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『都会のトム&ソーヤ』で初主演 城桧吏、14歳「今までにやったことがない役にも挑戦してみたい」

ぴあ

城桧吏 撮影:鬼澤礼門

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カメラの前に立つとスッと表情が変わる。
中学生とは思えない大人びた視線にドキリとしてしまうが、言葉を選びながら、丁寧に自分の中で考えをまとめながら答えを導きだしていく姿は今回演じた映画『都会のトム&ソーヤ』の内藤内人役と重なるところがあるのかもしれない。

『万引き家族』の柴田祥太役、昨年公開された『約束のネバーランド』ではメインキャストであるレイ役を務めた城桧吏が7月30日に公開となる映画『都会のトム&ソーヤ』では主演の内藤内人役を演じる。街中を舞台としたリアルRPG「エリアZ」で相棒の創也と共に、街を救うために奮闘する謎解き青春アドベンチャーでどのような姿を見せたのか――。

着実にその演技力を磨き、輝きを増している彼に、映画のこと、そして自身のこれからについて語ってもらった。

観てくださった方に「早く逃げて!」と同じ気持ちになってもらいたかった

――まずは、映画の主演が決まったときの率直なお気持ちを教えてください。

緊張やプレッシャーもありましたが、その反面、楽しいというか……嬉しい気持ちがありました。

――原作は同名の児童文学ですが、作品は読んだことはあったんですか?

はい。小学生のときに図書室に置いてあったので。表紙の絵がかわいかったので読み始めたのがきっかけです。

――原作を知っている上で、脚本を読まれたということになるかと思うんですが、最初の印象はいかがでしたか?

撮影が楽しみで、すごくワクワクしました。ここのシーンだったら、どんな場所で撮るんだろう、このシーンはどんなふうに撮るんだろう、とかいろいろ考えて。本当にあっという間に読み終わっちゃいました。

――演じてみて印象的だったシーンはありますか?

走るシーンが多かったので、大変なこともあったのですが、楽しかったですね。あと、太陽をバックにしたシーンが自分的にはすごく好きです。

――本当に、たくさん走ってらっしゃいましたよね。

はい(笑)撮影期間は1ヶ月半ほどだったんですが、最後のほうはずーっと走っていました。

――追われているシーンがすごく臨場感があったんですが、自分の中ではどのように気持ちを作っていらっしゃいましたか?

うーん……観てくださっている方たちに「がんばって逃げて!」って思ってもらえればな、というのは思っていましたね。自分も、映画などで逃げるシーンを見たときは「もっと早く走れ!」「逃げろ!」と思っていたので、同じような気持ちを持っていただければな、と。

――確かに、逃げているシーンは手に汗握りました!今回、共演に同年代の方が多かったと思うんですけど、現場はいかがでしたか?

明るい現場でしたね。よく撮影の休憩時間に人狼ゲームなどをしていたんですが、そこでコミュニケーションをとったことで、キャラクター同士の関係性が作れたのかな、と思います。

市原隼人さんと本田翼さんにいたずらされました(笑)

――相棒役とも言える創也役の酒井大地さんとはいかがでしたか?

最初はおとなしい人なのかな、と思っていたんですが、実際に話したら明るくて、性格も似ているところがあって。好きな飲み物が一緒だったり、たまたまとった動きが一緒だったりとか。共通点が多くて、一緒にいて本当に楽しかったです。

現場ではみんな最初から最後までずっと仲が良かったと思います。長い期間一緒にいたので、終わったときは寂しかったですね。

――今回、同じ事務所の先輩方も多くいらっしゃったと思うんですけど、アドバイスなどはもらいましたか?

あまりお芝居についてのお話はしなかったような気がします。「普段は何してるの?」とかそういう話をすることが多かったです。あとは、ぼくが椅子に座ってそのまま眠っちゃったことがあって。そのときに市原隼人さんと本田翼さんにイタズラされたみたいで……。

――イタズラ?

起きたら、目の前にメイクさんと(酒井)大地と、市原隼人さん、本田翼さんが写真見ながら笑ってたんです。で、その写真を見せてもらったら、寝ているぼくの鼻の穴に指を入れようとしているところが撮られていて。

――城さんは全く気がつかなかったんですか?

寝てたっていう自覚もなかったっていうか。起きたら目の前にたくさんの人がいて、本当にびっくりしました。

憧れは窪田正孝さん!いつかお会いしたいです

――今回、中学生のお話ということで、城さんのプライベートなことも少しお聞きしたいんですが、学校で流行っていることとか、友達とハマっていることとかありますか?

流行ってるものは……みんなそれぞれって感じですね。でも、よく絵を描いていますね。

――絵を描くの、お好きなんですか?

好きですけど……下手なんですよ。絵心がなさすぎて、逆に僕が描いた絵を見せて「この絵はなんでしょう?」ってクイズを出して笑っている、みたいな。

――逆に芸術性が高いっていうことかもしれないですね。

そうなんですかね(笑)

――ぴあがエンタメ総合サイトということで、ご自身がお好きな作品についてお聞きしたいです。

好きな映画で言うと……「GANTZ」ですね。近未来感があったり、あとアクションもすごい。体を動かすのが好きでアクションものも観るのが好きなんです。最初に観たときは怖かったんですけど、改めて観てみると、やっぱりおもしろいな、って。

――体を動かすのが好き、ということは部活ってやっていらっしゃったり?

部活はやっていないです。最近、授業でバレーボールをやっていて、得意ではないですけど、それが楽しいです。

――走り方がすごくキレイだったので、もしかしたら陸上部なのかと。

最近、運動会があったんですけど、みんなから言われました。「走り方がきれい」って。自分ではあまり意識していないんですけど(笑)

――今後、またそういう走る役が来るかもしれないですね。今後、こういう挑戦してみたい作品はありますか?

アクション系はやってみたいです。あと……そうですね、怖い役とか、シリアスな役とか。今までやっていない役なので。

――ちなみに、憧れている俳優さんはいらっしゃいますか?

窪田正孝さんです。

――同じ事務所ですよね。お会いしたことはあるんですか?

まだないんです。この前、スタジオに行ったときに下の階で窪田さんが声撮りしてるって聴いて。ソワソワしちゃったんですけど、途中でスタジオを抜けるわけにもいかなかったので、会えなかったです(笑)

――それでは最後に、映画『都会のトム&ソーヤ』について一言お願いいたします。

内人と創也の凸凹コンビがお互いに足りない部分を支え合いながら、いろんな謎に挑戦していくところをぜひ注目してもらえると。謎解き感覚で楽しんでいただけたら嬉しいです。

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撮影/鬼澤礼門、取材・文/ふくだりょうこ

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