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桐山漣と清水くるみがW主演、日仏合作映画「海の底からモナムール」公開

ナタリー

20/10/8(木) 12:00

「海の底からモナムール」

桐山漣と清水くるみがダブル主演を務めた日仏合作映画「海の底からモナムール」が、12月4日に公開される。

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017のゆうばりチョイス部門で上映された本作は、エリック・ロメール監督作「美しき結婚」の音楽監督などを務めてきたロナン・ジルの長編第2弾。10年前にいじめが原因で崖から飛び降り、17歳の姿のまま瀬戸内海の海底にいる少女ミユキと、彼女が思いを寄せていた相手・タクマの物語を描く。「貞子」「曇天に笑う」の桐山がタクマ、「青の帰り道」の清水がミユキを演じ、三津谷葉子、前野朋哉、杉野希妃も出演した。

公開決定にあたり桐山と清水からコメントが到着。桐山は「幽霊が幽霊ではあるんだけど、日本のホラーみたく怖がらせるようなルックスでないところが、『これはホラーでもあるけど、幽霊の愛の物語でもあるんだな』と同時に感じさせられます」とミユキの描かれ方に言及する。そして清水は「一見するとホラー映画のようなのですが、登場人物の感情をちゃんと追ってみるとまた全然違った目線で楽しめる作品になっているかと思います」と見どころを語った。

「海の底からモナムール」は東京・UPLINK吉祥寺ほか全国で順次公開。

※桐山漣の漣はさんずいに連が正式表記

桐山漣 コメント

タクマは自分の思っていることを素直に表現できない控えめな性格です。ミユキの死を自分のせいでと引きずっているところを芯に持ちつつ、帰ってきた島で起こる出来事に素直に反応していこうと思い演じました。
ロナン・ジル監督の撮影では、ゆったり品よくスタートがかかり、ゆったりカットがかかります。日本の現場の気合いの入ったスタートに慣れているので初めは慣れなかったけど最後は慣れました。あと、大きな風船を使った夜の月明かりの照明が幻想的で画で観るととても綺麗です。
僕自身、あまりホラー感は意識せず撮影していました。幽霊が幽霊ではあるんだけど、日本のホラーみたく怖がらせるようなルックスでないところが、「これはホラーでもあるけど、幽霊の愛の物語でもあるんだな」と同時に感じさせられます。愛情表現や感覚的なものが日本人とはちがうので、そこに対するおもしろさがありました。
映画の中ではタクマが海に飛び込んでいくシーンがあるんですが、台風の直後で流木やらわかめやら流されてきた色んなものがごちゃごちゃあるし、夜になると苦手なフナムシやゴキブリがたくさんいて、、海や山でのシーンが大半だったので、自然の洗礼を受けながらの撮影期間でした!

清水くるみ コメント

わたしが演じたミユキは海で亡くなった女子高生の役なのですが、台本を読んだら、8割方水の中にいたり、片思いをしていたタクマの彼女の血をストローで吸ったりするシーンもあり、どんな撮影になるのかとドキドキしていました。このような発想や設定は日本人にはない考えであり、撮り方もフランス人監督ならではのやり方で、新しい経験をたくさんした現場だったなと思います。なんといっても、撮影は4年ぐらい前だったので笑 やっと世に放てるのだな、という気持ちです。日本人的価値観としては、一見するとホラー映画のようなのですが、登場人物の感情をちゃんと追ってみるとまた全然違った目線で楽しめる作品になっているかと思います。

(c)Besoin d'Amour Film Partners

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