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7ORDERが明かす、それぞれのルーツからグループ立ち上げまで 共通点はエンターテインメントへの“愛”

リアルサウンド

20/3/8(日) 10:00

 安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の7人によって、“HAPPYをみんなで作り上げていく”をモットーにスタートした7ORDER。彼らへのインタビューを、前後編でお届けする。前編では、ダンスや歌に興味を持ったきっかけから、“HAPPY”を感じる瞬間、そして楽曲についてまでをじっくり話してもらった。(編集部)

(関連:7ORDER project、初オリジナル曲「Sabaoflower」で音楽活動本格スタート 個性際立つ7人の活躍に期待

■メンバー同士も知らない意外な過去

ーー「リアルサウンド」に初登場ということで、まずは皆さんがエンターテインメントの世界に足を踏み入れたきっかけを教えていただけますか?

森田美勇人(以下、森田):僕は10歳のときですね。もともと野球がやりたくて、将来の夢にプロ野球選手を目指すみたいなことも書いてたんですけど。違うクラブに行くとなって退部して、別のチームに行こうと思っていたときに、親から「チーム決まったから一応行ってみない?」と言われて……。

萩谷慧悟(以下、萩谷):騙された、ってこと(笑)?

森田:それで会場に着いたら「お小遣いあげるから1回オーディション行ってみなさい」と説得されました。当時の僕からしたら、お小遣いもらえたら遊戯王カード何パック買えるんだ、って感じなので(笑)。なので始めたきっかけは自分からではないんです。

諸星翔希(以下、諸星):僕も起きたらベッドの横で妹とおかあちゃんが土下座してた。お小遣いあげるから「オーディションに行ってきてくれ」って。

長妻怜央(以下、長妻):僕も。

阿部顕嵐(以下、阿部):僕もきっかけは親なんですけど、「絶対に行かん」って言ったら、Galaxy(スマートフォン)買ってあげるからって。その時中1でガラケーだったから「じゃあ行く」って言いました(笑)。

真田佑馬(以下、真田):僕も『鉄拳』(ゲーム)買ってあげるからって。

ーー皆さん、ご家族の後押しがあってという感じなんですね。萩谷さんと安井さんは?

萩谷:僕はずっとあるアーティストに憧れていて。体操クラブに通ってバク転できるようにしたり、ダンスも習ったり、写真館に行って(履歴書用の)写真をいっぱい撮って、やれることを全部準備してオーディションに行きました。

諸星:本当にすごかった。最初からバク転できたもんね。

安井謙太郎(以下、安井):僕はこの世界に足を踏み入れたのが高校生の時だったんですよ。そこから色んな出会いがあって。それまでは普通に中学校3年間、めちゃめちゃバスケやって、学生生活を楽しんでいたので、皆とはちょっと違うのかも。

――なるほど。そこから、皆さんが歌やダンスに惹かれたきっかけは何だったのでしょう。

萩谷:僕は親戚から誕生日プレゼントに貰ったアーティストのDVDを見て、その人たちになりたいって。幼稚園のすべり台の上で積み木を持って熱唱してたんですよ。

安井:僕も小さい頃、『おかあさんといっしょ』の“うたのおにいさん”のコーナーがめちゃくちゃ好きだったみたい。そのコーナーで、扇子や傘を使って踊るのをビデオの順番通りに、傘とか扇子を用意して全部真似してたらしくて。だから、この仕事を始めたときに、親から「興味なくなったのかな、と思ってたけど、小さい頃の記憶が残ってるんだね」って言われたの。自分ではよく覚えてないんだけど。あと、おばあちゃんと長唄のコンサートに行ったときに、勝手にステージに上がって歌いだしたりとかしてたらしい。

長妻:僕は最初興味がなかったんだけど、中学校のときに仕事にあまり呼ばれなくなって。そうやってなくなったときに「あ、好きなのかもしれない」って気付きました。で、次に呼んでもらった時に「頑張らなきゃな」って。そこでマインドが変わりましたね。

諸星:僕は芸能界自体には全然興味なかったですね。歌やダンスは好きでしたけど。ずっと家でMISIAが流れていて、「ああ、いいな」ってずっと思ってました。実はもともと母が歌手を目指して、オーディションとか受けてたんだって。

一同:えー!

