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齋藤飛鳥が「映像研」浅草みどり演じて起きた変化語る「最強の世界が見えてきた」

ナタリー

20/9/9(水) 13:51

映画「映像研には手を出すな!」完成報告会見の様子。左から小西桜子、山下美月、齋藤飛鳥、梅澤美波、グレイス・エマ、英勉。

映画「映像研には手を出すな!」のオンライン完成報告会見が本日9月9日に行われ、本作に出演した齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波、小西桜子、グレイス・エマ、監督を務めた英勉が出席した。

大童澄瞳のマンガをもとにした本作は、“最強の世界”を夢見てアニメーション制作を志す女子高生3人の姿を描く青春冒険譚。5月に公開を予定していたものの、新型コロナウイルス流行の影響によって延期となっていた。齋藤は「ドラマから時間が経ってしまって、今観ると浅草みどり(の演技が)が照れくさいというか恥ずかしいので、本当に公開していいんですかという気持ちです」と照れ笑いを浮かべる。当初、主人公・浅草を演じることに不安を抱えていたと言い、「演じてみて、自分と浅草の共通点を見つけて彼女を愛おしく思えたので、3カ月の長い撮影をやりきれました」と語った。

親に反対されつつもアニメーターを目指すカリスマ読者モデル・水崎ツバメを演じた山下は「ツバメちゃん自身は自分が特別な存在だとわかっていなくて、いい子だけど目立っちゃうところがツバメちゃんらしくて好きです」とコメント。梅澤は原作を読んだ際、自身が演じた金森さやかに一番惹かれたと言い、「読んでいくうちに自分で自分にプレッシャーをかけてしまっていました。魅力的に感じるからこそ、どう演じたらいいんだろうと悩みましたね」と語る。また「原作ファンの皆さんが感じる金森の印象を調べましたし、撮影現場では浅草氏と水崎氏そのもののお二人に引き寄せられるようにして(金森の演技が)徐々に完成しました」と述べ、改めて金森について「とにかく魅力的な女の子だと、読んでいても演じていても感じました」と感想を話した。

撮影時の印象的なエピソードを問われた英は、本作にVFXが多用されていることに触れ、「撮影は何もないところでやっているので、(齋藤、山下、梅澤の)3人は心の持って行きようがなかったと思う(笑)。『ここに“最強の世界”があるんだ!』と言っても実際にはないし、ロボが出てくるシーンでも現場には風船があるだけなので、客観視したら痛々しいと思う」と苦笑。梅澤は完成した作品で該当シーンを観た際に「本当に何もなかったっけ? 私たちの演技もすごくないですか!?と思いました」と感じたことを明かし、山下も「1回、この演技は段ボールを見ながらやっていると思って観てほしいです。私たちすごいんですよ!」とアピールし、英を爆笑させた。

質疑応答では、記者から「皆さんにとっての“最強の世界”は?」という質問が。英が「この作品をたくさんの人に観ていただいて、続編が決まるのが“最強の世界”」と語ると、齋藤は「次は暖かいところでゆるやかに撮っていきたいですね」と応じる。また齋藤は「浅草を演じてから、周りの人に『人間になってきたね』と言われることがすごく多いんです」と明かし、山下と梅澤を指しながら「後輩2人との関係も変わりましたし、人としての変化も大きかったので、浅草を演じたことで人としての“最強の世界”が見えてきました」と述べた。

「映像研には手を出すな!」は9月25日より全国ロードショー。

(c)2020「映像研」実写映画化作戦会議 (c)2016 大童澄瞳/小学館

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