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これぞDOBERMAN INFINITYの“真骨頂” 『LIVE×ONLINE』で見せた“ファンとの一体感”

リアルサウンド

20/7/5(日) 14:00

 DOBERMAN INFINITYが7月4日、有料配信ライブ『LIVE×ONLINE』(ABEMA)でライブを行った。LDHが新たなライブエンタテインメントとして仕掛ける『LIVE×ONLINE』は7日間連続で行われる。FANTASTICS、EXILE THE SECONDに続き、3日目はDOBERMAN INFINITYが登場。今年3月から47都道府県をまわる全国ツアーを予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により全公演が中止に。昨年11月に初のアリーナツアー終えて以来、約8カ月ぶりのライブとなった。

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 メンバーそれぞれの個性を強調するようなカラフルな衣装を身にまとった5人。ステージ中央のDJブースにはDJ HALが控える。SWAYの「俺たちがDOBERMAN INFINITYだぜ」というマイクパフォーマンスをきっかけに「Gatti」、「DO PARTY」、「Treasure」、「WILD STYLE」とアップテンポの4曲を一気に披露。カメラに目線を合わたP-CHOが「離れてるなんて関係ない。俺たちがみんなとの距離を縮めてやるぜ」と宣言。メンバーは「その場でしゃがめ」「クラップ」「ハンズアップ」など声を上げ、オンラインでもオーディエンスを支配した。

 続く「JUMP AROUND∞」、「ROCKSTA」ではステージ上をドローンが飛び交い上下左右から撮影。コール&レスポンスも行われ、視聴者との距離をさらに縮めた。「Do or Die」、「まだ足りねぇ」ではドラマ&映画『HiGH&LOW』の映像がバックスクリーン全体に映し出される演出も。

 ここでDJ HALがスクラッチプレイで盛り上げる。9曲目「Put Your Kicks Up」は同曲のミュージックビデオと同じくメンバーがカラフルなキューブ体の中にいるような映像演出が施された。ペンライトを手に取ったメンバーは「部屋を暗くして、夏楽しんでいきましょ」と呼びかける。10曲目の「GA GA SUMMER」は、2016年に生まれたDOBERMAN INFINITY流のサマーチューン。ステージ上も青い海、ビーチの夕日、南国の青空などトロピカルな映像が映し出され、最後はメンバー全員シブザイルポーズで締めた。

 SWAYが「これがライブだ。久々ですね~」と一息つくと、「まだまだ序盤やで」とGS。SWAYとP-CHOはお互いの汗だくっぷりに「セクシー」と笑い合う。コメント欄をチェックしたKAZUKIは、黒髪の新しい髪型を褒めるコメントが多いことを確認。ファンから「セトリ神」との感想が届くと、GSは「ドーベルの真骨頂、パーティー野郎をどうやって伝えられるかかなり考えてきた」と本公演へに対する思いを述べた。

 衣装チェンジ後、ツアーグッズを紹介するコーナーも。防犯ブザー内臓のぬいぐるみ「セキュリティードービー」や、SWAYが柄を描いた「バンダナ柄甚平」などをアピールした。

 続いて、当選で選ばれた12名のファンとZoomでつながり直接質問に答えるメンバー。「5人で行きたい場所は?」には、GSが「初めて全員で行かせてもらった原点の場所」としてロサンゼルスと回答。「今までで一番思い出に残ってるライブは?」には、KUBO-Cの地元・奈良で行ったライブの思い出話で盛り上がった。2017年から3年連続で開催していた主催フェス『D.Island』に話題が及ぶと「いいライブでしたね~」と口々に語るメンバー。今年は開催の予定は発表されていないが、日本の花火『エール』プロジェクトのアンバサダーに就任。「花火の応援団長をやらせていただけますからね」と喜びをかみしめていた。

  ここで”スーパーゲスト”として呼び込まれたのは、マスコットキャラクターのドービーくん。ステージに戻り、KAZUKIがトラックを手がけた「SUPER BALL」をZoomの12人のファンとドービーくんとともに熱唱した。P-CHOの「タオル握りしめて、ぶち上げていくぞー」の声に合わせて12曲目「Lookin’ for」へ。DOBERMAN INFINITYのライブではおなじみのタオルを回す振りに合わせ、コメント欄がグルグルの”回す”絵文字で溢れた。DJ HALの待つメインステージへ移動したメンバー。13曲目「99」でもGSが「タオルを回せー」と煽る。クラブイベントのような無数の閃光の中、メンバーがステージ上を駆け回った。

 次は曲調が一転しスローテンポに。照明も抑えられ、スポットライトに照らされたKAZUKIが、仲間との絆をテーマにした「YOU & I」をしっとりと歌い上げる。続いてバラードのラブソング「ずっと」。満天の星空のようなライトが瞬く演出をバックにメンバーの切ない表情が映し出された。

 曲が終わると「歓声が聞こえる!」と笑顔を見せるSWAYが「当たり前の出来事が当たり前じゃないんだって実感した自粛期間。今日はどうなっちゃうんだろうって不安だったけど、改めて音楽の力を感じた」と語りかけた。P-CHOは「僕たちが今できる全力を真面目に突き進んでいきたい」と話し、GSは「日頃からモバイルやSNSを通してパワーをもらっていて、常にみなさんがそばにいるんだと感じた」と、目に涙を浮かべながらコメント。KAZUKIは「僕たちのライブは直接顔を見てコール&レスポンスや温度感を楽しませてもらっているので、初めての無観客は不安だった」と漏らし、コメントを噛むと「いつもだったら笑ってもらえたのに」と残念がった。KUBO-Cは「初めての試みでどうなるかと思ったけど、俺らライブ向いてるよな?」と客席に語りかけた。ツアーTシャツに着替えたメンバーが披露した今回のツアーのために作ったという「2020」は、ともに歩んできた仲間との絆や、この先への期待を感じさせた。

 SWAYが「これが最後の曲です」と紹介して始まったのは「We are the one」。スモークが焚かれ幻想的な雰囲気の中、リリックの字幕がメンバーのフロウに合わせて映し出される演出も。〈諦めてたまるか/どんな試練が降りかかろうと/誰でもない俺達なら/乗り越えられるはずさ〉という今の状況ともシンクロした歌詞が心に響いた。

 最後の曲を終え、ステージから降りたメンバーはすぐさまタブレットを囲みコメント欄をチェック。「アンコール」とのコメントが溢れていることに気づいたKAZUKIはスタッフに「今、何時ですか?」と残り時間を確認。GSは「今日は俺らはやりきったよ」とたしなめるも、「コメント欄がアンコールで全部埋まったらどうかな~」と煽る。カメラ横にタブレットを置き、「セイイエーイ?」とマイクを向けてコメントでのコール&レスポンスを試みるSWAY。「アンコールありがとう! 声潰すぞ!」と叫び、アンコール曲「SAY YEAH!!」に突入。P-CHO が「今日一番の声で!」と煽り、KAZUKIの高音が響き渡った。

 SWAYの「みなさんの声が僕らを動かしました。みなさんのおかげで幸せな時間でした。やっぱりライブは楽しい。音楽は楽しい。引き続き応援よろしくお願いします!」という挨拶でライブが終了。無観客ライブとは思えないほど、ファンとの一体感が伝わってくるステージだった。(リアルサウンド編集部)

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