森田:僕は母親が音楽が好きで、ダンスを始めたのは小6ぐらい。マイケル・ジャクソンにはまって、1人で見よう見まねで振りとか覚え始めて好きになりました。でも姉がダンスをやっていたので、その影響はあります。

阿部:うちのおじいちゃんも昔舞台に出てたって。そう考えると、僕もスポーツっ子だったけど、舞台や歌、音楽が好きだから、元をたどると何か繋がってるのかな、と思います。僕は海外アーティストが好きだけど、きっかけはよく分かってない。トラヴィス・スコットとか、ある恩師からマイケル・ジャクソンを教えてもらって。その影響はすごくあります。

真田:僕はモテたいからかな(笑)。……あ、何でダンス始めたか思い出した。『めちゃイケ』(めちゃ×2イケてるッ!/フジテレビ系)の岡村隆史(ナインティナイン)さん。ブレイクダンスが主流だった頃に、岡村さんがゴリ(ガレッジセール)さんとかとダンスバトルをしていて、「俺に芸能界で勝てるやつ来い」って。それを見て僕、「やってやるよ」ってテレビに言って、それからブレイクダンス教室に通ったんです。それでスワイプスとか覚えてました。歌はもともと好きだった気がしますが、ダンスをやろうと思ったきっかけはそれですね。

■“HAPPY”を感じるのはメンバーといる時

ーー7ORDERを立ち上げたきっかけは何だったんでしょう?

安井:実は、ドラマみたいなものはあんまりなくて。単純に皆で会う機会が多かったんで、その中で話していくうちに、という感じです。だから最初はすごく練ったプランがあるわけではありませんでした。

森田:皆で楽しいことをやりたい、やりたいことをやって人生を謳歌したいな、と。それで皆を幸せにできたらいいよね、みたいな話をして。

ーーその話し合いの中で“HAPPYを皆で作りあげていく”というコンセプトも出てきたんですね。

萩谷:色々なことを話していても、最終的に行き着くのがそこだったんです。

安井:色々なものを削ぎ落としていったら、“幸せ”を感じられたらいいな、という結論になって。7人でいる時って、幸せを感じることが多いから、それを皆さんと共有できたらいい。きれいごとかもしれないけど、仕事をしていく上でネガがなるべく少ない活動ができるようなグループになれたらいいな、と思っています。

真田:あと、単純に皆エンターテインメントが好きなんですよ。

萩谷:好きなんだけど、皆やりたいことや好きなものがばらばらで。でも、お互いがお互いのファンで。グループとしても、本当にやりたいことがありすぎるんですよ。ジャンルレスに、いろんなものをやっていこう! と、最終的に落ち着いた感じです。

ーーそんな皆さんが“HAPPY”を感じる瞬間ってどんなときですか?

真田:ご飯食べてるとき。

長妻:ああ、同じこと言おうと思った、僕も今!

――取材前もご飯の話で盛り上がってましたもんね(笑)。

萩谷:ご飯とお風呂じゃない? それこそ「Sabaoflower」のリリースの話をしたのもお風呂の中だし。

安井:1年に1回、全員でお風呂に行く習慣があるんですよ。そこで皮がふやふやになるくらい、色んなことを話して。

長妻:基本的に僕、皆で会う日は、体調悪くても元気になりますもん。朝、ちょっと体調悪くて、仕事場に行ったらちょっと迷惑かけちゃうかも、というときでも、行く途中で治るんですよ。

ーーメンバーの顔を見ると元気になる、と。

安井:僕らはステージやパフォーマンスについても、めちゃめちゃ話し合うんですよね。それで、全員が「これだ!」ってなった瞬間はすごく楽しい。

萩谷:さっきの「ご飯! あ、僕も思ってた!」みたいな瞬間が、ステージを作っていくときにもあるんですよね。

安井:振り付けとかも、誰かが主導して作って、ちょっと行き詰って色んな意見が出て。そうしたらまた新しい意見が出てきて、「これだ!」ってなるときは、すごく楽しいですね。

真田:あと、意外と好きなのはステージに立つ前の独特の空気感。ファンミの前もそうだったよね。

萩谷:それこそ夏にやった初めての舞台の時とかね。

安井:ステージで横1(よこいち)になる瞬間も好き。登場とかでばしって決めるとことか。

――「Sabaoflower」のリリースについてはお風呂の中で話したということでしたが、パフォーマンスも皆さんで話し合って決められたんですか?

萩谷:せっかくキャッチーなところがあるから、客席と一体になれるような振りがあったらいいよね、という話が、一通りつくったあとで出てきたんだよね。

安井:「Sabaoflower」に限らずなんですけど、曲によって世界線を統一するのを大事にしていて。だから、ちょっとお芝居に近いのかもしれません。「Sabãoflower」は平和な感じで“夏休みの1泊伊豆の旅の帰り”みたいな、ちょっとはかないけど幸せ、というイメージです。MVの映像の色味やニュアンスもこだわりました。

真田:人間って、ふと笑ったり、眠そうにしたりする柔らかいシーンが一番魅力的に映るんじゃないのかな。その雰囲気を出せるようにしたい、というのは皆で共有していて。

安井:「Sabaoflower」は構成もあまり決めず、全員で世界線を共有して、あとはその中で自由に楽しんでやってもらうようにしています。

真田:この曲は、2コーラス目のBメロで始めて7人一緒に歌うんですよ。それまでソロパートですけど、そこで歌ったときに、皆が楽しそうになるのがすごく伝わる。もともと舞台の曲ですが、歌割りも、これは誰々っぽい、とか意見を出してます。

(後編へ続く)

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