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109シネマズ二子玉川のIMAXレーザーで、最高の映像プレゼンテーション『TENET テネット』を体験

リアルサウンド

20/10/1(木) 12:00

 現在、最も豪華な映画鑑賞体験を提供してくれるシステムと言えばやはりIMAXだ。

 そのIMAXの魅力を最大限に発揮する、クリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET テネット』の公開が日本でも始まった。新型コロナウイルスの世界的流行で、世界中の映画館が苦境に陥る中、最高の映画館体験を追求するノーラン監督の最新作は、映画館に観客を呼び戻す起爆剤となった。

 109シネマズ二子玉川では、さらなる鑑賞体験の向上を追求すべく、今年3月にIMAXデジタルシアターをIMAXレーザーへとアップグレードした。4Kプロジェクターによる高精細で明るい映像はよりコントラストをシャープに表現し、映像の細部までクリアな表現を可能にし、12chの立体音響はこれまで以上の臨場感を提供する。

 そんなIMAXレーザーの魅力を、IMAX社のアジア太平洋地域のフィルムディストリビューションのディレクターを務めるウォルト・チヨウ氏に語ってもらった。

IMAX社の品質へのこだわり

 109シネマズ二子玉川に導入されたIMAXレーザーは、解像度4Kのレーザープロジェクターを使用する。これまで2Kの解像度だったIMAXデジタルから倍の解像度のプロジェクターとなるわけだが、それによって映像の質はどのように変化するのだろうか。

 ウォルト氏は、「IMAX社は、当社の70mmフィルムカメラを起用し、70mmフィルム上映を芸術的側面からもこだわりを持ってくださる映像製作者へのサポートは続けておりますが、4Kレーザープロジェクターに関しては、白と黒のコントラストにおいて、これまで最高の品質とされていた70ミリフィルムの映写機をも上回る性能を持っており、我々もこのIMAXレーザーのプロジェクターを開発している時は、ここまでのものになるとは思っていませんでした」と語る。

 IMAXレーザーは音響面でも、IMAXデジタルの5chを上回る12chサウンドシステムとなる。前後左右、そして天井にもスピーカーが付き、針が落ちる小さな音からジェット機の轟音まで幅広い音域を正確に再現できる。

 IMAXの音響の秘密は、独自の劇場構造の設計にある。ウォルト氏は「IMAXシアターの音響設計は独自特許を取得したもので、劇場のサイズに対して、どの位置にスピーカーを置くか、どのように壁を作るのかなど細かい特許を取得しています。劇場立ち上げ時に弊社のエンジニアが立ち会い厳格に音響を調整しているのです。この独自設計によって、どの座席でも同じようにクリアな音響を楽しむことができるのです」と語る。

 IMAX社の仕事は、劇場を作って終わりではない。常に最高の品質を提供するために、世界中のIMAXシアターを常時モニタリングしているのだ。

「IMAXシアターのもう一つの特徴としてNOCシステムというものがあります。世界中のIMAXシアター内の音響が高すぎたり低すぎたりしていないかなど、365日24時間体制でモニタリングしているのです。何か異常を検知すれば、カナダと中国の本部からエンジニアに連絡が入り、各劇場に通達する仕組みになっています」

 ウォルト氏は、このシステムがあるから「我々は世界で一番の劇場体験を提供できると自信をもって言える」と強調する。常に品質のチェックを欠かさない姿勢がIMAXでの鑑賞体験を特別なものにしているのだ。

 そして、そのIMAXでの劇場体験を最大級に評価するのがクリストファー・ノーラン監督だ。ノーラン監督は『バットマン・ビギンズ』でIMAX上映を導入し、『ダークナイト』でIMAX70ミリフィルムカメラでの撮影を敢行して以来、常に最高の映画体験を提供するためにIMAXにこだわってきた。

