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オスロ合意題材にした「Oslo」上村聡史演出で日本初演、主演は坂本昌行

ナタリー

20/11/14(土) 4:00

左から坂本昌行、安蘭けい、福士誠治、河合郁人のビジュアル。

坂本昌行(V6)が主演する舞台「Oslo(オスロ)」が、来年2月6日から23日まで東京・新国立劇場 中劇場で上演される。

史実をもとに、J・T・ロジャースが執筆した「Oslo」は、オスロ合意の成立に関わった男性と、彼の熱意に突き動かされた人々の5カ月間を描いた人間ドラマ。トニー賞演劇作品賞をはじめ数々の賞を獲得し、アメリカ・ニューヨーク、イギリス・ロンドンで上演されてきた。

今回の日本初演版では上村聡史が演出を担当。ノルウェーの社会学者テリエ・ラーシェン役を坂本、彼の妻で外交官のモナ・ユール役を安蘭けい、モナの上司であるノルウェー外務副大臣ヤン・エゲラン役を河合郁人(A.B.C-Z)、外務省事務局長ウリ・サヴィール役を福士誠治が演じる。4人に加え、横田栄司、石田圭祐、那須佐代子、石橋徹郎、佐川和正、チョウ・ヨンホ、駒井健介、吉野実紗、相島一之、益岡徹がキャスティングされた。

演出の上村は「決して大国とは言えないノルウェーの中立の立場で、信念を貫く社会学者テリエ・ラーシェンを演じる坂本昌行さんの力強い眼差しとおおらかなリーダーシップ、その妻で国際社会に切り込んでいくモナ・ユールを演じる安蘭けいさんの勇姿ある佇まい、合意という困難な壁に挑む登場人物たちを、14名の頼もしいキャストの魅力を活かして、今に再生したいと思います」とキャスト陣に信頼を寄せ、主演の坂本は「舞台上で生きる、生でストーリーが展開していくというのは、唯一無二の機会だと思います。その喜びを感じながら、この作品のストーリーをお客さんにお届けできたらと思います」と思いを語った。

なお本作は2月から3月にかけて宮城、兵庫、福岡、愛知でも上演される。

上村聡史コメント

今から約30年前の中東といえば、緑の閃光蠢く湾岸戦争の空爆映像が強烈だったことを記憶しています。その強烈なイメージに隠れてしまったのか、現代史的にも奇跡的な出来事であった93年の「オスロ合意」の記憶は、おぼろげです。この歴史を題材にした本作は、人間性の豊かさや対話の奥行といった硬軟併せ持つ色彩で綴られます。決して大国とは言えないノルウェーの中立の立場で、信念を貫く社会学者テリエ・ラーシェンを演じる坂本昌行さんの力強い眼差しとおおらかなリーダーシップ、その妻で国際社会に切り込んでいくモナ・ユールを演じる安蘭けいさんの勇姿ある佇まい、合意という困難な壁に挑む登場人物たちを、14名の頼もしいキャストの魅力を活かして、今に再生したいと思います。この座組みなら、こんな時代だからこそ、絶望に差し込む光を身近なものとして、忘却されてはならない真実として、お見せすることができるでしょう。

坂本昌行コメント

ちょうど僕がニューヨークに行っていたときに上演されていたのがこの「Oslo(オスロ)」で、とても話題になっていたのを覚えています。

題材になっているオスロ合意に関してはニュースでしか知らなかったので、色々と調べていくうちに、様々な背景がある作品にお声がけいただいたんだなと改めて認識しました。当時の新聞記事に「忍耐と信頼」とありました。僕らも良く使う言葉だけれど、実際に経験された方から出る、重みを感じます。人が動くことで国をも動かす大きな話ですが、その人物の根底にある、軸にあるものを表現できたらと思います。

河合くんとは、作品で共演するのは今回が初めてです。同じステージに立ったら、当たり前のことですが、先輩後輩は関係なく、一役者として向き合いたいので、自由にやって欲しいですね。

舞台上で生きる、生でストーリーが展開していくというのは、唯一無二の機会だと思います。その喜びを感じながら、この作品のストーリーをお客さんにお届けできたらと思います。

安蘭けいコメント

このような作品に呼んでいただき大変嬉しく思っています。この作品の世界観を表現できるよう、よりわかりやすく伝えられるよう、世界の情勢も学びながら、稽古場で話し合いを重ねて作っていきたいです。遠く離れた国に起こった実話で、なかなか馴染みのない話かもしれませんが、坂本昌行さん演じるテリエと私の演じるモナという夫婦の、ふたりで世界を変えようと一歩踏み出した“信念”の物語でもあります。国や世界という大きな話ではなくとも、自分ではなく人のために、という想いはきっと皆さん持っていらっしゃると思います。ぜひ劇場で、同じ時間を共有しながら、彼らの熱い想いを一緒に感じてください。

福士誠治コメント

歴史的にこういうことがあったと演劇を通して知っていただけることや、立場の違う人たちが色々な感情をむき出しにしながら良き答えを導き出そうと繰り広げる討論、会話劇はとても魅力的で、刺激的な舞台になると思います。難しく考えずに、劇場に足を運んでいただけると嬉しいです。キャストの皆さんとの関係性、人間性の化学反応も楽しんでいきたいです。

舞台が出来なかった期間を経て、演劇をライブでお客様に届けるという行為が、とても贅沢な時間だと改めて知りました。来ていただくからには、非現実の世界を味わって楽しんでいただきたいと思います。僕もあまりプレッシャーに感じず、キャスト・スタッフとともに楽しんで、挑んでいきたいです。

河合郁人コメント

台本を読み進めていく中で、セリフの量はもちろん、長セリフが数多ある事に驚きました。しかも二役。二役とも交渉を行っていくという責任感のある役ですが、実際の生活では経験したことが少なく、使う事の少ない言葉も出てきますが、僕の役どころ、キャラクターを考えると、明るく出来るのかな、と想像しています。あまり硬くなりすぎずに、決めるところは決める、というのを出せたらいいなと思います。

また、坂本さんという舞台界において一流の先輩とご一緒できるのも心強いです。これまでミュージカルや舞台で沢山経験されたお話を聞かせて頂き、近くで勉強したいと思います。今年に関してですが、生で演じる舞台でお客様がいらっしゃると嬉しい、楽しいというよりも、観劇しに来て下さると“安心する”と今年の舞台では感じられました。観に来られる方にも、安心して楽しんで頂ける様に努められればと思います。

舞台「Oslo(オスロ)」

2021年2月6日(土)~23日(火・祝)
東京都 新国立劇場 中劇場

2021年2月27日(土)・28日(日)
宮城県 東京エレクトロンホール宮城

2021年3月3日(水)~7日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

2021年3月13日(土)・14日(日)
福岡県 久留米シティプラザ ザ・グランドホール

2021年3月20日(土・祝)・21日(日)
愛知県 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール

作:J・T・ロジャース
翻訳:小田島恒志、小田島則子
演出:上村聡史
出演:坂本昌行、安蘭けい、福士誠治、河合郁人 / 横田栄司、石田圭祐、那須佐代子、石橋徹郎、佐川和正、チョウ・ヨンホ、駒井健介、吉野実紗 / 相島一之、益岡徹

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