Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

ふぉ〜ゆ〜は世界一の『SHOW BOY』? 主演舞台東京公演が開幕

ぴあ

『SHOW BOY』囲み取材より、左から越岡裕貴、福田悠太、辰巳雄大、松崎祐介(以上、ふぉ〜ゆ〜)、中川翔子 撮影:五月女菜穂

続きを読む

ふぉ〜ゆ〜が主演を務める舞台『SHOW BOY』が2021年7月1日(木)、東京・日比谷 シアタークリエ で開幕した。

2019年7月に初演された本作の舞台は、東京湾に浮かぶ大型カジノ豪華客船。その客船の目玉であるキャバレーでのショー開演1時間前、メインの歌い手が出演できなくなる事態が発生。代役を探すため、各々が奔走する中、4人の男たちの宝石のような4つの物語が浮かび上がってーー。

基本的にはオムニバス形式のストーリーだが、それぞれの物語が交差するポイントが複数ある。時々「その前に〜♪」と時間を戻しつつ、謎解きのようにつながりが見えてゆき、最後にはゴージャスなショータイムへと見事に収れんしていく。

とにかく、ふぉ〜ゆ〜のメンバーが大活躍する。かつては実力あるダンサーだったが、今はスターを支える「裏方」役の福田悠太、失敗ばかりの「マジシャンの見習い」役の辰巳雄大、全財産を失った「ギャンブラー」役の越岡裕貴、取引中に騒動に巻き込まれる「中国人マフィア」役の松崎祐介。それぞれのメンバーがダンスに、ピアノに、マジシャンに、中国語に(!)と本格的なパフォーマンスにより磨きをかけ、タイトル通り「SHOW BOY」として舞台を引っ張っていった。

初日を前に行われた取材会でも、越岡が「それぞれがそれぞれの道で活躍してきたんだなというのが見えます。自分の持ち味を発揮できるようになって。だから4人そろった『SHOW BOY』は最強です」と話したほか、辰巳が「大変な時期でもたくさん舞台をやらせていただけて、グループとして日本一ステージに立っていると自負しています」と語るなど、自信を覗かせる。

確かに振り返れば、このコロナ禍でも、ふぉ〜ゆ〜のメンバーは舞台に立ち続けている。今年に入ってからの出演作は、越岡は本作で4本目、福田は3本目、辰巳は4本目、松崎は4本目。世界中の劇場が閉鎖されている現状を鑑みれば、福田が話していたように「世界一のSHOW BOY」なのかもしれない。松崎は「『SHOW BOY』という豪華客船が出向します。前回乗り遅れてしまった人も、再出航しますので、ぜひ劇場へ!」と呼びかけていた。

今回が初めての参加となった、キャバレーの「支配人」役を務める中川翔子。ジャニーズの先輩である風間俊介から「ふぉ〜ゆ〜は素晴らしい。人間ができている」と聞かされていたそうで、実際に稽古を通じて、「本当にその通り!大人の落ち着きのあるナイスガイたちです」と語る。そして、「本当に明るくて眩しくてキラキラしていて、だけどなぜかちょっと泣けてしまう、そんな切なさもはらんだ作品。生きることが楽しくなる、素晴らしい作品だと思うので、幸せと笑顔を持ち帰っていただきたい」とコメントしていた。

その他の出演は、高田翔、高嶋菜七、辰巳智秋、桐島十和子、瀬下尚人ら。上演時間は2時間20分(休憩なし)。東京公演は27日まで。大阪公演は7月30日(金)〜8月1日(日)新歌舞伎座。愛知公演は8月7日(土)、名古屋市公会堂。

取材・文・撮影:五月女菜穂

アプリで読む