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「演劇筋肉を鍛え直して」小栗旬が“私生児”に、吉田鋼太郎演出「ジョン王」

ナタリー

19/10/7(月) 12:03

左から吉田鋼太郎、小栗旬、横田栄司。(提供:ホリプロ)

吉田鋼太郎演出、小栗旬主演の「ジョン王」が、2020年6月に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールで上演される。

本公演は、1998年にスタートした彩の国シェイクスピア・シリーズの第36弾。今回は、ウィリアム・シェイクスピアが英国史上最も悪評が高い王と言われるジョンの治世の時代を描いた歴史劇、「ジョン王」が披露される。小栗は世の中をシニカルに見つめる若者、私生児フィリップ・ザ・バスター役を担当。このほかジョン王役には横田栄司、ジョン王が敵対するフランス王役には吉田がキャスティングされた。

小栗は本作で、約14年ぶりに彩の国シェイクスピア・シリーズに登場。これに触れて吉田は「この作品を彼に引っ張っていってもらいたいと思っています。なにを持ってきてくれるのか、非常に楽しみ。遠慮なくなんでも言える相手なので、演出家としても俳優としても思いっきりぶつかり合いたいです」と期待を語り、小栗は「古典作品を演じるための演劇筋肉を鍛え直さねばなりませんし、鋼太郎さんが求めるエネルギーにたどりつき、越えていくのは大変な事ですが稽古・本番とずっと近くで教えを乞うことができるのが非常に嬉しいです」と意気込みを述べている。なお吉田と小栗のコメント全文と、横田からのメッセージは下記の通り。

吉田鋼太郎コメント

このシリーズに帰ってきて欲しいと思っていた小栗君が、僕もかつて演じ、いつか小栗にと思っていた役で出演してくれることがとても嬉しい。この作品を彼に引っ張っていってもらいたいと思っています。なにを持ってきてくれるのか、非常に楽しみ。遠慮なくなんでも言える相手なので、演出家としても俳優としても思いっきりぶつかり合いたいです。
小栗君が演じる私生児は、クールな彼にピッタリな、全てを俯瞰して見ている、ちょっと変わった魅力的な役。タイトルロールを演じる横田君はパワーがあって滑舌も声もいい、彼がいれば芝居が締まる、なかなかいない俳優。この2人で激論を交わし物語を動かしていって欲しいですね。

小栗旬コメント

14年ぶりに彩の国シェイクスピア・シリーズへ戻ってくることが叶いました。役者としても演出家としても、全幅の信頼を寄せている鋼太郎さんの演出をやっと受けることができる。
古典作品を演じるための演劇筋肉を鍛え直さねばなりませんし、鋼太郎さんが求めるエネルギーにたどりつき、越えていくのは大変な事ですが稽古・本番とずっと近くで教えを乞うことができるのが非常に嬉しいです。
「ジョン王」という日本人に馴染みのないシェイクスピア作品を、一緒に面白くしていく、共犯関係になれるのが今から本当に楽しみです。お客様にその面白さを感じていただけるよう頑張ります。
劇場でお待ちしています。ご期待ください。

横田栄司コメント

この作品の情報を皆様にお伝えできる喜びでいっぱいです。本シリーズに立てることは役者冥利に尽きるとともに、お客様の大きな期待、プレッシャーや恐怖すら感じます。それをはねのけるために、懸命に知恵を絞り、バカみたいに稽古をして、皆様にお届けできるよう努めます。
鋼太郎さん、旬とポスターを撮った日、頼もしいお二人の顔を見、声を聞いて、確固たる覚悟ができました。
皆様のご来場を、夢の劇場でお待ちしております。

彩の国シェイクスピア・シリーズ第36弾「ジョン王」

2020年6月
埼玉県 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

※ほかツアー公演あり。

作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:松岡和子
演出:吉田鋼太郎
出演:小栗旬、横田栄司、吉田鋼太郎 ほか

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