 ウォルト氏もノーラン監督を「パートナーとして最も重要な監督のひとり」と語る。

「ノーラン監督はIMAXカメラで長編ハリウッド映画を撮影した初めての監督ですし、私たちにとって最も重要な監督のひとりです。私がIMAXで働き始めたころに、ちょうどワーナー・ブラザース配給作品であるノーラン監督の『バットマン・ビギンズ』が公開されました。同僚と彼の映画を観に行った時にIMAXのポテンシャルの大きさを実感したことをよく覚えています。彼はIMAXを世に広めるために大きく貢献してくれた人物です。今まで、7作品をIMAXで上映し、そのうち5作品をIMAXカメラで撮影した監督です」

 ノーラン監督は勉強熱心であるという。彼はIMAXで何ができるのか、どうすればより良い映画を作れるようになるのかを常に質問してくるそうだ。

「ノーラン監督は、カメラの使い方をはじめ、最高の映像プレゼンテーションを観客に届けるためにはどうすればいいか教えてほしいと常に聞いてきます。IMAXでの鑑賞体験を最高にするべく常に新しいことを学ぼうとしてくれます」

『TENET テネット』はIMAXでこそ輝く

 IMAX社のウォルト氏も重要人物だと語るノーラン監督の最新作『TENET テネット』も、これまでのノーラン作品と同様IMAXで鑑賞してこそ、その魅力を最大限に堪能できる。第三次世界大戦を防ぐミッションを言い渡された男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)が、時間の逆行を駆使しながら戦うこの物語は非常に難解であるが、それゆえに全身で理屈を超える体感を与えてくれるIMAXレーザーでの鑑賞は有効だ。

 冒頭、クラシックコンサート会場に正体不明のテロリストが襲い掛かる。IMAXフィルムカメラで撮影された広い画角で一望できるホールには、多数の来場者が詰めかけている様子が一目でわかる。そこで繰り広げられるテロリストと特殊部隊の戦闘は迫力満点で、映画冒頭から観客の緊張感を高めてくれる。

 IMAXの大画面が最大限に生かされるのは、やはり実物大の本物のジャンボジェット機を建物に突っ込ませ爆発させるシーンだろう。建物に向かって進んでいくジェット機を下からあおりでとらえた映像は凄まじい迫力だ。ジェット機の鼻の先のすぐ下でカメラを構え、見上げた構図はジェット機の大きさを最も実感できるカットで、横だけなく縦にも長いIMAXの画角を最大限に活用したシーンと言えるだろう。せっかく本物のジェット機を爆破するのだから、その大きさは最大限に実感されるべきだ。

 そして、12chのサウンドシステムにより、四方八方から轟音が鳴り響き、大きな画面に吸い込まれるような印象を与え、まさにその場で事件を体感しているような感覚を味わえるだろう。

 時間が逆行するという本作のアイディアと謎めいた物語についても、シーンの細かいところにヒントが隠されており、IMAXレーザーのきめ細かな大画面ならばそのヒントを見落とすことも少なくなるはずだ。そして、ノーランが作り上げたこの前代未聞の世界を、IMAXレーザーならば全身で体感できるゆえ、理屈を完璧に理解できなくとも身体で納得感を味わえることだろう。『TENET テネット』はぜひとも109シネマズ二子玉川のIMAXレーザーで体験してほしい。

■109シネマズ二子玉川 IMAXレーザー情報
109シネマズ二子玉川
住所:東京都世田谷区玉川1-14-1 二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケット内
お問い合わせ:0570-077-109
109シネマズ二子玉川:https://109cinemas.net/futakotamagawa/
IMAXレーザー:https://109cinemas.net/imax/imax-laser.html
109シネマズyoutubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCFm60SeaHw7X4O11kTxoIVQ

■公開情報
『TENET テネット』
全国上映中
監督・脚本・製作:クリストファー・ノーラン
製作:エマ・トーマス
製作総指揮:トーマス・ハイスリップ
出演:ジョン・デイビッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、ディンプル・カパディア、アーロン・テイラー=ジョンソン、クレマンス・ポエジー、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナー
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved
公式サイト:http://tenet-movie.jp
公式Twitter:https://twitter.com/TENETJP
IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation.

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