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『仮面ライダーセイバー』内藤秀一郎×山口貴也 「赤ちゃん」と「天然」なふたりが語る“普通のホモ・サピエンス”じゃない人とは?

ぴあ

20/12/16(水) 12:00

山口貴也(左)と内藤秀一郎(右)

現在放送中の『仮面ライダーセイバー』(テレビ朝日系)の劇場版『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』が、12月18日(金)より公開される。

小説家でありながら、仮面ライダーセイバーとして世界を救うべく戦うこととなった神山飛羽真(仮面ライダーセイバー)役の内藤秀一郎と、飛羽真の前に突然現れ、剣士として彼を導き共に戦う剣士・新堂倫太郎(仮面ライダーブレイズ)役の山口貴也に、テレビ版の撮影エピソードも交えながら、劇場版の見どころなどをたっぷり語ってもらった。

悔しい思いをしたときも
語り合って一緒に意識を上げられた

── まずはおふたりの出会いから振り返っていただけますか。

内藤 僕たちは仮面ライダーの撮影に入る前から少し知り合いだったんですが、初めて話したときに、ちょっと天然だなって。しっかりしてそうな見た目なのに話したら中身が天然でびっくりしたのが第一印象ですね。

山口 あはは!

内藤 「天然だよね?」って聞いても、「違う、天才なんですよ」って返してくる。そういうところが天然だなって思いますね。

山口 秀一郎は『真夏のオオカミくんには騙されない』(Abema TV)に出てたときのイメージが強かったんですけど、『セイバー』の現場で話したら、赤ちゃんみたいだなって思いました。無邪気というか。携帯を見てずっと笑ってたり、突然「にゃー!!」って言って絡んできたり。僕もそれに対して「にゃー!!」とか言って、(須藤芽依役の川津)明日香ちゃんに笑われちゃって(笑)。

内藤 最初の頃は川津がツッコミ役になってくれる感じでしたね。僕と川津は同じ事務所でもともと仲が良かったので、3人ですぐ打ち解けました。

── 早くから仲が良かったことが、作品作りの上で役立ったと思うことはありますか?

内藤 PR撮影のアフレコのときに、ふたりで結構夜中までやったんですよ。そのとき、厳しく言われたんだよね。

山口 うん。撮影が始まって3日目くらいの、初めてのアフレコのときに。

内藤 ふたりとも悔しかったけど、でも、初めてだからどうしたらいいかも分からなくて。仲が良かったから「ちょっと話して帰ろうか」って、語り合って一緒に意識を上げられたときは、貴也で良かったなって思いましたね。

山口 うわべだけの関係じゃなく、最初から気を使わずに言い合えたのが、男同士の仲の良さというか、信頼感があってこその時間だったのかなって。

── 俳優同士として、熱く語れたんですね。

山口 逆に、普段「ごはん行こうよ」とか恥ずかしくて誘えないよね?

内藤 確かにね。

山口 いつもわちゃわちゃしてるとか、手をつないで歩くとか、そういうのじゃない男の仲の良さがあるのかなって。

内藤 普通、手はつながないでしょ!

山口 女の子でいうところの例えだって!

内藤 こういうところが天然なんですよ。

山口 半分狙って言ってますから。

内藤 いやいや! 嘘だろ!!(笑)。

── ちなみに他のインタビューで、内藤さんが山口さんに今後写真の撮り方を教えていきたいと、お話されているのを読んだのですが、本当にレクチャーされたんですか?

内藤 写真の話って、本当に最初の頃だよね。1、2話を撮ってたくらいの。

山口 そうそう。

内藤 どう撮ってもかっこいいから、教えるの嫌になっちゃったんだよね(笑)。普通にナチュラルにしてればいいんだよ。

山口 でも、それこそ、秀一郎が撮られるところを見たときにさすがだなぁと思ったのが、カメラを向けられると顔が変わるんですよ。そこがすごくうらやましい。僕なんか、「あ、写真ですか!」って構えちゃうから(ピースしながら)。

内藤 ピースはダメでしょ!(爆笑)。

テレビシリーズから劇場版へ
ふたりが見せた変化とは?

── 顔が変わるといえば、5話から内藤さんの顔つきが変わった印象があったのですが。

内藤 そう言われて少し納得するところはありますね。上堀内(佳寿也)監督の回で、めちゃくちゃ怒られたんですよ。そこで、中身の芝居をこれでもか!と叩き込まれたので。表情の作り方だったり、セリフの言い方だったり、気持ちが変わった回だったなと思います。

山口 5、6話はあまり一緒のシーンがなかったんですが、その後に久しぶりに飛羽真とふたりのシーンで芝居をしたときに、なんとなくですけど、前とは違う感じはしました。

内藤 本当?

山口 秀一郎の作る雰囲気に身を任せて現場に入ったら、自然と倫太郎として反応できるようになった感じ。最初は相手の芝居がどうというより、自分は自分で頑張ろうってお互いに思ってたよね。

内藤 うん。

山口 自分がこうしたい、と思って演じるというか。でも、飛羽真の影響力が強くなっていたので、変わったなって思いましたね。

── 逆に内藤さんから見て、山口さんの変化を感じたことはありますか?

