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上演は約50年ぶり、井上ひさし作『どうぶつ会議』が開幕

ぴあ

19/1/24(木) 0:00

左から上山竜治、大空ゆうひ、栗原類、池谷のぶえ

早いもので、井上ひさしがこの世を去ってから今年で10年目。こまつ座では〈井上ひさしメモリアル10〉と名付け、1年間でなんと6本もの公演を予定している。その最初を飾るのが、1月24日(木)より新国立劇場 小劇場で上演される『どうぶつ会議』だ。

世の中にはたくさんの問題があるのに、人間の大人たちは戦争ばかり。そこで動物たちが人間の子どもたちのため、立ち上がる……。『飛ぶ教室』などで知られるエーリッヒ・ケストナーの児童小説をもとに、1971年、井上が劇団四季に書き下ろした作品。こまつ座では初となる今回の上演にあたり、多くの舞台作品で音楽監督を務めてきた国広和毅が新たに曲をつけ、音楽劇に仕立てた。串田和美、栗山民也ら並み居る面々の演出助手を務めてきた田中麻衣子の演出のもと、栗原類、大空ゆうひらのキャスト陣が全力で“どうぶつ”を演じる。

演劇作品としては珍しく子ども料金が設けられ、舞台上にも客席が設けられるなど、劇場が一体となって盛り上がる作品になりそう。井上ひさしの描く子ども向け作品といえば『ひょっこりひょうたん島』。今作もあの物語のように、子どもだけでなく大人も充分に楽しめるものになるのではないだろうか。

2月3日(日)まで。

文:釣木文恵

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