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戦中最後の沖縄県知事に迫るドキュメンタリー「生きろ 島田叡」予告公開

ナタリー

21/2/3(水) 10:00

「生きろ 島田叡-戦中最後の沖縄県知事」

「生きろ 島田叡-戦中最後の沖縄県知事」の予告編がYouTubeで解禁された。

太平洋戦争末期、住民を巻き込んだ激しい地上戦の舞台となり、20万人を超える戦死者を出した沖縄。本作は日本がすでに敗色濃厚だった1945年1月、沖縄県知事となった島田叡のドキュメンタリーだ。軍や県の関係者とその遺族、沖縄戦を生き延びた住民への取材を通し、島田の人物像に迫っていく。「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」で知られる佐古忠彦が監督を務め、佐々木蔵之介らが語りを担当した。

軍部からの理不尽な要求と住民第一主義という信念の板挟みとなりながら、自決を美徳とせず人々に「生きろ」と言い続けた島田。予告では佐々木の声で「俺は死にとうないから、誰かが行って死んでくれとはよう言わん」という島田の決意も語られた。戦時中、島田と行動をともにした住民たちがその人物像を伝える様子も収録されている。小椋佳による主題歌「生きろ」も聴くことができる。小椋が本作に寄せたコメントは下記の通り。

「生きろ 島田叡-戦中最後の沖縄県知事」は、3月6日に沖縄・桜坂劇場で先行公開。3月20日より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開される。

小椋佳 コメント

ラストアルバム用の作品創りの真っ最中であった私に、本作の主題歌制作の依頼を受けた。今年喜寿を迎え、老いを痛感する日々で、ラストアルバム用に書いたほとんどが「死」を意識した内容もしくは人生を振り返るものとなっている。その中で、本作用に書いた「生きろ」は、戦火の中、死の淵に立たされていた人々を「生きる」という道に誘った島田叡の凄味に感化され、生きることを強く奨める楽曲になった。島田叡によって生きながらえた人々の証言を聞き、私ももう少し余生のおまけとして生きてる命を享受してみようと思うに至った。

(c)2021 映画『生きろ 島田叡』製作委員会

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