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ポルノグラフィティ岡野昭仁「非常にチャレンジング」な初配信ソロライブでKing Gnu、藤井風らカバー

ナタリー

21/4/12(月) 10:20

岡野昭仁

岡野昭仁(ポルノグラフィティ)が昨日4月11日に初の配信ソロライブ「配信LIVE2021『DISPATCHERS』」を開催した。

このライブは岡野が自身の歌や声と向き合い、コロナ禍の世に自分なりの形で一筋の光を導き出せたらとスタートした「歌を抱えて、歩いていく」プロジェクトの一環として開催。ポルノグラフィティの楽曲や自身のソロ曲、さらにさまざまなアーティストのカバー曲などを全16曲にわたって披露し、その圧倒的な歌唱力で自身の新たな一面を披露し全国のファンを楽しませた。

開演時刻を迎えて最初に映し出されたのは、配信映像のカメラのスイッチを入れる岡野の姿。岡野による配信番組「DISPATCHERS」でおなじみのプライベートスタジオの内部が映り、デスク上のパソコンに映像がフィーチャーされたあと、画面は今回のライブ会場である東京・東京キネマ倶楽部へと切り替わった。1曲目に披露されたのは「ROLL」。ループマシンを使って重ねたアコースティックギターの音色に乗せ、岡野はまっすぐな歌声をファンに届けた。

最初の曲を歌い終えた岡野は「今回のライブは非常にチャレンジングで、自分としても成果を得られるんじゃないかと。コロナ禍ですが、今日のライブを観て大いに楽しんでもらえたらうれしいです」と視聴者に語りかけ、「Zombies are standing out」を赤と緑のライトに照らされながらアコギの弾き語りで披露。緩急を付けたパフォーマンスを通じ、楽曲の世界を新たな形で届けた。さらに「『楽しんでもらえれば』と言っておいて明るい曲ではなくゾンビに行ってしまいました(笑)。次もまたダークサイドな曲に行ってしまうんですが……ひさしくライブでもやってないかな」と続く楽曲「愛なき…」を紹介。リリースから20年を経た進化を感じさせる歌声で魅了した。

ここで岡野は「お知らせしていた通り、歌で日本の音楽史をたどっていきたいと思います」とこのあとの展開に触れ、サポートメンバーのtasuku(G)を紹介。次の曲について「『DISPATCHERS』初期の頃にこの方の『オールナイトニッポン』に乱入して、そこからこの番組が盛り上がったので“カバー返し”で恩返ししたいんですが、弾き語りではなかなかできない。だってボーカル2人おるんやもん(笑)」と笑いを交えつつ語った。その後に披露されたのはKing Gnuの「白日」。彼らへのリスペクトを込めながら、岡野らしい力強いボーカルを響かせる姿に、チャット欄には感嘆のコメントが殺到し、King Gnuの井口理本人もTwitterで「岡野さん、うっま…」とリアクションし、双方のファンを沸かせた。

その後は「若い方に刺激を受けて勉強になっています」という言葉に続いて藤井風の「優しさ」、そして過去に「オールナイトニッポン」でも披露した山崎まさよしの「One more time,One more chance」をパフォーマンス。熱さと切なさを併せ持つ歌声で視聴者を惹き付けた。ここで画面はキネマ倶楽部から満開の桜を捉えた屋外に切り替わる。窮屈な状況の中で観てくれる人たちが少しでも明るい気持ちになればと自ら屋外ロケを企画した岡野は、桜の下で、スピッツの「空も飛べるはず」を披露。歌声のバックには小鳥のさえずりも混じり、春らしい癒やしのひとときとなった。さらに場所を変え、木立の中で岡野が歌ったのはポルノグラフィティの「Aokage」。この曲をリリースした当時と現在の心境を「(当時は)ちょっとおしゃれに作りすぎた気もしたけど、故郷の因島は素敵なところだったんだなという思い出になって、この曲がより沁みてくるようになった」と明かした。

続いては上京当時の思い出の場所でもあるという渋谷の夜景をバックに、浜田省吾と水谷公生、春嵐によるユニット・Fairlifeに岡野がゲストとして参加した「旅せよ若人」が披露された。岡野は「新生活が始まる4月ですので、チャレンジする人へのエールになるように」と語り、力強い歌声を通じてそのメッセージを表現した。その後、自身のボーカリストとしての目標ともなったと明かす安全地帯の「ワインレッドの心」を哀切たっぷりに歌い上げたあと、画面は再びキネマ倶楽部に戻り、ヨルシカの「だから僕は音楽を辞めた」が披露される。躍動感のあるリズムに合わせ、岡野のキレのあるボーカルが響いた。

さらに女性ボーカルの楽曲が続き、華麗な巻き舌も交えた椎名林檎の「丸の内サディスティック」、伸びやかな声が印象的な松原みきの「真夜中のドア~Stay With Me」が披露される。そしてスタッフやTwitter経由でのリクエストが多かったという、DREAMS COME TRUEの「未来予想図II」へと続ける。「素晴らしいアレンジとメロディ、歌詞、超絶的なボーカルがすべて重なった奇跡のような曲」と評したこの曲を、岡野はクリアな声で朗々と歌い上げた。

「未来予想図II」のあと、岡野は無観客のキネマ倶楽部のフロア中央に立ち、昨年始動した辻村有記とのコラボプロジェクトによる新曲が完成したことを明かした。ここで初披露された新曲「Shaft of Light」は、独特の浮遊感に満ちたエレクトロチューン。岡野は自身の新境地を開いたこの曲について「完成したときは自分たち自身にも光が見えてきた」「長く愛していただける曲になれば」と語った。

最後の曲に入る前、岡野は今回のライブへの取り組みを「やったことをポルノグラフィティに還元したいと思うので、楽しみにしてほしい」と話し、メンバーの新藤晴一(G)やスタッフ、そしてこのライブの視聴者への感謝を述べた。ラストはまばゆい光に照らされながら「歌を抱えて、歩いていく」プロジェクトの第1弾を飾った「光あれ」を熱唱。岡野の「また会う日まで。ありがとうございました」という挨拶のあと、エンドロールでは澤野弘之、辻村有記、n-buna(ヨルシカ)、スガシカオといった縁のあるアーティストが配信ライブを見届けたカットが挿入され、今後の同プロジェクトの行方にも視聴者に期待を抱かせた。ラストは「人生を旅するすべての人へ 光あれ」というメッセージが映し出された。

今回の配信ライブのアーカイブ映像は4月14日まで配信中。またライブで初披露された新曲「Shaft of Light」も本日4月12日から配信されている。

「岡野昭仁 配信LIVE2021『DISPATCHERS』」2021年4月11日 セットリスト

01. ROLL
02. Zombies are standing out
03. 愛なき…
04. 白日
05. 優しさ
06. One more time,One more chance
07. 空も飛べるはず
08. Aokage
09. 旅せよ若人
10. ワインレッドの心
11. だから僕は音楽を辞めた
12. 丸の内サディスティック
13. 真夜中のドア~Stay With Me
14. 未来予想図II
15. Shaft of Light
16. 光あれ

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