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いま、最高の一本に出会える

ミュージカル『王様と私』 Photo by Matthew Murphy The London Palladium Production

渡辺謙&ケリー・オハラの『王様と私』がついに来日

ぴあ

19/7/11(木) 0:00

2015年のトニー賞でリバイバル作品賞を受賞し、2018年のロンドン公演も好評を博したミュージカル『王様と私』が、同じセットと衣裳、そして同じ主演女優と主演男優により、本日7月11日(木)から来日公演を行う。片や、トニー賞にノミネートされること実に7回、本作で初めて受賞の栄誉に輝いた“ブロードウェイの女王”、ケリー・オハラ。そして片や、日本とハリウッドを股にかけて活躍し、ミュージカルデビューとなった本作でトニー賞にノミネートされた渡辺謙。そのうえ今回は、ロンドン公演でクララホム首相役を務めた大沢たかおの参戦まで決まっている。これはもう、日本ミュージカル界の“事件”と言っていい。

リチャード・ロジャース(作曲)&オスカー・ハマースタイン二世(作詞・脚本)の黄金コンビにより、1951年にブロードウェイで産声を上げた『王様と私』。翌年のトニー賞に輝いたほか、ユル・ブリンナー主演の映画版(1956)も高い評価を得、その後もたびたび再演される人気作となった。この度のリバイバル版の演出を務めたのは、やはりトニー賞の常連で、オハラとは『ライト・イン・ザ・ピアッツァ』(2005)、『南太平洋』(2008)でも組んでいるバートレット・シャー。そのシャーが「王様役はこの人しかいない」と惚れ込んでオファーしたのが、我らが渡辺謙である。ミュージカル未経験だった彼の何がブロードウェイの大演出家をしてそこまで言わしめたかは、舞台を観れば一目瞭然。“当て書き”ならぬ“当て演出”のような見事なキングっぷりと、オハラとの珠玉のコンビワークは必見だ。

最後に、チケット代について。SS席19000円は、日本のほかのミュージカルと比べると高く感じられるかもしれないが、実は全くそんなことはない。「ニューヨークやロンドンまでの渡航費を考えれば……」云々の話ではなく、ブロードウェイ公演の1階席がそもそも、日本円にすると2万円を超えていたほど豪華な作品なのだ。渡航費をかけず、ブロードウェイよりも安く、しかも日本語字幕付きで名作を観られる貴重な機会を、逃す手はないだろう。

ミュージカル『王様と私』
〈リンカーン・センターシアタープロダクション〉
7月11日(木)~8月4日(日)
東急シアターオーブ

文:町田麻子

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