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『男と女』の53年後を描く クロード・ルルーシュ『男と女 人生最良の日々』ポスター&場面写真

リアルサウンド

19/10/18(金) 12:00

 クロード・ルルーシュ監督最新作『男と女 人生最良の日々』の公開日が2020年1月31日に決定し、ポスタービジュアルとシーン写真が公開された。

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 1966年に製作され、カンヌ国際映画祭で最高賞“パルムドール”を、米アカデミー賞で最優秀外国語映画賞を受賞したクロード・ルルーシュ監督の『男と女』。本作は、それから53年後の2人の物語を、当時と同じキャスト同じ役柄で、アヌーク・エーメとジャン=ルイ・トランティニャンが紡いだ物語。

 まばゆいばかりのロマンスから、長い年月が経ち、元レーシング・ドライバーの男、ジャン・ルイ(ジャン=ルイ・トランティニャン)は、今は老人ホームに暮らし、かつての記憶を失いかけていた。彼の息子は父親を助けるために、父がずっと追い求めている女性アンヌ(アヌーク・エーメ)を探す決心をする。果たしてアンヌは、ジャン・ルイと再会し、2人の物語をまたあの場所から始めることができるのか。

 2019年の第72回カンヌ国際映画祭で発表され、監督やキャストが思い出の地に再集結、上映後20分にも及ぶスタンディングオベーションが鳴り止まなかった本作。前作に引き続きアンヌを演じるのは、『男と女』でゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞し、アカデミー賞においても主演女優賞にノミネートされた女優エーメ。対するジャン・ルイ役も、近年も『愛、アムール』でセザール賞の主演男優賞に輝くなど高く評価されているトランティニャンが続投した。

 ルルーシュ監督は、「『男と女 人生最良の日々』は、わたしたちの人生のある瞬間をリアルに映し出している。過去と現在の映像を組み合わせることで、どちらも鮮やかに描くことができる。そうすることでこの作品は、だれもが自分に置き換えられるような、普遍的な物語になる。ふたりは新しいスタートを迎える。53年経って、ジャン=ルイとアヌークに再会したことに深い喜びを感じた。その瞬間、時間が止まり、当時の感情が蘇ってきた。当時と今、ふたつの異なる時代のジャン=ルイとアヌークの姿によって、私たちの感情はさらに強く掻き立てられる」と、本作への想いを語っている。

 音楽を手がけたのは、ルルーシュ監督の盟友で、昨年惜しくもこの世を去った作曲家のフランシス・レイ。本作でも、遺作となった曲の数々で愛のメロディを響かせ、作品に彩りを加える。

 公開されたポスターは、『男と女』と『男と女 人生最良の日々』での2人の表情を、それぞれ同じ角度から捉えたシーンを組み合わせたもの。「『男と女』から53年。運命の恋がまた始まる‥‥」とコピーが添えられている。

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