Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

BOYSぴあSelection 第39回 立石俊樹

立石俊樹 Part1「後悔するのは嫌だから、夢に挑戦しようと決めた」

全2回

第1回

20/11/25(水)

見とれる、という言葉がこんなに似合う人はいないかもしれない。

そこにいるだけで空気が変わり、その美しさに思わず息が止まってしまう。立石俊樹さんは、そんな特別なオーラを身にまとっています。

ダンスボーカルグループ・IVVY(アイビー)のボーカルとして、俳優として、進化を続ける立石さん。BOYSぴあではそんな麗しき立石さんの魅力を2回にわたってたっぷりお届けします。


── 改めて間近で拝見して思うのですが、本当にお綺麗ですよね……。お父様似ですか? それともお母様似ですか?

パッと見はお母さん似だねと言われます。僕の分析だと、パーツの配置や肌質は母親似、目や鼻、唇の形は父親 に似ているのかなと。髪質はミックスという感じで。硬くて丈夫なのは母親似、癖っ毛なのは父親譲りです。

── 確かお姉さんがいらっしゃるんですよね。

そうです。7つ違いと5つ違いの姉がいて。めちゃくちゃ可愛がってもらいましたし、今も仲が良いです。

── ご家族は立石さんの舞台をご覧になるんですか?

地元が秋田なので、東北で公演があるときは来てくれますね。東京の方でしか公演がないときは、僕が飛行機代を出して招待したり。

── どんな感想を言ってくれるんですか?

僕が初めてミュージカル『テニスの王子様』に出たときは、あまり調子に乗るなよという愛情も込めて「もっと行ける」と叱咤激励してくれました。溺愛しすぎず、厳しすぎず、冷静な目線でいつも僕のことを見守ってくれているんです。

── 完璧そうに見える立石さんですが、弱点はありますか?

弱点は、笑い上戸なんです。この間もIVVYのラジオの収録でひとり謎のツボに入っちゃって……。僕が読まなきゃいけない原稿があったのに、何回やっても笑いが止まらなくなったことがありました。たぶん10分くらいずっとやり直しをしていたと思います(笑)。

── 長い!(笑)

一応、社会人経験もあるし、これ以上失敗したらダメだっていう限度はわかるんですよ。だから次こそは決めるんで!って本気でやろうとするんですけど、どうしても笑っちゃって。ツボに入ったら弱いなとつくづく実感しました(笑)。

── 自分の性格を自己分析すると、立石俊樹はどんな人ですか?

(考えて)……複雑?

── それはどういう意味で?

いろんな面があるんですよね。かと思えば単純なところもあるし。自分でも自分のことが不思議で、説明してと言われてもうまく説明できないんです。

ただ、根っこは純粋で素直で、ひとつのことしか見られないタイプなのかなと。それが、この仕事を始めてから、いろんなものを見てきたおかげで今は客観的に物事を見られるようになった気がします。

── この世界に入るとまたいろいろ変わっていきますよね。

そうですね。中でもいちばんの変化は、人を好きになったこと!

── 大事なことじゃないですか。

高校の頃とか深くまで関わる友達が少なくて。今でもそこまでいっぱいいるわけじゃないですけど、それでも昔よりはずっと人と仲良くなれるようになりました。

── 『テニミュ』の頃も最初は人間関係が難しかったとおっしゃっていましたよね?

そうですね。そこから作品を通して、お芝居でふれ合っていく中で変わったというか。

昔の僕って、第一印象とかちょっとした仕草で、この人のことは苦手だって決めつけてしまっていたところがあって。でも、世界の人口が70億と言われているこの時代にめぐり会えるなんて奇跡みたいな確率じゃないですか。そう考えたら、出会えた縁をもっと大切にしたいというか、もっと分け隔てなく接したいなと思うようになりました。

── それこそ最初は苦手かと思っていたけど、付き合ってみたら仲良くなれた人っていますか?

IVVYのメンバーはまさにそうで。もう今ではみんななくてはならない存在です。

こうやってひとりで取材を受けてみるとわかるんですけど、僕ってグループにいるときとひとりのときじゃキャラが違うんですよ。ひとりだとしっかりしなくちゃって思うんですけど、グループでいるときは完全に末っ子キャラ。それは僕自身の兄弟構成によるところもあると思うんですけど。もって生まれた性格が自然に出てくるというか。グループにいるときは大事なことは周りに任せて、僕はのびのびやらせてもらっている感じです。

── 立石さんと言えば、元消防士というキャリアでも有名です。消防士時代の経験が今の仕事に活きていると感じることはありますか?

厳しい訓練の中で身につけた不屈の精神ですね。採用試験に合格したあとは、半年間、消防学校で訓練を受けるんですけど、その間は寮生活なんです。1部屋8人で、24時間ずっと集団行動。僕はそれまで共学だったし、女きょうだいに囲まれて育ったので、男社会に慣れてなくて、まずそれが衝撃的でした。

実技もハードで、真夏の暑い中、防火衣を着て重いハシゴを担いだり空気ボンベを背負って走ったり。消防士はどんなに苦しくても、人の命を助けることが任務。だから決して止まらず走り続けなきゃいけない。そうやって厳しい訓練にぶつかっていくうちに、不屈のメンタルが出来上がっていきました。

── 訓練中、辞めたくなったことはありますか?