内藤 なかなか3冊変身ができなくて悔しがってる姿と、6話終わりのズオス(本の魔物のひとり)にやられたときの顔を見て、こんな芝居ができるんだ!って、鳥肌が立つくらいの衝撃を受けました。倫太郎って結構、説明台詞が多いけど、そこから台詞に対しての重みを感じるようになりましたね。

山口 6話の終わりは、台本を読んだときにそういういいシーンを作り出せるとは、僕自身思っていなかったんです。上堀内監督に「動きとかを気にしなくていいから、気持ちを出してほしい」と、本読みのときから言われてたので、顔も気にせず悔しさを本気で出そうと思って演じたんです。

内藤 そう! あのとき、すごく堂々として帰ってきたんですよ。「俺、やってきた!」ってすごい言ってたけど、本当に、すごくいいシーンになってて。

山口 「やったな」っていうのが出てた。

内藤 そこがかわいいなって思いましたね。

山口 それまであまりそういうシーンがなかったので、「これがロケだ! これが芝居だ!」って、ちょっとドヤ顔で帰りました(笑)。

内藤 その日から、堂々と芝居するようになったよね。

山口 かっこ悪く映ってもいいって思うようになったきっかけだったので、芝居をする上でのターニングポイントだったと思います。

── 監督と言えば、今回の劇場版は1、2話以来の柴﨑貴行監督ですね。

内藤 1回やってみなって、まず見てくれる監督で。それを踏まえて、こうしよう、みたいなやりとりをすることが多かったですね。やりたいことをやらせてくれる監督なので、こっちがアクションをすれば何倍にもして返してくれるんです。でも、1、2話のときは初めての現場でいっぱいいっぱいだったので、映画の現場ではいろいろと聞けてよかったです。

山口 僕はほぼ2話からの登場だったので、当時はお話する機会があんまりなくて。映画の現場でお会いしたときは、「ホモ・サピエンスよかったねぇ」って感じで(笑)。お子さんが現場にいらしていたので、プライベートの話をたくさんした気がします。

内藤 でも今回、褒めてもらったようなことはなくて、ちょっと悔しかったです。最終回までには、飛羽真の芝居が良くなったって言ってもらえるように頑張りたいなって思いました。

20連発のナパームシーンと
エクレアの行方に注目して!

── では、映画の撮影中に印象的だったことがあれば教えてください。

内藤 ナパームは何回か経験させていただいたんですけど、映画では20連発のナパームのシーンがあって! 山が燃えちゃうんじゃないかっていうくらいすごい迫力でした。あと、テレビシリーズでは合成で剣に炎をつけてるんですけど、映画では本物の炎を使っているんです。

山口 倫太郎のシーンといえば、劇場版でもエクレアが登場しまして。今回は食べることができたのかを、ぜひ確認していただきたいですね(笑)。お話としては、仮面ライダーってこういう使命を持って戦ってるんだな、と明るい気持ちになれる作品になっていると思います。

── ドラマ版の撮影において、映画での経験が還元されそうだなというような感覚はありますか?

山口 6人で揃って変身をして戦うのが初めてで。今までも、みんなでやっていこうという感じはありましたけど、映画を経てそれがより強くなったと思います。関係が密になった感じが映像に出ていたらうれしいですね。

内藤 映画では6人が横並びで歩くカットを撮ったんですよ。横から撮影しているカメラに、みんなの顔がちゃんと映らないといけないので、誰かが前に出たり遅れたりしちゃいけなくて。6人でやったことのない経験だったので、相手の芝居を受けて演じるというところが成長できているんじゃないかなと思います。

山口 それぞれ映画の見どころでもあるから、注目して観てほしいよね!

── 倫太郎の台詞から「普通のホモ・サピエンス」という言葉がネットで話題になりましたが、最後に、キャストの中で「この人は普通のホモ・サピエンスじゃない!」と思う人を教えてください。

内藤 僕は仮面ライダースラッシュ(大秦寺哲雄) 役の岡(宏明)くんですね。岡くんは仮面ライダーオタクなので、分からないことを聞くことがあるんですけど、「ちょっと待って、もう大丈夫!」って言っても語り出すと止まらなくて(笑)。

山口 その知識量は普通のホモ・サピエンスじゃない(笑)。僕も岡くんだなって思ってて。彼は、みんなが集中してるときでも、誰かに構ってほしくてそわそわしてる。僕はかわいいなと思いながら、それを見てる側なんですけど。

内藤 あと、仮面ライダーエスパーダ(富加宮賢人)役の(青木)瞭くんの身体能力も、普通じゃない! トランポリンで飛んでから回るアクションシーンで、「軽くポンと飛んで回る感じでいいよ」って言われてたのに、瞭くんは思いっきり飛んで、そのまま助走して転がって。すごくかっこいいシーンだったんですけど、それを一発で決めちゃうのがすごい。

山口 普段、練習してるところをあまり見ないのに、本番1発で高得点を出しちゃう。あと、なんでも知ってるし、やったことがある。僕たちが話してたことも途中で入ってきた瞭くんの方が詳しくて、いつの間にかみんな瞭くんの話を聞いてる。それか、岡くんと話してるよね(笑)。

内藤 そうそう(笑)。



取材・文:大谷和美 撮影:大塚秀美

※ぴあアプリでは内藤さん、山口さんのアザーカットも掲載中! アザーカットはアプリでご覧ください

『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』 2本立て上映
12月18日(金)より公開

スーパーヒーロープロジェクト(c)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映



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