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有村架純「今だからこそ見ていただきたい作品」 柳楽優弥&三浦春馬と『太陽の子』を語る

リアルサウンド

20/7/8(水) 20:30

 国際共同制作特集ドラマ『太陽の子 GIFT OF FIRE』の完成試写会が7月8日にNHK広島放送局で行われ、柳楽優弥、有村架純、三浦春馬、製作統括の土屋勝裕、作・演出の黒崎博が登壇した。

 本作は、戦時下の科学者の苦悩を描いた青春群像劇。太平洋戦争末期、京都帝国大学の物理学研究室で原子の核分裂について研究している石村修(柳楽優弥)は、海軍から命じられた核エネルギーを使った新型爆弾開発のための実験を続けていた。空襲の被害を防ぐための建物疎開で家を失った幼なじみの朝倉世津(有村架純)が、修の家に居候することになる。そこに修の弟の裕之(三浦春馬)が戦地から一時帰宅し、久しぶりの再会を喜ぶ。爆弾開発の実験がなかなか進まないなか、研究室のメンバーは研究を続けていくことに疑問を持ち始める。そして、裕之が再び戦地へ行くことになった矢先、広島に原子爆弾が落とされたという知らせが届く。

 新型爆弾について研究する科学者・修を演じた柳楽は、「とても重大な事実をベースにしたストーリーということで、撮影が始まる前は正直とても怖かったです」と胸の内を明かす。演出の黒崎から勉強の機会を設けてもらったそうで、「有村さんや春馬くんほか、何度か共演させていただいたキャストの方々が多かったので、とても心強く感じました。スタッフキャストの皆さんと一緒になって、しっかり学びながら撮影に挑むことができました」とコメント。

 修の幼なじみである世津を演じた有村が、「新型コロナウイルスなどの影響で世界中が変わりつつある中、国同士、人間同士の混乱も生じており、改めて平和について考える時だと思います」と本作に込められた思いを語ると、修の弟・裕之を演じた三浦も、「このドラマは戦争・そして平和という大きなテーマが掲げられていると思います。僕たちの仕事は想像力を皆様に届ける仕事ですし、この作品を通してみなさんが戦争というものを考える大きなきっかけになればと思っています」と本作に詰まったメッセージを語った。

コメント
柳楽優弥
とても重大な事実をベースにしたストーリーということで、撮影が始まる前は正直とても怖かったです。その中で、演出の黒崎さんが勉強する機会を設けてくださったり、有村さんや春馬くんほか、何度か共演させていただいたキャストの方々が多かったので、とても心強く感じました。スタッフキャストの皆さんと一緒になって、しっかり学びながら撮影に挑むことができました。

有村架純
完成した作品を見たときに、今だからこそ見ていただきたい作品だと強く思いました。新型コロナウイルスなどの影響で世界中が変わりつつある中、国同士、人間同士の混乱も生じており、改めて平和について考える時だと思います。構想から制作まで十数年と温められ、今このタイミングで『太陽の子』を見ていただけるのは奇跡だと思いますし、そこに参加することができてとても光栄です。

三浦春馬
太平洋戦争を描いた作品は数多く存在しますが、『太陽の子』は当時を力強く生き抜いた科学者の視点を強く描いた作品であり、これまでとはまた違った側面・角度から見返すことができました。このドラマは戦争・そして平和という大きなテーマが掲げられていると思います。僕たちの仕事は想像力を皆様に届ける仕事ですし、この作品を通してみなさんが戦争というものを考える大きなきっかけになればと思っています。

(リアルサウンド編集部)

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