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ガレッジセール・ゴリ監督作「洗骨」に行定勲、紀里谷和明、ISSAらがコメント

ナタリー

19/2/3(日) 12:03

「洗骨」

奥田瑛二、筒井道隆、水崎綾女の共演作「洗骨」に著名人が寄せたコメントが到着した。

ガレッジセールのゴリこと照屋年之が監督を務めた本作。沖縄の離島・粟国島を舞台に、一度土葬や風葬などを行ったあと遺骨を海水や酒で洗い再度埋葬する風習“洗骨(せんこつ)”を通して、家族の絆を描き出す。主人公・新城信綱を奥田、信綱の長男・剛を筒井、長女・優子を水崎が演じた。1月18日より沖縄の4館で先行公開され、2週連続で県内興行収入と動員の1位を記録している。

映画監督の行定勲は「悲しみとユーモアが同居した演出は、最後には生命の尊さに辿りつき自然と感涙させる。素晴らしい」と本作を称賛。ゴリの出演作「GOEMON」でメガホンを取った紀里谷和明は「あのゴリさんがこれを作ったのか!と、とても感慨深い気持ちと共に、自分ももっと頑張らなければという気持ちにさせられました」と述べている。そのほか阿木燿子、宇崎竜童、ISSA(DA PUMP)、島袋優(BEGIN)らのコメントは以下に掲載した。

「洗骨」は2月9日より全国にてロードショー。

行定勲 コメント

島の風と陽光と人間の優しさを、
葬いを通して映しだした美しく稀有映画だ。
悲しみとユーモアが同居した演出は、
最後には生命の尊さに辿りつき自然と感涙させる。
素晴らしい。

紀里谷和明 コメント

照屋監督の「洗骨」を見せていただき、その考え尽くされた物語、完璧に近いカット割り、そして細部に至る演出に感嘆の言葉しかありません。
GOEMONの撮影時に照れながら映画を作る夢を語っていた、あのゴリさんがこれを作ったのか!と、とても感慨深い気持ちと共に、自分ももっと頑張らなければという気持ちにさせられました。
右も左もわからない状態から照屋監督は映画を撮り始めたのを私は知っています。それは大変な勇気が必要だったと思います。そして何年にもわたるひたむきな努力により、こんな素晴らしい作品ができあがりました。
この映画のキャラクター達も同じように右も左もわからないまま父親を演じ、兄を演じ、娘を演じ、しかしやがては輝かしい愛を表現できるようになる。何事も、不器用であってもひたすら想い続ける事が大事なのでしょうね。本当に素晴らしい映画を見せていただき、ありがとうございました。

阿木燿子 コメント

何て愛おしい映画だろう。笑いあり、涙あり。
これは絶対、“人間大好き”な人達が創った作品に違いない。大傑作!
奥田さん、ゴリさん、私、やられてしまいました。

ISSA(DA PUMP)コメント

ゴリさんが描きたかったであろう島独自の風習や自然が、
三味線の音色により更に美しく映像に収められているところが、
計算され尽くしてて凄いなと思いました!
ゴリさんの考え抜かれた演出と、出演者の皆様の絶妙な演技により物語の中に引きずり込まれ、一緒に温かい気持ちになったり感動して泣いたり……と思いきや絶妙な笑いの要素が入ってほっこりしたり……
日本映画の世界に新しく一石を投じる素晴らしい作品だなと思いました!

宇崎竜童 コメント

墓を掘り出し、骨を洗う。タイトルを見て正直引いたけど、
垢抜けた泥臭さに圧倒された。
見事な人間模様がエンタメしている快作だ。

島袋優(BEGIN)コメント

めっちゃ泣きました。
めっちゃ笑いました。
小さな島の大きな器、そしてか弱き女性の無限の強さを感じられる映画でした。
ゴリ! いや照屋監督ありがとう!
沖縄に生まれて良かった。

勝俣州和 コメント

まさかゴリに泣かされるとは思いませんでした。
こんなに笑いまくり、こんなに涙を流し、
こんなにも心が温かくなる作品に出逢えて感動しました。
照屋年之監督ありがとう。

ジョン・カビラ コメント

洗骨。沖縄や奄美で古くから続くその習慣、首里出身者としても知らない風習でした。住む場所のみならず、心も離れている家族を一つにするのは亡き妻、母の亡骸。命を繋ぐのは死者。朽ちるものは何もないことと、人の営みの切なさと素晴らしさ、そして滑稽さに心動き、泣き笑い。人間の、そして自然の摂理にただ感謝させられる素晴らしい作品です。ゴリさん、いや、照屋監督、最高です。

新山千春 コメント

ずっと奥様の布団を敷きっぱなしのお父さんがジューシー食べるシーンで
涙溢れました
出産シーンもリアルで
自分の出産の時を
思い出してまた泣きました。
沖縄つうのわたしからみても
沖縄の方言も違和感なくて、
家族を大切にしている
心が伝わってきました。
素晴らしかったです

佐々木俊尚 コメント

柔らかいユーモアとみずみずしい島の描写とともに物語は運ばれていき、そして最後のクライマックスシーンの美しさに、まったく予想しなかったけど涙を流していました。生と死の間にはくっきりと境があるのではなく、柔らかく、なめらかに、つながっているんだ。死ぬのが怖いすべての人に観てほしい。

田中みな実 コメント

死後年月を経て、骨になった大切な人と対面するのはとてつもなくツラいことだと思います。でも、“洗骨”は哀しみとか恐怖より、むしろ死者へのこれ以上ない愛の儀式であることに気付かされました。愛する人たちにきれいに洗われ納められる死者の骨は、とてもとても幸せそうだった。日本にこんなにも素晴らしい風習があることをあたたかく愛情深く教えてくれた作品に感謝しています。

池澤夏樹 コメント

女たちは骨を洗って子を産んで世代をつなぐ。
男はただ右往左往するばかり。
身につまされる。

具志堅用高 コメント

洗骨という文化を初めて知りました。最愛の人を送り出すために、死を受け入れるために、感謝をするために、そして命を真剣に考えるためにとても素敵な文化だなと感じました。ゴリさん、素敵な作品をありがとう。

有村昆 コメント

「お葬式」「おくりびと」に続く、人の死をじっくりと描いた感動作。この映画はゴリさんでなければ撮れない映画! 粟国島に伝わる風習をシリアスに描くのかと思いきや、前半はとにかく笑ってコメディなんじゃないか?と勘違いするほど。
ゴリさんのネタの集大成とも言えるのではないでしょうか。
前半でのフリを後半にかけて全て回収する事や、大団円を迎えるあたりに痺れました。
改めて先祖の墓に手を合わせたくなる一本です。

(c)『洗骨』製作委員会

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