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日向坂46、“奇蹟”の名場面でキャラクター性を発揮 『日向坂で会いましょう』宮崎ロケ振り返る

リアルサウンド

19/10/31(木) 7:00

 日向坂46(以下、日向坂)の冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京/以下ひなあい)では、3週に渡り宮崎ロケ企画(「もっと目指せ!始球式 日向坂野球部の奇蹟 in宮崎キャンプ」)を放送中だ。この宮崎ロケ、番組で培ってきた彼女たちの魅力が詰まった内容になっていて素晴らしい。ついに完結編となる次回放送に向けて、これまでの名場面を振り返りたい。

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 ”日本のひなた”と呼ばれている宮崎県が日向坂にオファーをしたことで始まった宮崎ロケ。関東ローカル番組だった『ひなあい』は、新潟、青森、富山と放送エリアを広げ、今では宮崎にまで拡大。テレビ東京系列ではない放送局でオンエアされるというのは、それだけ彼女たちの人気と番組の面白さが地方にも届いている証拠といえるだろう。

 さて、「もっと目指せ!始球式 日向坂野球部の奇蹟」では、その企画名通り“日向坂の宮崎キャンプ”として番組が進行。さっそく、朝の集合から仕掛けが。実は、現場入りした順番でこの日のチーム分けをすることになっていたのだ。もちろんメンバーはそのことを知らない。オードリーはその様子をモニタリング。パリピ迷走キャラ・富田鈴花の話になると、春日は「マジメだから根は」と分析する一方で、若林は「富田が一番ではショックだな。富田ってキャラじゃないよ!」といじる。しかし、それが振りになったかのように、富田は小坂菜緒・渡邉美穂と共に一番乗りで姿を現す。テロップでも「根がマジメ。」といじられる始末だ。しかし、それだけで終わらないのが彼女。1人だけゴールラインを超えずに、ライン手前の椅子に座り自撮りを始めた。さらに、次々やってくるメンバーを撮影したり、松田好花を隣に座らせたりと、通称「富田ホイホイ」も炸裂。結局、富田がビリなるという期待を裏切らない展開になった。

 富田は、2週目に放送された「動物園で大喜利大会」でも大活躍。「チンパンジー達にあって春日に無いものは何?」という問題に対して、「知性」「遊び心」など『ひなあい』定番の“春日いじり”な解答が飛び交うなか、最後に富田が「スタッフへの配慮」とダメ押し。すると、その直後にチンパンジーが飛ばした唾が富田に直撃するというハプニングが。思わず号泣した富田が発した「バチが当たった……」には、彼女ならではマジメさが浮き彫りになっており、悲劇を喜劇に変えていた。

 そして、特に話題になっていたのが丹生明里の「タルタルチキン!」事件だろう。これは「とんかつ争奪!常識クイズ」で起こった。この勝負は、紅白でチームに分かれ、1対1でクイズに答えていき、全員抜けられたチームが勝利というもの。ご存知の人も多いかと思うが、春日は丹生がお気に入りだ。残り1人になった松田と、まだ後ろに何人も控えた丹生との勝負では、春日の“丹生贔屓”が始まる。「チキン南蛮」が答えとなる問題。先に松田が回答ボタンを押したはずが、春日は解答権を丹生に。松田が「え? 本当に?」と動揺する横で、丹生が険しい表情で「タルタルチキン!」とトンカツ屋の前で叫び、おもいっきり不正解。それを嬉しそうに見守るオードリー。不正解のブザー音が鳴り響く中、松田が急いで解答し、見事正解に。このツッコミどころ満載の怒涛ラッシュは、丹生の解答だけでなく、松田の本気のリアクション(後にSHOWROOMで「衝撃と悲しさが一瞬で溢れてきた」とコメント)によって面白さが増した、まさに奇蹟的な名場面だ。

 神がかった展開が目白押しの宮崎ロケ。他にもグルグルバットでの佐々木久美と高本彩花の衝突や、実は負けず嫌いな小坂の素など、まるで伏線回収のように1年半番組で培ってきたキャラクターの集大成が遺憾無く発揮されている。また、初見の方にも彼女たち一人ひとりの個性が伝わったのではないだろうか。次回の完結編では、ついにスタジアムで野球を行うとのこと。同番組での野球企画が盛り上がった原点とも言える加藤史帆のホームランは見られるのだろうか。彼女たちの魅力が詰まった回になることは間違いなしだ。(本 手)

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