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池田エライザ初監督作「夏、至るころ」上海国際映画祭に出品、喜びのコメント

ナタリー

20/7/22(水) 13:00

「夏、至るころ」メイキング写真。左から池田エライザ、倉悠貴。

池田エライザの初監督作「夏、至るころ」が、第23回上海国際映画祭のインターナショナル・パノラマ部門に出品される。

福岡県田川市を舞台とした本作は、緑あふれる故郷で友情を育んできた高校生の翔と泰我が、夏祭りを前に人生と向き合い1歩を踏み出そうとする物語。翔を倉悠貴、泰我を石内呂依、不思議な少女・都をさいとうなりが演じ、安部賢一、杉野希妃、大塚まさじ、高良健吾、リリー・フランキー、原日出子もキャストに名を連ねている。「ぼくは麻理のなか」「青と僕」の下田悠子が脚本を担当した。

映画祭への出品にあたり、池田は「夢を抱けない人、夢を抱く人、本当の夢に向き合えない人、すでに夢破れた人。さまざまな情報が行き交うこの世の中で、夢を抱くということはとても難しい。その想いを胸に、スタッフ一同、誠心誠意向き合い続けた作品が日本を飛び出してさまざまな方々に観ていただけるということが心から嬉しいです」とコメント。また同映画祭のプログラム・アドバイザーである徐昊辰は「デビュー作とは思えないほど、少年たちの感情が繊細に描かれている。そして彼らの自由に生きる姿は、このコロナ禍のなか、改めていろいろと考えさせられる」と評している。

第23回上海国際映画祭は7月25日から8月2日まで開催。新型コロナウイルスの世界的感染拡大後、中国で最初に実施されるメジャーな国際映画祭となる。国際ゲストは渡航できないため、池田は観客に向けてビデオメッセージを送る予定だ。

「夏、至るころ」は2020年に日本で公開される予定。

池田エライザ コメント

夢を抱けない人、夢を抱く人、本当の夢に向き合えない人、すでに夢破れた人。さまざまな情報が行き交うこの世の中で、夢を抱くということはとても難しい。その想いを胸に、スタッフ一同、誠心誠意向き合い続けた作品が日本を飛び出してさまざまな方々に観ていただけるということが心から嬉しいです。蝉の声に、太鼓の音に、彼、彼女らの声に、どうか全身を委ねて、穏やかな気持ちで観ていただければ幸いです。

徐昊辰(上海国際映画祭 プログラム・アドバイザー)コメント

「夏、至るころ」はデビュー作とは思えないほど、少年たちの感情が繊細に描かれている。
そして彼らの自由に生きる姿は、このコロナ禍のなか、改めていろいろと考えさせられる。
美しい日本の原風景の中で、太鼓を打つときの笑顔、プールの青い光、青春の汗、涼しい風……見事な夏映画が誕生! 中国でもぜひ公開してほしい!

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