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年末年始特別企画 第34回

水先案内人 村山章が選んだ2019年のベストムービー

 

『ガルヴェストン』 (5/17公開) 

         
 
 

『トイ・ストーリー4』 (7/12公開)

         
 
 

『クリード 炎の宿敵』(1/11公開)

         
 

シリーズものは、過去作をちゃんと踏まえていないと興ざめするし、同時に独立したビジョンがなければ作品として評価しづらい。そんなことを痛感したのが『トイ・ストーリー4』と『クリード 炎の宿敵』。いずれもちゃんとシリーズに向き合っていて、しかも単体の映画としては前作より圧倒的に好きだ。

好きだ、というとただの好き嫌いに聞こえそうだが、両作品とも明らかに前作とは違うベクトルを志向していて、『トイ・ストーリー4』のあえて物議を呼ぶであろう選択をしてみせた作り手の姿勢も断固支持したい。

『ガルヴェストン』はある種突然変異的な存在だと思う。昔の任侠物かVシネマみたいな犯罪ジャンル映画なのに、メラニー・ロランの端正かつ繊細な演出とエル・ファニングやベン・フォスターの媚びることのない演技によって、男臭さに対するアンチテーゼとして機能しているのは今の時代ならでは。と小難しげに書いてしまいましたが、美しくて切ないいい映画です。

『ガルヴェストン』(C)2018 EMERALD SHORES LLC -ALL RIGHTS RESERVED
『トイ・ストーリー4』(C)2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
『クリード 炎の宿敵』(C)2018 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

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