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欅坂46×けやき坂46“越境コンビ”の魅力 「自撮りTV」平手×柿崎、W渡邉、織田×河田に注目

リアルサウンド

18/8/23(木) 8:00

 8月15日にリリースされた、欅坂46の7thシングル『アンビバレント』。初回仕様限定盤の特典映像として収録されている“欅坂×けやき坂”による「自撮りTV」が、かなり面白いことになっている。これは、漢字とひらがなメンバーがペアとなり、自撮りで様々なことにチャレンジするというファン待望の企画。「平手友梨奈×柿崎芽実」や「長濱ねる×小坂菜緒」など、見ていて嬉しくなる19組のコラボが実現している。そこで今回は気になった”越境コンビ”を紹介していきたい。

(関連:長沢菜々香×加藤史帆、今泉佑唯×齊藤京子……欅坂46×けやき坂46の“越境コンビ”を解説

 まず今回注目したいのが、漢字とひらがな2期生の組み合わせ。今やライブも別となり、特に欅坂のホームである冠番組『欅って、書けない?』(テレビ東京/以下、『けやかけ』)から、ひらがなは独立して『ひらがな推し』(テレビ東京)が始まったことで、表舞台での漢字とひらがな2期生の接点はほぼ皆無に等しい。だからこそどんな化学反応を見せるのか。

■渡邉理佐×渡邉美穂

 そんな漢字×ひらがな2期生の中で名コンビ誕生の予感をさせたのが「渡邉理佐×渡邉美穂 」。予告編で“この姉妹、最強。”という文字が流れていたが、まさに姉妹のような抜群の相性を見せている。渡邉理佐が渡邉美穂を浅草の花やしきに誘い遊ぶという内容で、あまり話したことがないという2人だが、ハイテンションで遊園地を楽しむ姿を収録。特に渡邉理佐がここまではしゃいでいる姿は、『けやかけ』でもあまり見かけない光景で、お姉さん感を思う存分発揮しているのが実に微笑ましい。渡邉理佐は一見クールに見えるが、人付き合いがうまく面倒見が良い印象だ。一方、渡邉美穂も先輩の懐に入っていくのがうまく、人懐っこさが微笑ましい。白いシャツで同じような髪型をしている2人は、リアクションも似ていて、まるで本当の姉妹のように見えてくる。それもそのはず、実は渡邉美穂は欅坂46に入る前に美容室に髪を切りにいく際は、必ず渡邉理佐の写真を美容師に見せて「同じ髪型にして下さい」と言うほど憧れていたのだという。その告白を受けた渡邉理佐は「嬉しい」とはにかんでいた。終始笑顔が絶えないW渡邉は、今後良い姉妹コンビとなりそうだ。

■織田奈那×河田陽菜

 そして漢字×ひらがな2期生と言えば「織田奈那×河田陽菜」。名コンビと言うより一方的な織田の愛情に近いのだが、すでに織田が河田の可愛い姿を撮る「《連載》天使編 ひなかんさつ」を自身の公式ブログにて始めている。織田は以前から小林由依を溺愛し、小林の魅力を世間に普及させた「《連載》ぽんかんさつ」なるものを同ブログで行なっていることで有名だ。そんな織田の次のターゲットが河田。ブログでは河田の画像に「ひなぁぁぁぁぁあああああああおおおおおおおおいいいうううええええささささささ」(引用:織田奈那 オフィシャルブログ)と可愛すぎて発狂している言葉が綴られており、織田の手によって河田の可愛さが世間にフィーチャーされている。

 今回そんな織田が河田の“カワイイ”をプロデュース。ブログで織田は「自分で見るのも怖くて見れないくらいのものになっていると思われる!! 本当に私のしたいことをしたよ(笑)」と書いていたが、もはや恐怖を感じるほどの織田の願望が詰まった映像となっている。河田に猫メイドや巫女などのコスプレをさせ、ひたすら織田が「ヤバい!」「いいよいいよ」「それもかわいいわ」「なにこのカワイイ子。むりだわー」と声をかけながら撮影をしていくという内容で、グラビアカメラマン状態の織田。コスプレごとに河田から質問タイムがあるのだが、心ここに在らずという感じの織田が実に面白い。もはやアイドルと敏腕マネージャー(母親)という関係のようだ。

■平手友梨奈×柿崎芽実

 そして今回最も話題となっているのが「平手友梨奈×柿崎芽実」。欅ファンなら誰もが知る、欅坂46初期から公私ともに仲の良かった2人。同い年で、平手が漢字の中で最年少だったように、柿崎もひらがな1期の中では最年少。ひらがな初期では長濱ねるとWセンターを務めることも多く、グループに対する思いや考え方も似ていたのかも知れない。

 そんな2人が、新江ノ島水族館でデートをする姿が収められている。常に平手の腕に抱きつき、嬉しそうにしている柿崎と、カワウソを見て「可愛い」とはしゃぐ柿崎を離れた場所から眺める平手。かと思えば平手は「あ! サメだ!」と少年のように走り出し、クラゲゾーンを見つけるとクラゲ好きな柿崎に「行ってきな!」と背中を押す。巨大水槽の前で、後ろから抱きつく柿崎に「近いべ」と言う平手の姿は、まさにカップル状態で実に微笑ましい。

 また浜辺で夕陽をバックに青春っぽく水切りに挑戦したり、お店に入り平手が「こんなとこにずっと住んでたら幸せだよね。でも最近思うんだ、この空間が良いなって思うってことは今までの空間がないとそうは思わないじゃん。多分ずっとここにいたら思えないじゃんって思う、最近」と呟いたりと、普段あまり見ることがない素顔の一面が伺える。別グループで共に戦ってきた2人だからこそ、リラックスした姿が引き出されたのではないだろうか。またどこを切り取っても映画のワンシーンのようで、彼女たちの人生そのものが一つの物語だということを実感する。無邪気に笑い、最後に「めっちゃ笑った、疲れた」と言う平手の言葉を聞けただけでも、どこか嬉しくなった。

 ほかにも、グループ結成前から関係がある「今泉佑唯×齊藤京子」や、キャプテン同士である「菅井友香×佐々木久美」の高尾登山などすべて見逃せない。メンバー増員でこれからさらに複雑な関係になることが予想されるからこそ、2つのグループを繋ぐ越境コンビは今後重要になってくるはずだ。(文=本 手)

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