直な心境を口にする。

自身が2度目の結婚をする時期に本作のあらすじを考えたと言う松尾は、「『結婚って何だろう?』としみじみ考えていたら、ふと降りてきた“夫婦の謎の物語”です。後半は脱ぐシーンが多くて、僕自身演じるときは素っ裸。そのまま監督としてモニターを確認しに行くんですが、どうしても何か1枚羽織りたい気持ちがあって。どうせすぐまた脱ぐのに。そういうことの繰り返しで体力をむしばまれました」と、撮影時の苦労を語った。

海馬の妻役を務めた中山は、松尾について「『バリバリの演劇の人かな?』と思っていましたが、撮影中はお静かで。でも演じ始めると熱いパッションが出てくる。日に日に『可愛いな』と思うようになりました」と微笑む。対する松尾は「普通の温度で現場にいらして、淡々と演技して、また普通の温度で帰っていかれる。思っていた大スター像と違って、監督を緊張させない女優さんでした」と中山の印象を語った。

また松尾が「秋山さんとは30年近いお付き合いがあるのですが、“女優・秋山菜津子”の面白さを映画でも知ってほしいと思い、キャスティングしました」と述べると、秋山は「いつもおかしな役を当てて書いてくださって。ありがたいことです」と切り返す。

岩井は「前貼りしてもらうのに行列ができる現場は初めてでした(笑)」と会場の笑いを誘いつつ、現場での松尾の様子について、「撮影初日から歌って踊ってカウンターから飛び降りてみたいなことをやっていたので、『とんでもない覚悟があるな』と思って見ていたら、そこでガス欠になって具合が悪そうにしていたので、そこも含めてさすがだなと(笑)」とエピソードを明かした。

最後に松尾は「5年間の構想ののち、ようやく日の目を見ました」と感慨深げに語りつつ、「5年かかって10日で打ち切りとか、死んでも死に切れないので……。SNSが災いとなる映画ではございますが、悪い感想は胸に秘め、SNSが功を奏すような感想を、つぶやくなり“映える”なりしてください!」と来場者に呼びかけた。

映画「108~海馬五郎の復讐と冒険~」は、10月25日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。

※「108~海馬五郎の復讐と冒険~」はR18+指定作品。

(c)2019「108~海馬五郎の復讐と冒険~」製作委員会

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