迷いながらやっていましたね。キツすぎてあきらめそうになったときもあれば、すごくのめり込んでやれた時期もあったし。もともとの性格が、人からしつこいよって言われるぐらい粘り強くて。負けても負けても勝つまでやるという精神のおかげで、なんとか耐え抜くことができたという感じです。

── 一方でずっと音楽に対する夢があったんですよね。小さい頃から音楽は好きだったんですか?

好きでした。物心ついたときから車に乗ったら親がCDを流していて。よく聴いていたのは、GLAYさんとか桑田佳祐さんとかスピッツさん。音楽がいつも身近にあったんで、自然と僕も口ずさむようになっていました。

それこそまだ子どもの頃に親とカラオケに行って、『仮面ライダー』の主題歌を歌ったら、帰り道に親から「うまかったね」って褒められたんです。それが子ども心にうれしくて、歌うのがより好きになりました。

── ご家族の影響が強かったんですね。自分から自覚的に好きになったバンドはありますか?

ロードオブメジャーさんですね。物心ついたときから野球が好きで、よく家の中でバットを振ったり、休日になったらお父さんやおじいちゃんとキャッチボールをしたり、バッティングセンターに行ったりしていたんですけど。ちょうどその頃、『メジャー』という野球アニメがやっていて。そのテーマソングがロードオブメジャーさんだったんです。

もう野球少年だった僕にはドンピシャで。結構キーが高いんですけど、友達の中で唯一僕だけが原キーで歌えて。それがちょっとうれしかったのを覚えています。

── でも、将来歌手になろうとは思えなかった?

高校生の頃はEXILEさんが好きで、自分も音楽の仕事ができたらなという淡い思いはありましたけど、秋田にいると芸能界がどうしても遠くて。どうやって歌手になれるのかもわからないし、半分憧れ、半分あきらめという感じで。ちゃんと高校を卒業して、大学に行って、就職するぐらいのルートしか頭になかったですね。

── そんな立石さんが消防士の仕事を辞めて、芸能界に挑戦しようと思ったのは何がきっかけだったのでしょうか?

やりたいことはありながら、現実的に無理だろうとあきらめて、挑戦もしないまま消防士の仕事をしていたので、ずっと夢半ばというか、捨てきれない想いはありました。しかも音楽って日常の中で自然と耳に入るものだから。ふと何かの曲を聴いたときに、やり残したことがあるという後悔や未練が浮かんでくるんです。

そんなとき、ふと自分がおじいちゃんになったときのことを想像して。後悔を抱えたままは絶対に嫌だなと思ったんです。それが、本気で挑戦しようと決めたきっかけですね。最初に親に相談したときは、「もうちょっとよく考えてみたら」と言われて。その言葉通り一回時間を置いてみたんですけど、やってみたいという気持ちはどうしても抑えきれなくて。それでもう一度親に「歌手になりたい」って話をして。そこからはずっと僕のことを応援してくれています。

── そういう何か道に迷ったとき、友達に相談したりしますか?

信頼できる親友には話します。そのときも、めちゃくちゃ仲の良い消防士仲間がいて。その子には一緒にカラオケに行ったときとかに、「歌手になりたいんだ」って話はしていました。そしたら、その子はいいじゃんって応援してくれて。今でも連絡をとる、大事な友達のひとりです。

── 立石さんにもそんなふうに夢に迷った時期があったんですね。モヤモヤしていた当時、よく聴いていた曲はありますか?

絢香さんの歌は消防士の仕事をしているときも、辞めたあとも、よく聴いていました。『みんな空の下』とか『手をつなごう』とか『Jewelry day』とか、聴いているとなんだか胸に響いてくるんですよね。絢香さんの歌声に勇気をもらったり、何度も気持ちを奮い立たせてもらいました。

PART2は近日公開予定!立石さんの芸能活動の原点や音楽活動についても探っていきます。お楽しみに!

撮影・デザイン/高橋那月、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、
スタイリング/添田和宏、衣装協力/カーディガン¥45,000/マイナス(アドナスト TEL:03-5456-5821)
Tシャツ¥7,500/マニュアル アルファベット(エムケースクエア TEL:06-6534-1177)
パンツ¥23,800/ブラスバンド(リアルスタイル TEL:0745-43-6355)
シューズ¥55,000/ローリング ダブ トリオ(ザ ブーツ ショップ TEL:03-3843-0833)
メガネ¥38,000/恒眸作 × ポーカーフェイス(ポーカーフェイス池袋店 TEL:03-5391-8571)
バングル¥16,500/ナラティブ・プラトゥーン(ロジェ TEL042-316-3525)
※すべて税抜価格

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む