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「『手描き、ひらめき、おもいつき』展 ~ジブリの森のスケッチブックから~」ビジュアル (c)Studio Ghibli (c)Museo d'Arte Ghibli

宮崎駿のダメ出しも展示、ジブリ美術館で「手描き、ひらめき、おもいつき」展開催

ナタリー

19/11/15(金) 17:19

東京・三鷹の森ジブリ美術館で明日11月16日から2021年5月にかけて「『手描き、ひらめき、おもいつき』展 ~ジブリの森のスケッチブックから~」が開催される。

2001年10月に開館した三鷹の森ジブリ美術館。本展示では、宮崎駿が描いた600点を超えるアイデアスケッチや企画書、そしてこれまで開催した企画展示を通して、どのようにジブリ美術館が作られてきたのかを紹介する。企画の開催にあたり本日11月15日に同美術館でトークショーが行われ、館長の安西香月、画家の井上直久らが登壇した。

安西はまず「今回の企画について(宮崎)監督から『僕の名前をタイトルで使ってくれるな、手描きということは言ってほしい』と要望があったんです」と、展示のタイトルが決まった経緯を説明する。同展示を観た井上は「自分が観たことがないものが山盛り! 皆さんご覧になったら情報量が多いのでまずびっくりされると思います」と興奮気味に語る。また宮崎と初めて会った際に「井上さんと僕は同じなんだよ!」と声を掛けられたエピソードを披露。「顔はまったく似てませんが(笑)、宮崎監督も僕も絵を描くときは下書きせずに描くんです。最後のほうは大変なんですが、それが面白いんです」と思いを口にした。

ここからは本日行われた内覧会の模様をレポートする。2001年10月から始まった第1回の企画展示「千と千尋の神隠し展」を皮切りに、宮崎が携わった展示は15本。同美術館の第1室ではどのように企画が生まれ、どんな修正が加えられていったのか、そしてこれらの企画展示が最終的にどのような内容で完成したのか、それぞれの展示室を俯瞰した展開図やキャプションを用いて図解している。

2002年の「天空の城ラピュタと空想科学の機械達展」では、宮崎が映画に登場させた乗り物、炭鉱の町で起こった追撃騒動、空に浮かぶラピュタなどを新たにイラストに描きおこし、短編の映画まで制作して解説。さらに宮崎によるイラストのダメ出し例なども用意された。安西は「今回の展示では(宮崎に)ダメ出しされたり、修正された文章も展示しています。子供に大人の一生懸命さをわかってもらうことが、隠れテーマです」と話し、「監督本人がどうしてもやりたい企画は、私たちにこれを作ってほしいとたくさん絵を描かれるんです。そしてお客さんに伝えたいことがあると、監督はマンガで表現されます」と明かす。井上は「その企画を考えている過程で作られたマンガ、実際は形にならなかった宝石の原石が今回展示されているのが素晴らしいです」と太鼓判を押した。

第2室では、美術館の建物そのものが取り上げられている。スタジオジブリが美術館を作ろうと決めてから生まれた数々のアイデア、描き留められたイメージやメモなどが並べられた。完成したジブリ美術館の各階層が一目瞭然でわかる立体模型も設置されている。映像展示室「土星座」では「天空の城ラピュタと空想科学の機械達展」の会期中に公開された「空想の空とぶ機械達」の特別上映も。さらに2階のギャラリーには、2010年の企画展示「ジブリの森のえいが展」の各土星座作品の紹介に加えて、こねこバスに乗った気分を体験できる展示物が用意された。

「手描き、ひらめき、おもいつき」展 ~ジブリの森のスケッチブックから~

2019年11月16日(土)~2021年5月(予定)東京都 三鷹の森ジブリ美術館
料金:大人、大学生 1000円 / 高校・中学生 700円 / 小学生 400円 / 幼児(4歳以上)100円
※チケットは全国のローソンで毎月10日午前10時から翌月入場分を販売。Web、モバイル、店頭Loppiにて予約し、ローソン店頭で引き換えとなる

(c)Studio Ghibli

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