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温かい光を灯す、珠城りょう宝塚男役ラストラン月組「桜嵐記」東京公演が開幕

ナタリー

「ロマン・トラジック『桜嵐記(おうらんき)』」より。

宝塚歌劇月組「ロマン・トラジック『桜嵐記(おうらんき)』」「スーパー・ファンタジー『Dream Chaser』」の東京公演が本日7月10日に開幕。昨日9日に東京・東京宝塚劇場で通し舞台稽古が行われた。

本公演は、月組男役トップスター・珠城りょうとトップ娘役・美園さくらの退団公演。彼らのほか7名が本作で花道を飾る。

上田久美子が作・演出を手がける「桜嵐記」は、鎌倉幕府滅亡後、朝廷が南北に別れた動乱期に、父の遺志を継いで生きる楠木正行(珠城)の姿を描く。南朝側の楠木家の長男・正行は、戦の道中、縁者を失い復讐に燃える弁内侍(美園)と出会う。生きることに希望を持てぬまま、それぞれの闘いへと身を投じていた2人は、桜が咲き乱れる吉野で互いの恋心を確かめ合うのだが……。

珠城は、精悍で知性と良心のあふれる正行を好演。勇ましい姿や美しい舞など、さまざまな表情で正行を演じた。月城かなとは、河内弁を話す末弟・正儀役で物語に緩急をつけ、また、長弟・正時役の鳳月杏は海乃美月扮する妻・百合とのかけあいで男役らしい色っぽさを見せる。一方、弁内侍役の美園は徐々に変化する弁内侍の心を丁寧に表現した。ラストには激しい戦闘シーンが展開。決意を持って戦いに挑み、「お前がやれ」と正儀に理想を託す正行の姿は、本作で劇団を去る珠城と重なる。また、百姓や雑兵などに分け隔てなく向ける正行の温かな眼差し、それに応えて彼らの思いが返ってくるさまは、舞台上に男役・珠城の“大きさ”を見るかのようだった。

「Dream Chaser」は中村暁が作・演出を手がけるショー。三日月を背にした珠城のオープニングに始まり、ハットやスーツ姿でのダンス、黒燕尾の群舞など、華やかなダンス&ソングのシーンが息つく暇なく展開する。公演は本日7月10日から8月15日まで。

珠城りょうコメント

無事に初日を迎えられますこと、お客様にお目にかかれますこと、心より感謝申し上げます。今回の公演から、月組生全員で舞台に立てる喜びを胸に、出演者一丸となってお芝居とショーをそれぞれの魅力をお届けできるように頑張ります。正直、私自身はまだ卒業するという実感は湧いていないのですが、千秋楽の最後の最後まで役者としても男役としても成長し続けたいと思っておりますし、作品を通して今の充実した月組のチームワークをお見せできるように、そして、宝塚を愛して下さる皆様に私たちの愛をお届けできるように努めてまいります。

今回の月組公演に、どうぞご期待ください。皆様の心に温かい光が灯ります様に……

宝塚歌劇月組「ロマン・トラジック『桜嵐記(おうらんき)』」「スーパー・ファンタジー『Dream Chaser』」

2021年5月15日(土)~6月21日(月)※公演終了
兵庫県 宝塚大劇場

2021年7月10日(土)~8月15日(日)
東京都 東京宝塚劇場

「ロマン・トラジック『桜嵐記(おうらんき)』」
作・演出:上田久美子

「スーパー・ファンタジー『Dream Chaser』」
作・演出:中村暁

出演:珠城りょう、美園さくら ほか

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