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山田孝之×菅田将暉の絶妙なコンビネーションを堪能できる? 『dele』の軸となる男の“絆”

リアルサウンド

18/7/27(金) 6:00

 4月に「菅田山田」名義でTwitterアカウントが開設され、山田孝之×菅田将暉で“なんかやるみたいよ”と予告されてから3カ月。ついにW主演ドラマ『dele(ディーリー)』が7月27日にスタートする。日本ドラマ史上初の“デジタル遺品”にスポットを当てた本作。プライベートでも親交がある、実力派2人の競演が大きな話題を集めるドラマの見どころを紹介したい。

【写真】山田孝之と菅田将暉のバディっぷりに目が離せない第1話

 『ストレイヤーズ・クロニクル』『真夜中の五分前』など、数々の著作が映画化されているベストセラー作家・本多孝好が、完全オリジナルドラマの原案・脚本に初挑戦。山田と菅田に当て書きしたキャラクターを軸に描いたというから、それだけでも期待せずにはいられない。そして、第1話を完成披露試写で鑑賞した筆者が断言しよう。その期待が裏切られることはない、と。

 ドラマのタイトルである『dele』は“削除”を意味する校正用語。第1話は、弁護士の坂上舞(麻生久美子)が、被告人として出廷した真柴祐太郎(菅田将暉)を弟の圭司(山田孝之)に紹介するところから始まる。祐太郎は、圭司が立ち上げた会社「dele.LIFE」で働くこととなり、その「dele.LIFE」が請け負う仕事こそが“デジタル遺品”の処理。生前のクライアントから依頼を受け、その人の死後に不都合なデジタルデータを内密に抹消するのだ。

 まず見どころとなるのは、完成披露試写会の際、山田が「死にそうでした」と話していた圭司のセリフ回し。プログラマーの圭司は、当然コンピュータについての知識が豊富だが、かたや祐太郎は完全なるド素人。当たり前のように専門用語を羅列する圭司に、意味がまったく理解できずにポカンと口を開ける祐太郎。この正反対コンビの掛け合いがたまらない。しかも、ドラマのレギュラーキャラクターは圭司、祐太郎、舞の3人だけ。舞も重要人物ではあるが、やはり物語の中心となるのは圭司と祐太郎であり、1話内でこの絶妙なコンビネーションをたっぷりと楽しむことができるのも嬉しい。

 圭司は原因不明の難病による下半身麻痺があり、車椅子生活を送っている。一方の祐太郎は、菅田が既出の会見で「バケモン」と称していたように、高い身体能力の持ち主。ゆえに、それぞれの特長を武器に、依頼主の人生を紐解く“バディ物”としての見応えも十分。圭司は、脳とデジタルを駆使して祐太郎に指示を出す。対する祐太郎は体を張って応えていくのだが、本作でアクション監督を務めるのは『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(カンテレ・フジテレビ系)、『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)などを生み出してきた脚本家・金城一紀。怖いもの知らずとも言える祐太郎のド派手なアクションはもちろん、圭司のクールな一撃にも注目してほしい。

 またバディ物として欠かせないのが、友情とは違う男の“絆”。何もかもが真逆の2人が、互いの魅力を引き出しながら心を通わせていく展開は胸アツ必至。もともと、依頼されたデータは中身を確認せずに抹消するのが圭司のスタンス。だが第1話で祐太郎は、そのデータの中に故人にまつわる重要事項が隠されているのではないかと主張する。圭司は祐太郎に押し切られるかたちで削除予定のデータを開くことになり、物語はそこから大きく動き出す。早くも祐太郎が圭司に多大な影響を与えているだけに、今後もより深まっていくであろう2人の“絆”から目が離せない。

 先述の通り、『dele』のレギュラーキャラは3人のみ。それゆえ、毎話ごとに多彩なゲストが重要な役割を担う。そして、そのゲストたちも一筋縄ではいかない個性派揃い。第1話にゲスト出演しているラッパーの般若をはじめ、水曜日のカンパネラのコムアイ、RADWIMPSの野田洋次郎など、アーティストたちも多数名を連ねる。独自の雰囲気を放つ彼らが、1話完結の物語をそれぞれセンセーショナルに彩ってくれることだろう。

 さらに、脚本家が毎回違うのも大きなポイント。原作者の本多のほか、アクション監督兼任の金城、『追憶』の瀧本智行、青島武、『GANTZ』の渡辺雄介、『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)の徳永富彦と豪華な面々が顔を揃える。魅力的な役者陣に、魅力的な脚本、魅力的な制作陣と、無双状態ともいえる『dele』。この夏一番の注目作が、ついに幕を開ける。

(nakamura omame)

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