フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて
20/1/9(木)
(C)FISHERMAN FILMS LIMITED 2019
現役の漁師が結成した舟歌バンド“フィッシャーマンズ・フレンズ”をモデルにして、イギリス南西部の小さな港町、ポート・アイザックを舞台に嘘のようなサクセスストーリーがいくつかの人生と交錯して描かれた『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』は、何の派手さもないが、本当に心から楽しめる映画だ。
本国イギリスでは昨年3月15日に公開されて大ヒット、10億円を稼ぎ出して異例のロングラン・ヒットになり、海のうねりを思わせる腹の底から響くアカペラに加え、アコーディオンやギターの伴奏を入れたりと、進化し続けているフィッシャーマンズ・フレンズは夏のフェスを荒らした後、9月から今年の3月まで単独全英ツアー―を続けているが、音楽にも人生にもギミックなんて必要ないんじゃないかと考えさせられ、ほっこりとした気分になれる。
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