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THE RAMPAGE 龍が纏う独特の空気感とギャップ MPCパフォーマンスやモデルなど多方面の活躍にも期待

リアルサウンド

20/3/24(火) 6:00

 今やJr.EXILE世代を牽引する16人組ダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)。ワイルドなビジュアルやアグレッシブな楽曲、大人数で繰り広げるダイナミックなパフォーマンスが印象的な彼らだが、1人1人のキャラクターやメンバー同士の関係性を探ってみると、そこには意外な魅力が溢れている。そんな彼らの魅力を伝える、THE RAMPAGEメンバー分析。第5回目は、パフォーマーの龍について紹介していく。

(関連:【写真】THE RAMPAGE 龍

 龍は、1998年9月9日生まれで千葉県出身。HIPHOPやR&Bを好んで聴いていた母親の影響を受けて育つ。ダンスに興味を持ち始めたのも、母親とThe Black Eyed Peasのライブに行き、ステージで踊るメンバーの姿を見たことがきっかけだったという。そして、小学5年生の時、劇団EXILEのオーディションを受けたことで“本格的にダンスを習いたい”と思い、EXPG東京校に通い始める。当時の龍は、中学校から陸上競技(短距離)を始めたことで陸上選手になる夢を抱いていたが、EXPGの生徒としてEXILEや三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目JSB)のサポートをするうちに、アーティストへの憧れが大きくなっていったようで、2014年に開催された三代目JSBの全国ドームツアー『三代目J Soul Brothers LIVE TOUR 2014“BLUE IMPACT”』が転機になったと語っている(引用:https://www.tokyoheadline.com/409420/)。同年、世界で活躍する次世代アーティストを育成するプロジェクト「GLOBAL JAPAN CHALLENGE~世界に羽ばたく夢者修行~ in NEW YORK supported by EXILE & avex group」のオーディションに参加。そこでは惜しくも落選するが、THE RAMPAGEの候補生に選出され、「武者修行」を廻った後にTHE RAMPAGEの正式メンバーに。現在は、本名の阿多龍太郎から“龍”に改名して活動している。

 得意とするダンスジャンルは、ハウス。ハウスミュージックに合わせて踊るダンスで、流れるような素早い足さばき(ステップ)やフロアワークが特徴的だ。しかし、自身も芝マン役で出演した映画『HiGH&LOW THE WORST』の主題歌「SWAG & PRIDE」では、THE RAMPAGEメンバーであり、映画の中でも相棒的存在の鈴木昂秀(辻役)と共に振付を担当。ギターリフが映えるロックチューンに合わせたダイナミックな振付を完成させた。アルバム『THE RIOT』(2019年)のインタビュー時には、「映画の熱い世界観やTHE RAMPAGEのカラーともすごく合っていると思ったので、振付もかなり作りやすかった部分があります」(引用:https://realsound.jp/2019/10/post-437562.html)と各所で強気な発言をしていたが、実際は、初めての振付担当である上に映画主題歌という大役を任され、プレッシャーを感じながら夜な夜な振付を練っていたそう。当時を振り返り、「そんなときオフがあったので気持ちをリセットするためにも海に行きました」と、マイペースな龍らしい制作エピソードも語っている(引用:https://spice.eplus.jp/articles/252458)。

 ちなみに、同時期にEXPGに通っていた鈴木とは、幼馴染みのような関係性。その仲の良さは、「俺は(2019年の)年始、昂秀と2人でディズニーに行って、開園前から門の前で並んでました(笑)」(引用:https://ananweb.jp/news/258436/)と語るほどで、リーダーの陣からも“ニコイチ”と言われている。そんな2人が共に映画や振付に挑戦していく姿は、ファンにとってもグッとくるポイントのようだ。3rdシングル『Dirty Disco」収録のダンストラック「RAMPAGE ALL DAY Introduced by Zeebra」では、鈴木が得意とするダンスジャンル“SWAG”のパートを2人で担当しているので、そちらもぜひチェックしていただきたい(参照:http://webmagazine.outofmusic.net/?eid=142)。

 パフォーマンス以外の龍の特徴と言えば、グループ1の高長身(2017年の段階で183cm)と目力。長身ゆえに集合写真では後列に並ぶことも多いが、圧倒的な存在感と大迫力の目力で視線を奪う。2017年には、手足の長いスラッとしたスタイルを活かし、武知海青と共にヨウジヤマモト社が手がけるブランド「Ground Y」のキービジュアルモデルを担当。2018年にラジオ番組『三代目 J SOUL BROTHERS 山下健二郎のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)にゲスト出演した際には、自身も本格的にモデルになりたいと語り、パリコレ経験のある三代目JSBの小林直己からいろいろと学んでいることも明かしている(引用:https://news.1242.com/article/150595)。2016年の俳優デビュー以降、モデルよりも俳優としての活動のほうが目立ってはいるが、寡黙ながらも着実に大きな夢を叶えていった小林直己のようにビッグニュースを届けてくれる予感……。音楽に関しても、『てっぺんとるぞ THE RAMPAGE シーズン2』(GYAO!オリジナル)でMPCパフォーマンスに挑戦したことがきっかけで、趣味として本格的にMPCを勉強し始めたようで、こちらもいつか生披露してくれることを期待している(参照:https://realsound.jp/tech/2019/01/post-307966.html)。

 また、グループ1なのは身長だけでなく、踊っている時と素で話している時のギャップの激しさも、おそらく龍が一番。というのも、見た目のクールな印象に反して、メンバーから“THE RAMPAGEの赤ちゃん”と呼ばれるほどの甘えん坊なのだそう。もともとはかなりシャイな性格だったが、大舞台に立つ内に人前でも堂々と話せるようになったようで、自分でも「一旦集中の糸が切れると、後は何でもよくなって。年の壁を簡単に越えてしまうというか、メンバーの年上組に甘えちゃいますね」と語っており(引用:https://jj-jj.net/lifestyle/91101/)、インタビューでもその一面が垣間見えることがある。リアクションが大きめで、急に質問を投げかけると、斜め上のリアクションが返ってくるのも彼の面白いところだ。THE RAMPAGEには、見た目のワイルドさからは想像のつかない天然っぷりや可愛らしさを発揮するメンバーが多いが、中でも一際独特の空気感を持っている龍。これからも予想外の笑いや喜びを提供してくれることだろう。(斉藤碧)

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