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進路に迷った福原遥がこの仕事を続けようと決めた理由「人を楽しませられることが嬉しい」

ぴあ

福原遥 撮影/奥田耕平

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夢に向かって頑張る若者の姿は、それだけで心が洗われる。

12月3日公開のオリジナルアニメ映画『フラ・フラダンス』は観る人の心を元気にする青春群像劇だ。

主人公は、フラガールだった姉の後を追い、フラの世界に飛び込んだ夏凪日羽。あの名作映画『フラガール』でおなじみスパリゾートハワイアンズを舞台に、新人フラダンサーの日羽が仲間と共に成長していく姿が、美しいアニメーションのもと、瑞々しく爽やかに描かれる。

日羽のCVを務めるのは、福原遥。つい周りが応援したくなるひたむきさと愛らしさは、まさに日羽にぴったりだ。主演作が相次ぐ福原に、本作のこと、そして仲間や人生の選択について話してもらった。

自信を持てないところが、日羽とよく似ている

――「絶対受かりたい」という気持ちでオーディションに臨んだと聞いています。この作品のどんなところに心惹かれたのでしょうか。

フラダンスという夢に向かって頑張る日羽の姿が本当に眩しくて。何かひとつのことを頑張る大切さだったり、仲間の絆だったり、描かれているメッセージが深くて、パワーをもらえますよね。観た人が前向きになれるところが大好きで、絶対やりたいと思いました。

――5人のフラガールがそれぞれ個性的で、きっとみんな誰かに共感できると思います。福原さんは誰にいちばん感情移入しましたか。

やっぱり日羽ですね。自分に自信が持てないところとか、すごく似ているなって。

――福原さんも自分に自信がないんですか。

基本ないです。なんでだろう…。この自信のなさはもう生まれ持ってのものなんですけど(笑)。

でもこうやって主演をさせていただいたり、いつまでも自信がないって言ってちゃダメだなという気持ちもあって。最近は性格を改善中です(笑)。

――自分に自信のなかった日羽が成長していくさまも映画の中で爽やかに描かれていましたね。

日羽が変われたのは、やっぱり仲間のみんなと出会えたことが大きかったと思うんです。仲間がいるだけで心強いし、ひとりで頑張るのはまた違うエネルギーが生まれてくる。5人の絆によって、徐々に日羽も強くなっていけたのかなと思いました。

――福原さんにとって、そんなふうに自分を支えてくれる仲間というと誰が浮かびますか。

今回も一緒だった富田望生ちゃんとは、以前、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』という映画でも共演させていただいて。『チア☆ダン』も普通の女子高生たちがチアを頑張るお話で、私たちもみんなで支え合いながら一緒に練習した仲なので、部活の仲間みたいな信頼感がありますね。

あと、岡崎紗絵ちゃんも仲良しです。『教場II』というドラマで一緒だったんですけど、体力的にもすごく大変な撮影で。時に一緒に泣いたりしながら頑張って、それ以来、ずっと仲良くさせてもらっています。

それから、今、『アンラッキーガール!』というドラマで共演している若月佑美さんと高梨臨さんも、こんなに仲良くなれることあるんだっていうぐらい、めちゃめちゃ仲良くなれて。普段からずっと3人のグループLINEが動いています(笑)。今も絶賛撮影中なんですけど、すごく支えられていますね、2人の存在に。

井上真央さんのお芝居を見て、こんな表現者になりたいと思った

――『フラ・フラダンス』は、進路に悩んだり、自分に自信が持てなかったり、時に“フラフラ”しながらも、夢に向かって突き進む女の子たちの姿が感動的でした。同じように、福原さん自身も“フラフラ”した経験はありますか。

そうですね。今の事務所に入る前が、いちばん“フラフラ”していた時期だったかもしれません。小学1年生からこのお仕事をさせていただいているのですが、ずっと楽しかったし、他の道なんて考えたこともなかったんですけど。年齢的にも自分の進路を考えるタイミングだったので、自分はこれからどの道に進んだらいいのか、一度立ち止まって考えたいなと思った時期はありました。

――それは、芸能界以外の道も考えたということでしょうか。

そうですね。自分の一生の仕事として考えたときに、他の道もあるんじゃないかという可能性は考えました。

――そんな中で、芸能の仕事を一生の仕事にしようと決めた理由は何だったんでしょうか。

そこがちょうど日羽に通じるところなんですけど、日羽は周りを笑顔にするためにフラのお仕事をしている。私も同じで、作品を通して観てくださった人が笑顔になってくれることがうれしくて、この仕事をずっとやっていこうと決めました。

やっぱり人を楽しませられる仕事って魅力的ですよね。ファンの方が、私の出た作品を観て喜んでくださって。「面白かった」とか「笑顔になれた」とか、そういう言葉を言ってもらえることが、今の私の頑張る糧になっています。

――大勢の人を一瞬で笑顔にさせられる。フラダンサーも、女優も、ステージに立つ人だからできる素敵なお仕事ですよね。

あとは、憧れの人の存在も大きかったです。私は、『おひさま』というドラマを観て、すごくパワーをもらったんです。井上真央さんの演技に心を揺さぶられたし、作品そのものにもめちゃくちゃ勇気をもらって。自分もそんな表現者になりたいし、たくさんの方にメッセージを届けられる仕事したいなと思った。それで、改めてこの道に進みたいと決めました。

自己採点は未来への期待を込めて50点

――この『フラ・フラダンス』もそうですし、近年、本当に数多くの作品に出演されています。これまでの道を自己採点するとしたら何点くらいつけますか。

うーん。50点くらい…?

――お、厳しめですね。

小さい頃からいろんな方々と出会わせていただいて、素敵な作品にたくさんめぐり会うことができました。その感謝や学びも含めて50点。でも、まだまだ私自身、努力不足なところもいっぱいありますし、もっとこんなことがしたい、こんなふうになりたいという夢や目標もある。そういうこれからの未来への期待を込めて、50点です。

――では最後に、映画の中では日羽がステージ上で大失敗する場面がコミカルに描かれていました。福原さんが大失敗したことといえば、何が浮かびますか。

小学生のとき、お母さんだと思ってついていったら、全然別の人だったということがありました(笑)。電車の中だったんですけど、てっきりお母さんだと思って、その人の肩にもたれて寝ていたら、まったく知らない人で…。起きたら、目的地とは全然違う場所っていう。急いでお母さんに電話をして迎えに来てもらいました(笑)。

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撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明

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