亀田誠治 亀の歩み
僕の、ある意味、修業時代
毎週連載
第5回
19/10/7(月)
大学には入ったが、音楽活動の状況次第ではすぐにやめようと思っていた。僕の入学した早稲田大学には中退した有名人も多くて(タモリさんとか五木寛之さんとか)、やめたらやめたで箔が付く、くらいに思っていた。だからほとんど授業には出なかったし、出てもずっと居眠りしていた。そう言えば、情報誌『ぴあ』を枕にしてよく眠ったものだ。そうこうするうちに案の定留年が決まって、いよいよ中退にまっしぐらという時に、留年先のクラスメイトがフレンドリーな仲間たちばかりで、それからはすっかり学校が好きになってしまった。だから1年留年しただけで、あとはストレートで卒業できた。
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