「君が世界のはじまり」の公開日が7月31日に決定。コンセプトイラストも到着した。

松本穂香が主演、「おいしい家族」のふくだももこが監督を務める本作。中年男性の殺人事件が発生したとある大阪の町でくすぶる、高校生たちの青春が描かれる。ふくだの小説「えん」「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」をもとに、向井康介が脚本を執筆した。

13点のコンセプトイラストは、マンガ「セッちゃん」などで知られるクリエイター・大島智子が描き上げたもの。大島は「映画を観て感じたそれぞれの『視線』を意識して描きました。映画の中では6名が集合することが無いので、関係性を考えながら描くのが楽しかったです」とコメントした。なお、このイラストは6月12日発売のムビチケの特典であるポストカードに使用されている。

「君が世界のはじまり」は東京・テアトル新宿ほか全国でロードショー。中田青渚、片山友希、金子大地、甲斐翔真、小室ぺい（NITRODAY）も出演している。

大島智子 コメント

視線を丁寧に描いている映画だなと思いました。視線の先の誰かの瞳には、別の誰かが映っている。誰かと交わったように思える夜が終わって、またばらばらな朝がくること。それが生き存える為の一瞬のように感じること。
映画を観て感じたそれぞれの「視線」を意識して描きました。映画の中では6名が集合することが無いので、関係性を考えながら描くのが楽しかったです。描いているうちに、それぞれの人物がどんどん愛おしくなっていきました。
映画の空気感を少しでも表現できていたら幸いです。

(c)2020『君が世界のはじまり』製作委員会