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堀込泰行、TENDRE、yonawo、LEO IMAI、リトクリが配信でライブ届けた「CIRCLE」前夜祭

ナタリー

21/5/20(木) 19:30

堀込泰行(撮影:東美樹)

オンラインフェス「CIRCLE '20→'21 東京▲福岡 実況中継」が5月14~16日の3日間にわたり開催された。この記事では14日に開催された前夜祭の様子をレポートする。

「CIRCLE」は毎年5月に福岡・海の中道海浜公園 野外劇場で開催されているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けオンラインでの開催となった。前夜祭ではTENDRE、yonawo、LEO IMAI(LEO今井、岡村夏彦、シゲクニ、白根賢一)、LITTLE CREATURES、堀込泰行といった面々がライブを行い、その模様がStreaming+で配信された。

オープニングVTRとして毎年「CIRCLE」が行われている海の中道海浜公園の映像が流れ、前夜祭はTENDREのライブで幕を開ける。彼はAAAMYYY(Cho, Syn / Tempalay)、松浦大樹(Dr / She Her Her Hers)、高木祥太(B / BREIMEN)、小西遼(Sax, Flu, Syn / CRCK/LCKS)によるグルーヴィな演奏に乗せて「hanashi」を歌唱。さらに小西のサックスプレイやAAAMYYYのコーラスワークが冴えわたる「DRAMA」、徐々に演奏が熱を帯びていく「HOPE」などを披露する。最後に「LIFE」でTENDREがソウルフルな歌声を響かせステージを終えた。

続けて福岡県出身のyonawoが「rendez-vous」でライブをスタート。歪んだギターの音に荒谷翔大(Vo)が繊細な歌声を乗せる。彼らは田中慧(B)による不穏なビートが印象的な「cart pool」から「ijo」へとシームレスにつなげ視聴者を魅了。その後4人は、福岡・天神がモチーフとなったナンバー「天神」をメロウに聴かせ、パフォーマンスをゆったり締めくくった。

3組目はLEO今井(Vo, G)、岡村夏彦(G)、シゲクニ(B)、白根賢一(Dr / GREAT3)からなるLEO IMAI。彼らは「New Roses」でライブの口火を切ると、ソリッドな演奏で視聴者をいきなりLEO IMAIの世界へと引き込んだ。4人は「Ezekiel! Ezekiel!」とリフレインするコーラスが耳に残る「Fresh Horses」や、前野健太「ファックミー」のカバーを披露。楽器隊のノイジーな演奏に今井の強烈なシャウトが加わり、ステージは熱気に包まれる。その後今井の「東京のライブハウスから配信でお届けしていますが、ハートは福岡にございます」という言葉に続けて「Tokyo Lights」が披露され、最後まで熱いパフォーマンスが届けられた。

続くLITTLE CREATURESは「速報音楽」「あさやけ」「左目」「ただごとうた」と、最新アルバム「30」の収録曲を連発。デビュー30周年を迎えた3人ならではの円熟味を感じさせる演奏が続いていく。鈴木正人(B)のベースがうねりを上げる「嘘の朝」を経て、ラストに披露されたのは「声なき者」。この曲の中盤では約3分にわたるスリリングなセッションが繰り広げられ、3人は演奏技術の高さをまざまざと見せつけた。

3時間におよぶ前夜祭のトリを飾るのは堀込泰行。ミドルテンポのさわやかなナンバー「Sunday in the park」を聴かせ、直後にニューアルバム「FRUITFUL」から「光線」を歌唱する。さらに堀込はキリンジの初期の楽曲「風を撃て」と「砂漠に咲く花」をメドレーで披露。アコースティックギターを爪弾きながら、軽快なステージングを見せた。最後に彼はキリンジ時代の代表曲「エイリアンズ」を歌唱。ファルセット交じりの切なく柔らかい歌声で視聴者を酔わせ、前夜祭の幕をそっと下ろした。

なおこの公演のアーカイブ映像は5月21日23:59まで配信されている。チケットは5月21日19:00まで販売中。

※▲は飛行機のマークが正式表記。

※記事初出時、一部カメラマンクレジットに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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