ベルリン映画祭が開幕、日本発“ゾンビの出ない”「ウィーアーリトルゾンビーズ」上映
19/2/9(土) 12:00
第69回ベルリン国際映画祭に参加した二宮慶多(左)と長久允(右)。
第69回ベルリン国際映画祭が開幕。長久允の初長編作「ウィーアーリトルゾンビーズ」が、現地時間の2月8日にジェネレーション部門のオープニング作品として上映された。
第35回サンダンス映画祭のワールドシネマドラマティックコンペティション部門にて、日本映画初となる審査員特別賞・オリジナリティ賞に輝いた本作。まるでゾンビのように感情を失った少年少女たちが音楽バンド“LITTLE ZOMBIES”を結成し、やがて予想もしない運命に翻弄されていくさまを描き出す。
ベルリン国際映画祭で日本映画がオープニング作品に選出されたのは本作が初めて。上映前の舞台挨拶で、長久は「この映画は『ウィーアーリトルゾンビーズ』という名前なんですが、ゾンビは出てきません。ごめんなさい(笑)。でもきっと楽しんでもらえると思います」とコメント。12歳にして初めてベルリン国際映画祭の舞台に立ったヒカリ役の二宮慶多は、緊張した様子で「この映画には僕自身も共感できる部分がたくさんあって、観るたびに新しい発見があります。だからこの映画は、ヒカリやリトルゾンビーズだけのものではなく、僕らの世代、みんなのための物語です。ぜひ楽しんで観てください」と呼びかけた。
第69回ベルリン国際映画祭は現地時間2月17日まで開催。ジェネレーション部門の授賞式は日本時間16日に行われる。
(c)2019“WE ARE LITTLE ZOMBIES”FILM PARTNERS
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