佐藤浩市、玉木宏、藤竜也が「空母いぶき」に出演、追加キャスト22人一挙解禁
18/11/16(金) 6:00
「空母いぶき」キャスト一覧。上段左から佐藤浩市、西島秀俊、佐々木蔵之介。中断左から市原隼人、高嶋政宏、玉木宏、藤竜也。下段左から益岡徹、和田正人、戸次重幸、吉田栄作、平埜生成、山内圭哉。
西島秀俊と佐々木蔵之介の共演作「空母いぶき」に佐藤浩市、玉木宏、藤竜也らが出演することがわかった。
かわぐちかいじの原作をもとにした本作は、国籍不明の軍事勢力から突如攻撃を受け、戦後最大の危機に陥った近未来の日本を描くもの。航空機搭載型護衛艦「いぶき」の艦長・秋津竜太を西島、秋津の同期で副長を務める新波歳也を佐々木が演じる。「沈まぬ太陽」の若松節朗が監督を務めた。
このたび出演が明らかになったのは22人。第五護衛隊群群司令・湧井継治役に藤、「いぶき」船務長・中根和久役に村上淳、砲雷長・葛城政直役に石田法嗣、第92飛行群群司令・淵上晋役に戸次重幸、アルバトロス隊の隊長・迫水洋平役に市原隼人、パイロットの柿沼正人役に平埜生成、海幕広報室員の井上明信役に金井勇太がキャスティングされた。また、護衛艦「あしたか」艦長・浦田鉄人を工藤俊作、砲雷長・山本修造を千葉哲也、護衛艦「いそかぜ」艦長・浮船武彦を山内圭哉、砲雷長・岡部隼也を和田正人、護衛艦「はつゆき」艦長・瀬戸斉明を玉木、護衛艦「しらゆき」艦長・清家博史を横田栄司、潜水艦「はやしお」艦長・滝隆信を高嶋政宏、船務長・有澤満彦を堂珍嘉邦が演じる。RF4EJ偵察機のナビゲーター・大村正則には袴田吉彦、パイロット・備前島健には渡辺邦斗が配役されている。内閣総理大臣・垂水慶一郎役で佐藤、内閣官房長官・石渡俊通役で益岡徹、副総理兼外務大臣・城山宗介役で中村育二も参加し、外務省アジア大洋州局局長の沢崎勇作に吉田栄作、同局局員の赤司徹に三浦誠己が扮した。
オファーが来る前から原作を愛読していたという玉木は「映画化されると聞いた時は、まさかこの作品を……と、びっくりしたのを覚えています。近い将来に、日本が抱えるかもしれない社会問題を提起した、現実味のあるストーリーに魅力を感じています」とコメント。藤は「艦隊の司令官を演じさせていただいて、国家の主権を守らなければいけないという職務と親御さんたちからお預かりした尊い命を散らせてはならないという強い想いのはざまで、決定を下す苦しみをうかがい知ることが出来ました」と述べている。高嶋、市原、戸次、山内、和田、平埜、吉田、益岡のコメントは以下に記載した。
現在ポストプロダクション中の「空母いぶき」は2019年に全国で公開。
※高嶋政宏の高は、はしごだかが正式表記
高嶋政宏 コメント
かねてより、かわぐち先生の描く空母いぶきの世界には漫画であって単なる漫画ではない現実感を抱いていましたが、自分がその中へ入り、役とは言え体験した今、例えようのない危機感、恐怖感に冷たい汗が滴りました。
もう、そこまで迫っている。
決してフィクションではないのかも、しれないこの映画を通じて多くの方々が今、まさに世界で起きている事を認識して頂けたら幸いです。
玉木宏 コメント
この作品のオファーをいただく前から、かわぐちかいじ先生の「空母いぶき」を、愛読していたので、映画化されると聞いた時は、まさかこの作品を……と、びっくりしたのを覚えています。
近い将来に、日本が抱えるかもしれない社会問題を提起した、現実味のあるストーリーに魅力を感じています。
信頼が置ける若松節朗監督をはじめ、素晴らしいスタッフ、キャストによって作られる映画「空母いぶき」に参加出来たことを、光栄に思います。
心を揺さぶられ、思考回路を刺激するような社会派エンターテイメント作品になると思います。どうぞご期待下さい。
市原隼人 コメント
日本人であり日本で活動する俳優としてこの作品に出逢えた事を、心より誇りに思います。守るべきものの為に命をかける清らかさを学びました。それを美しいと受けるか、酷な事と受け取るか、今でも分かりません。只、改めて自分の中の大和魂、愛国心が掻き立てられました。
戸次重幸 コメント
まずは「空母いぶき」という傑作のなかで、豪華な出演陣に混ざり自分も役を演じられたことに至上の喜びを感じております。遠くない未来の話ではありますが、この作品で描かれている「現実感」は作品の枠を超え、私たちに「平和とは何か?」という議題を考えさせるきっかけにもなるかと思います。そして、日本のためにその一瞬一瞬を必死に生き抜く自衛隊員たちの姿は、きっと皆さまに感動を与えられると信じております。映画「空母いぶき」ご期待ください。
山内圭哉 コメント
最初に脚本を読ませていただいた時から、「平和とは何か?」を改めて考えています。
撮影が終わっても、ずっと考えています。この映画に参加させていただいたおかげで、「平和」というものを考える角度が増えました。
早くこの映画を見終わった方々と「平和」について話したいです。
和田正人 コメント
私が演じたのは、目の前に現れた領土を脅かす“敵”に対して、ミサイルを発射する砲雷長という役柄。「これは訓練ではない」という異様な緊張感の中で、戦争とは無縁であった我々に、いつ迫るかわからない国の防衛というリアリティを、強く想像させられた作品です。様々な想いを込めて、何度も発した「撃てーッ!!」という台詞が、人を想い、国を想うという願いと共に、皆さまの心にズドーン!!と届けば幸いです。
平埜生成 コメント
「空母いぶき」は、未来から響いてくる呻きに耳を澄ませ、“大切な時”を教えてくれるような作品だと思いました。大先輩の方々が名を連ねる中、僕もこの作品の一部になれたことを心より光栄に思います。
柿沼という人生を借りて、過去、現在、そして未来の“命”へ想いを馳せ、臨ませて頂きました。1秒でも長く、現場にいたかったです! 物凄い熱が詰まった作品です! 監督に言って頂いた言葉は宝物です!!!
沢山の方に見て頂きたいです!!! 宜しくお願い致します!!!
吉田栄作 コメント
とても重要な役をいただきました。正直、大変な重圧を感じています。しかし台本を読み、この作品が持つメッセージに「今この国になくてはならないもの」を、一人の日本人として感じました。このプレッシャーを向上心に変え、映画の中で、外務省アジア大洋州局長という角度からこの国の平和を守ろうとする「沢崎勇作」をしっかり演じたいと思っています。
益岡徹 コメント
戦争をしない、起こさない為の努力を、これからも積み重ねていくべきとの強いメッセージを、この映画から発信できることを、出演者の一人として、大変心強く思います。
多くの方にご覧いただき、改めて太平洋戦争のあと、平和が73年続いてきた事実を考える機会になればと、願っています。
藤竜也 コメント
艦隊の司令官を演じさせていただいて、国家の主権を守らなければいけないという職務と親御さんたちからお預かりした尊い命を散らせてはならないという強い想いのはざまで、決定を下す苦しみをうかがい知ることが出来ました。
戦争……いけません。
(c)かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/『空母いぶき』フィルムパートナーズ
新着エッセイ
新着クリエイター人生
水先案内